セレクションセール2021
上場番号:159
牡 栗毛 4月7日生
父:ビッグアーサー 母:グロッタアズーラ 母父:フジキセキ
体重:390kg(5/31))→397kg(6/7)
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母グロッタアズーラは10戦0勝2着1回、3着1回、獲得賞金467万円。T2000mで勝ち上がりまであと一歩でしたが勝ちきれませんでした。再転入を目指し、活躍の場を南関に移しますがダート適性がイマイチだったのか未勝利でそのまま繁殖入り。父フジキセキ、近親にダート馬多数いることからも適性はあった思うのですが、それは産駒へ良質に受け継がれていたようです。ダート適性の強い配合が多く見受けられますが、北海道2歳優駿勝ち馬のドンフォルティスや、ラーナアズーラ、ナンベーサンと堅実且つブラックタイプ勝ち馬も出せるような安定性が目立ちます。特にラーナアズーラはデビューから11戦連続で芝を走っておりましたが、ダート替わりで即一変。長期休養明けの初戦も出遅れから目の覚めるような末脚で見事差し切りV。これは、いまだ記憶に新しいです。

父ビッグアーサーは2歳が初年度産駒。仕上がりが早そうで早い時期から動いてきそうです。

本馬は4月2日に入場し、現在(5月末日)に至るまで夜間放牧(20h)を行っております。入場当初は環境の変化に少し戸惑っていたようですが、食いはとてもよく、入厩時369kgから現在は390kgと順調に成長しています。気性はワンパクで如何にも「男の子」といった印象、「従順さ」と「譲らない芯の強さ」の両方を兼ね備えており、シームレスに走る能力へ影響してくれそうです。兄バルムンクは私が今までに経験したことがないような、豊満で朗らか、絹のようなしなやかさを持っており、昨年のセレクションセールでも高い評価を受けております。そんな偉大な兄姉を持つ本馬も、安定性と悍性、逞しさをしっかりと継承しており、鋭い前進気勢と大地に根差すようなしっかりとした踏み込みにとても期待しております。

↑ロンギや曳運動風景@6月11日更新
現状かなり地面を踏めており、蹄の返しがとても良いです。バークの上で運動していますが普通の馬がスプーンですくう位ですが、この仔は31(サーティワン)のアイスクリームディッシャー位地面をえぐります。