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ドンピシャ・ぺちゃんこのときめき☆メモリアル 学級日誌『勉強のメモリー』
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ドンピシャ・ぺちゃんこのときめき☆メモリアル 学級日誌『勉強のメモリー』

2015-09-01 15:00
    拝啓、生徒諸君。

    先生です。
    どうしたことか、連日雨が降り続き、夏がどこかへ行ってしまったかのような冷え込みですが、いかがお過ごしですか。

    先生、先月は夏らしいことを全くしておらず、
    「9月になったら本気出す」と心に決めていたのですが、
    まさか「夏らしさ」そのものが失われてしまうとは、思ってもみませんでした。

    日本には、残暑という季節がある筈なんですが、
    もはや余力は残されてはいないのでしょうか。

    いや、そんな筈はありません。もっとやれる筈です。
    地球の底力に期待しつつ、しばらくは上着を一枚羽織って過ごそうと思います。


    閑話休題。


    本当にたくさんのお便りを頂きまして、ありがとうございます。

    送られてきた中から、僅かではありますが、紹介させていただきます。




    P.N:三人称大好きっ子(女性)

    私の勉強のメモリーは、先日の放送で最後の方に先生が言っていた、
    『お母さんに勉強を教えてもらって出来なさすぎて泣かれてしまった』
    という思い出です。
    あの時は掛け算を教えてもらっていたのですが、ほんっとうに出来なくて、
    塾に通わされたくらいです。

    今では女子大生をしています!! 
    大変ですがお母さんに泣かれたくないので精一杯頑張ってます!!
    ◼︎先生からの一言
    先生の他にも同じ思いをされた方がいらっしゃって、とても嬉しいです。
    三人称大好きっ子さんは、今は女子大生、いずれはお母さんになられるかも知れません。
    その時はどうぞ、驚くほど勉強が出来ない子供に対して、
    「泣く」以外の何かをしてくださいますよう、宜しくお願いします。



    P.N:フォウモスさん(男性)

    あの頃から競泳水着がいつも頭の片隅にありました。
    なので、いつも競泳水着と一緒に勉強をしてました。
    ◼︎先生からの一言
    うるさいです。



    P.N:トリプル消臭さん(女性)

    私が中学3年生のとき、友人と受験勉強をするために図書館へ行きました。
    その日は利用者が少なく、私たちが座っている付近には人もいなかったので、
    話しをしながら勉強をしていました。

    その後、私たちの近くに座った方がいたのですが、それでも話し続けていました。

    しばらくすると、突然近くに座っていた方が立ち上がり、
    私たちの近くへ来ました。

    (しまった、やっぱりうるさかったか…怒られる!!)

    その方の見た目は40代くらいのおじさんで、
    なにか言いたそうな顔をしていました。
    するとおじさんは、

    「ちょっと、そっちの貴女、少し良いですか?」

    と私を指定して、出入り口付近に一緒に行くように言われました。
    なぜ私だけという疑問と、これから怒られるのか、という憂鬱な気持ちで付いていくと、
    出入り口に着くや、おじさんは突然バッ! と両手を広げて、

    「結婚しましょう!!」

    と言ってきたのです。
    私は何が何だか分からなくなり、言葉を失いました。

    おじさんは面識が全くない人でした。だんだん怖くなってきた私は、

    「む、無理です! そもそも私まだ14歳ですし…本当に無理です!」

    と声を振り絞って答えましたが、

    「待ちます! 結婚を前提に付き合いましょう!!」

    とおじさんは引き下がりません。
    私は本当に怖くなり、友人がいるところに急いで戻り、友人と逃げるように帰りました。

    その後何事もなかったため、今では飲み会の笑い話のネタにできますが、
    いまだに真剣に考えると怖く思える体験です。
    ◼︎先生からの一言
    ちょっと、驚いてしまうメモリーでした。
    まさかそのような方から求愛されるとは、トリプル消臭さんも予想だにしていなかったでしょうね。
    好きな女性に対する行動力は、僕のような人間からすると、尊敬の念すら抱いてしまう程ではありますが…若干、そのおじさんの生まれてくる時代が遅すぎたのかもしれません。
    これが、世間で和歌などが頻繁に嗜まれている時代であったならば、
    あるいは「とりぷる消臭物語」として、古典の授業で習っていたかもしれません。
    もちろん、悲恋物でしょうけれど。



    P.N:Otonasiさん(男性)

    中学生3年の頃、好きな女の子とテスト前の勉強を一緒にしていました。
    女の子がトイレから帰ってきた時です、

    なんと、彼女のスカートがめくれ上がり、
    パンツ(白の紐パン)が丸見えになっていました。
    しかもスカートがめくれるだけならまだしも、
    パンツまでもがずれ、半ケツになっていました。

    僕はどうしたらいいか分からなくなり、勉強も頭に入らないので、
    とにかく何か理由を付けて帰ろうと考えていたのですが、
    彼女の方から『もう帰ろうか』と言い出します。

    (やばい!このままでは彼女の生ケツが誰かに見られてしまう!)

