6ヶ月から数年間という長い年月をかけて超長期熟成をするビール『ハレの日仙人』。『ハレの日仙人』は“バーレイワイン”というスタイルのビールで、ワインに近い高めのアルコール度数を持つ上面発酵で造られたエールビールです。“バーレイワイン”スタイルのビールは、時間も手間もかかるため、国内では非常に少数の醸造所でしか生産されておらず、限定生産の貴重なビールです。
今回はそんな貴重な『ハレの日仙人』を試飲してみました。この日は特別な日……ではなかったのですが、何気ない日でも特別な日に感じさせるような深い味わいの超長期熟成ビールです。それでは写真と共にご紹介いたしましょう。
超長期熟成はどんな味? 『ハレの日仙人』試飲レビュー
高級感あふれる紙パッケージに包まれた『ハレの日仙人』。なんだかビールとは思えないぐらい、厳かな雰囲気を漂わせています。仙人というだけのことはありそうです。
中から出てきた瓶型のボトルには“和”を思わせるような装丁が施されています。瓶を眺めているだけでもほろ酔い気分になりそうなデザインにうっとりしてしまいます。
グラスに注ぐと、濃厚な琥珀色の液体から芳醇な香りが一体に広がります。いつものビールとは違う艶のある琥珀色、そして想像力を掻き立てられる華やかな香りが長期間の熟成を感じさせます。
それでは試飲してみた編集部のレビューです。
飲んでみた感想は?
一口飲んだだけで、じっくり熟成された特別なお酒であると感じました。芳醇な香り、味のふくらみ、コク深さ、すべてがほかのビールとは段違いです。カラメルのような甘み、爽やかな炭酸と酸味、最後は味わい深いほろ苦さが残ります。かなり濃厚です。特別な日に、夫婦で、親子で、同志で、しみじみと楽しみたいお酒です。 (20代女性)
手元に届いた瞬間から飲み終わるまでが特別な時間に感じられるような、不思議なビールだと思いました。パッケージや瓶へのこだわりはもちろん、手間暇かけて熟成されたビールは、やはり特別な感じがします。グラスに注いだ瞬間からふわっと広がる華やかな香り、美しい琥珀色の液体、甘さや苦味の複雑な深い味わい、すべてが初めての経験でした。じっくりと堪能したいビールです。(20代男性)
よなよなエールをさらに凝縮したような香りです。柑橘系のようですが凝縮されているので、柑橘類を煮詰めたような雰囲気を持っています。この香りはとても好きです。口に含むと、苦味が口にひろがり、この苦味自体は強すぎずまるい苦味で味わい深いです。なにかの記念に飲む、というのであれば、印象に残るビールだと思います。日々飲みたいかというと、そういうものとは対極にあるもののように感じました。 (40代男性)
アルコール度数も9%とビールにしては高めの『ハレの日仙人』。特別な日の一杯を、飲んでみませんか?
ハレの日仙人
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