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ミシュランガイド東京に載った『ドゥエイタリアン』で食べてみた @『最強ラーメンFes,』
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ミシュランガイド東京に載った『ドゥエイタリアン』で食べてみた @『最強ラーメンFes,』

2016-04-09 14:00
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    『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』の第二陣が始まり、いよいよ町田も盛り上がって参りました。

    ということで、多くのメディアが第一陣で取材完了となっているようですが、それでは『最強ラーメンFes,』の魅力の25%しか伝わらないのは否めません。

    町田市及び相模原市に特化した“ロコライター”である筆者は、その隙間に入り込んでニッチな記事を書き続けたいと思います。

    ちなみに第二陣は夜からの参戦ですが、第一陣の時よりも『最強ラーメンFes,』の認知度が上がったのか、第一陣の夜に比べて2倍くらいの人が会場に訪れていました。

    『Due Italian』(ドゥエイタリアン)

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    というわけで、第二陣からはプレスではなく一般人として参加してみました。

    まあ、何が変わるのかと言えば、自腹で食券を買って一般ピープルに混ざって行列に並ぶくらいしか変化はありません。

    しかし!

    むしろコッチの取材スタイルこそ筆者の絶対領域であり、ミシュランガイドの覆面調査員同様、一般の人達と同じモノを試す事でより公正な記事が書けるメリットがあります。

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    デメリットは経費が下りないので”ラーメン一杯800円”は全額自己負担になります……。

    というわけで、今まで以上に慎重に選んだ『Due Italian』(以下ドゥエイタリアン)への期待が高まる筆者です。

    『らぁ麺フロマージュ』を食す!

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    『最強ラーメンFes,』の名は伊達じゃなく、第二陣のラインナップも最強ランクの店が軒を並べています。

    そんな中で筆者が最初の一杯に選んだ『らぁ麺フロマージュ』への期待は、並々ならぬモノがあると言っておきましょう。

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    結果、こんな感じの『らぁ麺フロマージュ』で御座います。

    見た目、ちょっとシンプルな塩ラーメンですが、中央に沈んでいる”クリームチーズ”の存在感がイタリアンな予感ですね。

    黄金の鶏スープがキテる!

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    見た瞬間、美味しいと俺の中のゴーストが囁くレベルのビジュアルで御座います。金色のスープは鶏ベースと思われ実に芳醇な香りを放っています。

    この『ドゥエイタリアン』は2年連続でミシュランガイド東京に載ったそうですが、このスープを飲めば納得出来ますね。

    臭みが一切無い透明感のあるスープなのですが、そのボディは強く鶏のスープが良く出ています。ここら辺、鶏ガラだけではなく”鶏チャーシュー”的な何か、つまり鶏肉の美味しさが出ている感じです。

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    いや、鶏ガラをメインに使って”鶏チャーシュー”のチカラを借りても、ここまでのスープは出来ないので、もしかしたらスープ用に丸鶏(鶏1羽)とか使っているかもですね。

    勿論、鶏ガラにも肉は残っているし、骨からもスープが出るので素材としては鉄板アイテムですが、より鶏の美味しさを出そうと思うと、究極的には丸鶏を使ったスープに辿り着くと筆者は考えています。

    まあ、ここら辺は厨房に入ったわけではないので謎ですが、この『ドゥエイタリアン』が作るラーメンは、鶏系のラーメンが好きな人ならば必食のスープであると断言出来ますね。

    なので、まず最初の一口目はクリームチーズを混ぜない状態で、綺麗なスープのみを味わって欲しいと思います。

    「濃厚か!!!」

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    超絶に美味しい『らぁ麺フロマージュ』の鶏スープを堪能したら、いよいよ麺を頂きます。

    「はじめはかき混ぜず麺に絡めてどうぞ!」

    とのことなので、素直な筆者はアドバイスに従って食べてみます。細ストレート麺をクリームチーズにくぐらせると、予想通りの絡み具合で御座います。

    「濃厚か!!!」

    「そのままかっ!」と言う突っ込み、誠に有り難う御座います。クリームチーズを絡めた麺は、みなさんの想像通りの味になっているはずです。

    ここら辺、パスタと比較したくなる衝動ですが、はっきり言って『らぁ麺フロマージュ』はパスタと比較するべきではありません。

    何故ならばパスタ料理はソースとパスタだけですが、この『らぁ麺フロマージュ』はソース(クリームチーズ)と麺と鶏清湯(スープ)の三重奏で御座います。

    つまり!

