馬耳東風さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
ども!ギンです。
今回は久々の競馬のお話。
今週末、日本の中央競馬では「日本ダービー」という大きなレースが開催されます。
日本ダービー(東京優駿)とは
近代競馬発祥の地イギリスの「ダービーステークス」に倣い、1932年に創設。
3歳の馬しか出られない、一生に一度きりの世代最強を決めるレース。
そんな3歳馬限定レースの中でも、皐月賞、日本ダービー、菊花賞は「三冠」と呼ばれる大きなレースで、さらに日本ダービーは最高峰に位置する競馬の祭典、ホースマンたちが最も夢見る栄冠なんですよね。他のレースとは緊張感が違う特別なレースです。
昔から言われる言葉で
皐月賞は“最も速い馬が勝つ“
日本ダービーは“最も運のある馬が勝つ“
菊花賞は“最も強い馬が勝つ“
というのがありまして。
ダービーって不思議なレースなんですよね。
強いだけでは勝てなくて、なにかしら王者らしい雰囲気やカリスマ性を持っていたりストーリーのある馬が勝ったりして。(勝手なイメージですけどダービー馬ってどことなく気品漂う「王子感」がある馬が多いように思います)
また、ダービー後も活躍を続ける馬もいますが、ダービーで燃え尽きてしまってその後成績が振るわない馬も結構多かったりして、本当に最高峰であり不思議なレースだなぁと思います。
ダービーといえば、先日YouTubeのカンテレ競馬さんで「ファンが選ぶイチバンの日本ダービー」という企画を観ました。歴代のダービーで一番だと思う、思い出のダービーはどれか?というのをBEST10にしたものでした。
これを読んでいる競馬好きのみなさんの好きな日本ダービーは何ですか?
私のNo.1ダービーはやっぱりウオッカ!
ダービーってどの年もドラマが熱くて大好きなのですが、
2007年「ウオッカ」が勝利した第74回日本ダービーが一番好きです。
ウオッカは牝馬。女の馬を牝馬(ひんば)といいます。
今でこそ牝馬が大舞台で活躍することも増えてきましたが、2007年当時は「牝馬はダービーを勝てない」というのが常識でした。 ダービーを勝った牝馬というのは過去ヒサトモ、クリフジといますが、ヒサトモは1937年、クリフジが勝ったのは1943年と64年前(今からだと81年前…!)の話。現代の競馬ファンで実際に見ていた人はほとんどいないこともあり、もはや伝説かおとぎ話みたいな扱いでした。
そんな中、いざダービー当日。
さして注目されない中、レースでは馬群の中でじっくり力を溜めて。
最後の直線で馬場のど真ん中を堂々と突き抜けてくる姿はまさに主役。
「誰も行かない道を行け。茨の中に答えはある。」
64年ぶりの夢叶う、牝馬のダービー馬が誕生したのでした。
当時、同じ女性として牝馬贔屓だった私は一気にファンになってしまった、今でも一番好きなお馬さんとレースです。
(今回の記事のサムネイルは安田記念の時のものですが、実際に私が競馬場で撮影したウオッカです。) 今年も1頭、女馬のレガレイラがダービーに挑戦するというのは当時を思い出しますね。
頑張って欲しいなぁという気持ちもありつつ、本音をいえばウオッカの偉業を簡単に超えられてたまるかという強火ファンのような気持ちもちょっぴりあったり。(それでも17年ぶりとかになるのか)
とはいえ、当時のウオッカもそうでしたが、牝馬でも牡馬に負けない体格をしてたり、いい意味で女々しさが無い気高さがあるコは混合戦で戦えるイメージがあるので楽しみではあります。
でも個人的にはジャスティンミラノに勝ってもらいたいかなぁ。 今年落馬事故で命を落とした藤岡康太騎手が調教パートナーを務め「3歳の勢力図を変えるかも」と言わしめた馬ということもあるし、戸崎ジョッキーの初ダービー制覇が見たい。
戸崎騎手のインタビュー動画を拝見しているといいお顔つきをされていたんですよね。余裕もあって、人気馬に乗るプレッシャーを受け止めてしっかり味わいながらも平常心で淡々と準備をしていく姿勢が見えてカッコ良かった。これはダービージョッキーの器だと思うので勝って欲しい!
ほかの馬たちもそれぞれダービーに向けてのストーリーが重厚すぎて、どの馬もどの陣営も応援したい!しかも今回メンバーが豪華すぎる。今年はいろんなメディアが各陣営を取材した動画があるので、見るとどの馬も好きになっちゃいますね。
メイショウタバル出走取消の情報は残念ですが、 人馬とも皆が怪我なく無事に帰ってきてくれることが一番!
さてさて今年の日本ダービーはどんな物語が紡がれるのか。
全人馬無事に!週末が楽しみです。
では!
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