    そう思った僕は、
    『そそそそその、後ろ出てる!』となかなか大きな声で言ってしまいました。

    何のことか分からない彼女は、ゆっくりお尻を触ります。
    そして、理解した彼女は、顔を赤くして走って帰ってしまいました。

    彼女とは今も連絡を取り合っています。
    挨拶のように『あの事忘れてね』と言われるのですが、毎回言われるので、
    あの白くてツヤツヤした綺麗なお尻を一向に忘れることが出来ません。
    ◼︎先生からの一言
    こんな経験、先生にもありました。
    あれは中学生の頃、特になんとも思っていなかった女子生徒の、いわゆる「胸を覆う布」が見えてしまったのです。
    先生は、それからその女子生徒のことが気になって仕方がなくなってしまいました。
    今でも目を閉じれば、あの光景を思い浮かべることが出来ます。
    ただ、その女子生徒の名前は、もう覚えていません。
    覚えているのは、胸を覆う布だけです。



    P.N:リルムさん(女性)

    中学の時に吹奏楽部をやっていて、
    「高校になったら部活の強い学校に行きたい!」
    と思い、偏差値の少し高い学校に行きました。

    そのため授業が難しくついていくのに必死でした。
    特に英語が全然できずに赤点をとった経験もあり、すごく苦労しました…。
    ◼︎先生からの一言
    全ての人がリルムさんのような体験をされたわけではないでしょうが、
    しかし、一部の学生が持つであろう、良いメモリーだな、と感じました。
    僕は特に努力もせず、相応の高校へ通って、なおかつ赤点を取ったりしていたので、
    リルムさんと我が親に合わせる顔がありません。



    P.N:時雨さん(女性)

    私が小学4年生の時のことです。

    私はクラス1の美人でも運動神経でもなく、馬鹿でした。
    小学4年の時のことなので、物心も付いていて、悪口も言われてくる頃です。
    それが嫌だった私は頑張って足掻いていたのですが、
    テストの時、担任が

    「あ、この勉強はっきり言って将来役に立たないから」

    と、言ったのです。

    私のやる気は失われ、もうどうにでもなれという風に勉強を放り投げました。

    そして、今、後悔しています。
    ◼︎先生からの一言
    「ほとんどの授業は、実生活において何の役にも立たない」という思いは、
    多くの生徒が感じていたことかもしれません。
    しかし、まさか先生の方からそう言われてしまうと、流石にショックも大きかったのだろうと思います。
    実際、何が役立つのか、全く分かりません。
    ただ、時雨さんも後悔されている通り、知識は武器であり、使い所はその人その人が決めていくことなのだと、大人になってから気づく物なのです。そして、武器はあればあるほど良いのです。
    役に立たない知識など無いのだ、もし役立っていないとすれば、使い方を知らないだけなのだ、と、その先生に言ってやりたいです。
    過去の自分にも。



    P.N:なのはさん(女性)

    中学3年生、受験の時のお話しを送らせていただきます。
    私が志望していた高校の学科は数学科で、
    定員は1クラス、たった40人だけでした。

    第一志望調査では、私の中学校からは、私だけが受験することになっていました。

    しかし、最終調査が終わった時点で、担任の先生から、
    私ともう一人受験することになったと伝えられました。

    私はライバルが増えることに不安を覚え、その人を探し出しました。
    すると、2年間同じクラスだったA君だと分かり、

    「なんで志望校変更するの?
     あなたは私より頭がいいから、私が落ちちゃうじゃない」

    と、A君に文句を言ってしまいました。
    私自身、人生初の受験で、心に余裕がなかったのだと思います。
    A君は「俺の勝手じゃん」と言って去っていきました。

    それから合格発表までは、お互い一言も話しませんでした。

    合格発表の日。無事に2人とも合格することができ、
    私は、やっと気持ちが落ち着いたところで、A君に謝りにいきました。

    「A君合格おめでとう。あの時はごめんね。この学科はクラス替えがないから、
     これで5年間同じクラスになるね! 宜しくね」

    すると、A君も苦笑いしながら、「宜しく」と言ってくれました。

    その後、高校2年生になったところで、私とA君は付き合うことになります。
    以下は、付き合ってからA君が教えてくれたことです。

    「実は俺たち、中学1年から同じクラスなんだよ。だから5年じゃなくて6年間一緒。お前は知らなかったかもしれないけど、俺は中1からお前が好きだったよ。だからこの高校受験したし」

    A君とは、大学が離れるという理由で別れてしまいましたが、
    2人で過ごしていた6年間は、私の大切な思い出です。
    ◼︎先生からの一言
    思春期独特の淡いメモリーですね。
    なのはさんの、受験生特有の狭隘な感じも、自分の想いをうまく伝えられなかったA君の不器用さも、全てが愛おしく思えます。
    付き合うことになったところが、ちょっと上手く行き過ぎていて、先生は正直「ちくしょう!」と思ってしまいましたが、
    先生特有の狭隘な感じだと思って、お許しいただければ幸いです。




    以上、僅かではありますが、皆さんからのメモリーを紹介させていただきました。

    次回のメモリーテーマは『デートのメモリー』です。
    また是非、皆さんからのメモリーをお待ちしています。

    こちらでお便りを取り上げさせていただいた方々にも、本編と同様に
    『ゲムするッ! 番組特製、ANDGAMER×三人称オリジナルステッカー』
    をお送りさせていただきます。
    発送まで多少の時間が掛かってしまいますが、しばらくお待ちいただければ幸いです。

    それでは皆さん、また次の時まで、お元気で。
                                        
    担任:鉄塔
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