世界初! 圧力提示可能な触覚フィードバック搭載のグローブ型VRコントローラー
『Contact Glove』は、触覚フィードバック機能を搭載したグローブ型VRコントローラーで、Steam VRに対応している。触覚フィードバック機能といえば、たとえばNintendo Switchの『Joy-con』が身近な例だ。しかし『Contact Glove』は『Joy-con』のように振動ではなく、圧力によって触覚を表現している。
『Contact Glove』の触覚フィードバックモジュールは電子回路が組み込まれ、指を包み込む形で筒状に加工されたフィルムと、コイル状に加工された形状記憶合金によって構成されている。コイルに電圧が加わると、コイルが自己発熱し収縮。この収縮によって筒状フィルムが指の腹を圧迫する形で運動する。
このモジュールによって既存の振動タイプのグローブ型VRコントローラーよりコンパクトにしつつ、リアルな触覚を表現することに成功したという。圧力を提示できる触覚フィードバックモジュールを搭載し、コンシューマ向けにリリースされるグローブ型VRコントローラーとしては『Contact Glove』が世界初になるとのこと。
また、付属のSDKを使えば、現実世界に存在する物質のみならず、魔法や炎など未知の触覚もデザインできるという。これまでは見るだけだった「魔法」に触れるというのは、ゲーマーならずとも魅力的に感じるのではないだろうか。
ただし、この触覚フィードバックはすべてのモデルに搭載されるわけではない。モデルによって搭載される指の本数に差があり、非搭載のモデルもあるので購入を検討している人はスペックをよく確認しよう。なお、東京ゲームショウに出展されるので、興味のある人はブースを訪れてみよう。
高度なフィンガートラッキングを搭載! 磁石で着脱できるコントローラーも
『Contact Glove』は操作性についても高いクオリティが実現されており、グローブ単体で正確なボタン入力・スライド入力を行うことができるという。しかし、より正確な操作を求めるユーザーのために、マグネットで簡単に着脱できるコントローラーも提供される。
グローブ側のマグネットバーは様々な機器をマウントできる構造になっており、今後、コントローラー以外にも拡張機器をリリースする可能性があるとのことだ。
バッテリーの持続時間は触覚モジュール搭載モデルで2時間
『Contact Glove』はホットスワップ対応のバッテリーを搭載、無線接続で動作する。バッテリーの持続時間は、触覚モジュール搭載モデルで約2時間、非搭載モデルで約5時間とのこと。
Contact Glove:
https://diver-x.jp/ContactGlove/[リンク]
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)