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中世ヨーロッパにタイムスリップ! ポーランドいにしえの都・クラクフ
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中世ヨーロッパにタイムスリップ! ポーランドいにしえの都・クラクフ

2016-02-25 18:30
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    ポーランド編最終章は、国内の随一の観光都市であり、街が世界遺産にも登録されている‟クラクフ”について。
    中世の雰囲気たっぷりなこの街は、教会を含めた歴史的建造物やおしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。
    また、ユダヤ文化も色濃く残っている地域があり、その歴史も学ぶことができます。

    ※下記の記事もご参考までに。

    ・“可愛い”が大好きな旅人必見! ポーランドの花柄模様であふれる村
    http://getnews.jp/archives/1354146 [リンク]
    ・スープが豊富で東欧的”餃子”も!? グルメ&おしゃれカフェリポート in ポーランド
    http://getnews.jp/archives/1362687 [リンク]
    ・小人たちが住む街!? ポーランド第4の都市ヴロツワフを散策
    http://getnews.jp/archives/1383064 [リンク]

    観光を始めるなら、まずは旧市街から

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    まずは、クラクフ旧市街にある中央広場から歩き始めるとしましょう。
    ここはクラクフの心臓部であり、常に観光客と音楽を奏でる芸術家たちで賑わっています。

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    日本でストリートミュージシャンと言えば、ギターやキーボードを弾いている人たちが多いですが、ここはギターなどはもちろん、アコーディオンやバイオリンを弾く人たちまでいます!バイオリンの音色を聴きながら、街歩きをするととっても優雅な気分になれちゃいます。

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    これは中央広場にある聖マリア教会。塔の高さは82mだそう。1時間に1回、塔の上からラッパが吹き鳴らされます。
    さっそく中に入ってみるとしましょう。

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    ‟Wita Stwosza”(ファイト・シュトース)という彫刻家が作ったこの祭壇は圧巻!
    第二次大戦中はドイツに持ち出されていましたが、あの戦争の中、無傷の状態で1957年に聖マリア教会に戻されたそうです。

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    中央広場から抜けると、チョコレート屋さんを発見!
    「食べるのがもったいない!」ぐらい可愛いデザインのチョコレートがたくさん!お土産にもお勧めです。2Fにはカフェがあり、ちょこっと休憩するのにいいかもしれません。
    また、お店に入るとチョコレートの制作風景も見ることができますよ。

    ヴァヴェル城

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    旧市街の南にあるこの‟ヴァヴェル城”。
    私はクラクフに4日間滞在していたのですが、前に見えるヴィスワ川から望むヴァヴェル城の姿がとても好きになり、この4日間の間に朝・昼・夕と3回も時間帯を変えて見に行ったほどです!ちなみにトップ画は夕方に見に行ったときのものですよ。

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    ヴァヴェル城の敷地内はこんな感じ。もちろん見学可能で、敷地内を見てまわるガイドツアーもあります。
    大聖堂の塔の上からはクラクフの街全貌が見渡せて、そこからの景色は最高です!

    ポーランドに残るユダヤ文化

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    さて、ポーランドを含めた、特に東ヨーロッパ諸国には多数の‟シナゴーグ”という建物があります。
    シナゴーグとはユダヤ教の礼拝堂のことで、『ユダヤ教会』と呼ばれることもあるらしいのですが、キリスト教などの教会とは少し役割が違うみたいです。
    クラクフではユダヤ人街である‟カジミエシュ地区”に多くのシナゴーグが点在しています。

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    この写真の‟スタラシナゴーグ”はポーランド最古のシナゴーグと言われています。
    中の装飾が教会とはまた違った美しさがありますね。
    第二次大戦後、この地区から多くのユダヤ人が姿を消しましたが、この内部にはユダヤ博物館もあり、当時の様子など写真付きで解説されていて、興味深いものになっています。あまり時間がない方はこの‟スタラシナゴーグ”に行くといいかもしれません。

    忘れてはならない歴史

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    ポーランドに行く際、是非訪ねてほしい場所があります。
    それは‟アウシュヴィッツ強制収容所”。
    第二次大戦中、ポーランドがナチス・ドイツの支配下におかれていた時に、ポーランドの政治犯やジプシー、そしてユダヤ人が無差別に大量虐殺された場所です。
    広島の原爆ドーム同様、負の遺産に登録されています。中は博物館になっており、亡くなった人たちの写真や備品などがそのまま展示されています。途中、目を背けたくなるような写真や、想像以上に悲惨だった当時の出来事を知ることになると思います。
    実際に、私も見学したあとは次から次へと様々な疑問が出てきて、帰りのバスの中ではずっと人間や戦争のことについて考えていましたから。
    まずは事実を目で見て「関心を持つことから」。これが第一歩踏み込むきっかけになるはずです。

    画像:すべて筆者撮影のもの

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