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4月から新社会人として社会に飛び出た若人たち。ゴールデンウィークが終わったと同時に新人研修も終わったという人、まだまだ研修真っ最中という人、色々だろうが、最近の新人研修には面白いものがあるようだ。


これまでの研修といえば、机の前に座り一方的に講義を聞く"受け身型"が多かったが、最近は自ら体験する"体験型"が人気らしい。

3月16日に放送されたNHKの情報番組「サキどり」でも、この「増える"体験型"研修」について取り上げていた模様。
株式会社いっぽ一歩堂が主催する、四国88か所の札所を巡礼する「お遍路研修」は、険しい山道を歩く中で「人間力」を磨く効果があると言われ、全国で100社以上の企業が研修に取り入れる程の人気だそう。また、チームワーク力をアップさせる歌とダンスの研修( NPO法人じぶん未来クラブ主催)や、普段と勝手が違う暗闇の中で行動することで、それまでの固定観念をリセットする暗闇研修(ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン主催)などが番組内で紹介されていた。

さらに、こんな面白いものもある。

日本最大中古カー&バイク用品店「アップガレージ」では、社長肝入りの漫才研修が恒例に。お笑い専門学校ワタナベコメディスクールの講師を招き、真剣に笑いのメカニズムを学ぶこの研修は今年も4月22日に行われ、ドリエンのてるみん、あやちゅん、妹ドリのかなちゃそ、かにーが参加していると、ドリエン公式ツイッターでもツイートされていた。

ロッテが2002年から新人研修として銀座でガム取りをしているのもニュースとなったが、こちらはロッテいわく「自社の製品(ガム)が社会にどう繋がっているかを新入社員に認識してもらう目的で始めた」そう。
オフィス24が入社式後に行っている農業研修は、農業も営業も、ひとつの地道な作業が最終的に実を結ぶ時の喜びは同じ、という理念で毎年行われているという。

リブセンスは、ネットで注文すれば、配達料50円で欲しいものを届けてくれる「Pacirii(パシリィ)」というサービスを5月2日まで実施し話題に。実はこれも新人研修の一環だったようで、初めての場所への飛び込み能力やコミュニケーション能力を養えるし、もちろん会社の宣伝にもなる、そしてなにより便利!とネット上でも評価意見がチラホラ見られた。

このように、新人研修と一言でいっても、色々な種類があるものだ。ネットでなんでも済んでしまう現代だからこそ、こういった"体験型"の良さが再認識されているのだろう。
新人研修だけでなく、たまには中堅やベテラン社員も、自分が"リアルに"動いているか、見つめ直してみてもいいかもしれない。

【参照リンク】
・「サキどり」2014年3月16日放送
www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/140316.html 

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