    単純に考えてパスタ形式よりもラーメン形式の方が1.5倍美味しい可能性は否めません。

    スープを彩る具材も優秀な『らぁ麺フロマージュ』

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    今回の『最強ラーメンFes,』は公平を期す為に”トッピング無し縛り”で書いている筆者ですが、この『らぁ麺フロマージュ』はこの形こそ至高かと存じます。

    一見、クリームチーズ先行に思えますが、実は『らぁ麺フロマージュ』の神髄は美味しいスープが90%を占めていると言っても過言ではありません。

    なので、具材もシンプルで良いと思う筆者です。

    しかし!

    シンプルゆえに添えられる具材に手抜きがあってはなりません。

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    より“九条葱”の香りを引き出す為に、細い輪切りにされている点は素晴らしいですね。『らぁ麺フロマージュ』の強いスープには、九条葱で無ければ駄目な予感です。

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    さらに塩の利いた鶏肉がチャーシューの替わりに入っていますが、コチラもなかなかで御座います。

    スープが変化する『らぁ麺フロマージュ』

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    さらに!

    この『らぁ麺フロマージュ』の最大の特徴とも呼べるのが、時間と共に変化するスープでしょうか?

    鶏清湯、すなわちクリアな鶏スープですが、時間と共にクリームチーズが溶け込んで来るので味が変化します。

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    最終形態は“ポタージュスープ”とも呼べる様相で御座います。基本的に料理と言うのは

    「薄い味から濃い味の順番で食べる」

    のが理想とされ、最初に味の繊細な料理を食べて、徐々に濃厚でボディのある料理を食べる事で、それぞれの美味しさを引き出すのです。

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    つまり!

    この『らぁ麺フロマージュ』は食べる側が意識しなくても、自動的に“美味しい料理の食べ方”が一杯のラーメンの中で実践され、結果として満足度が高くなる一品なのです。

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    どんなに美味しいラーメンでも、大抵は最初の一口が一番美味しいと感じるのが人間の味覚です。

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    しかし!

    『らぁ麺フロマージュ』は徐々に味が変化する事で、何度も“一口目の美味しさ”が繰り返されると言うラーメンになっているのです。

    『らぁ麺フロマージュ』 総評

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    まず、ぱっと見た印象は「女子ウケしそうなラーメンだな」みたいなナンパな感じでして、実際に行列の半分近くが女性であるのも間違いありません。

    しかし!

    この『らぁ麺フロマージュ』におけるクリームチーズは、あくまでも“ラーメンを最後まで美味しく食べさせる為の技法”のひとつでしかありません。

    なので、ぶっちゃけクリームチーズ無しでも、相当に美味しい鶏清湯ラーメンとして通用すると思った筆者です。

    というわけで、イタリアンとかクリームチーズとかに偏見を持たず、美味しいラーメンが食べたいという、ピュアでストレートな気持ちが大事かと存じます。

    特に塩ラーメン好きな人や、豚骨嫌いの人は必食のラーメンかと存じます。

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    ちなみに筆者は記事的にデフォルトを食べる必要があるのトッピング無しですが、この生ハムトッピングは間違いないと思いました。

    是非、みなさんもクリームチーズの存在に惑わされる事なく『ドゥエイタリアン』の美味しい『らぁ麺フロマージュ』を食べてみて下さい。

    『最強ラーメンFes,』公式サイト
    http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]

    『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図

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    (執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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