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創造的破壊ラジオvol5 クリスマスソングをラジオで聴くと10倍良く聴こえる理由とは?(前編)
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創造的破壊ラジオvol5 クリスマスソングをラジオで聴くと10倍良く聴こえる理由とは?(前編)

2013-12-20 18:00
    Filed under: 国内, 暮らし・車, カルチャー, 音楽, トピックス, 連載

    この季節、街のあちこちで流れてくるクリスマスソング。山下達郎にユーミン、マライア・キャリー、ワム...ベタな曲はiPodでわざわざ聴かないよ!って人もBGMとして耳に入ってくると、好むと好まざるとに関わらず「嗚呼、クリスマス」という気分が半強制的に盛り上がってくるものである。この感覚は一体どういう理屈なのだろうか? ラジオ的視点から考えてみる。


    今の音楽の聴き方はiTunes等で自分の好きな曲を選んで、掘って、プレイリスト作って、その曲だけを繰り返して...という楽しみ方がすっかり定着している。それはそれで結構だと思うが、その一方で、音楽の聴き方として「自分で選んでいない曲が自然と耳に入ってくる」ということは実はとても重要なのである。

    たとえば「お化け屋敷」を自分で作ってそれに自分で入ってもそんなに怖くないだろう。そこには予定調和はあっても偶発的な出会いがない。人に怖がらせてもらってこそ、意外性もあり驚きもある。

    音楽でいえば、自分では絶対に聴き直すはずがなかった曲が、ふいにラジオから流れてきて、思い出すはずがなかったメモリーの引き出しを開けられてしまう。「そういえば、この曲を聴いてた時こんなことをしてたな...」などと、ふいに過去の甘い恋、辛い別れ、いろんな思い出が沸いてきた経験はないだろうか?
    もしくは、「何の曲だか知らないけれど妙に耳に残ってて、曲名が知りたくなった」という経験はないだろうか?

    それが「他人が選曲する妙」であり、「ラジオで音楽を聴く妙」である。

    (橋本吉史)

    【参照リンク】
    ・「ザ・トップ5」公式サイト
    http://www.tbsradio.jp/top954/
    ・radiko.jp
    http://radiko.jp/

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