kenshimoonさん のコメント
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ども!ギンです。
続きますねミャンマー記。ぼちぼち最終回なのでもう少しお付き合いください。
今回はパゴダに行った時のこととちょっとスピリチュアルなお話。
ミャンマーは仏教の国。
ミャンマーの方の中には出家してお坊さんになる方も多くいらっしゃったり、敬虔な仏教信徒である方もとても多いです。
各所には「パゴダ」と呼ばれる寺院が建っていて、 多くのミャンマーの方々は定期的にお祈りしに行くようです。 ガイドしてくれたミャンマーの方は月に1回は参拝するらしい。 ということで今回は「シュエダゴンパゴダ(Shwedagon Pagoda)」に連れて行ってもらいました。 ここって行きの飛行機で隣だったお姉さんにもヤンゴンのおすすめ観光スポットとして教えてもらっていた場所。
▲シュエダゴンパゴダの中央に経っているメイン(?)の塔、黄金のストゥーパ
私は海外の仏教について無知なのでよくわかりませんが、建物は金色でまぶしい!
中央のストゥーパ(仏塔)の頂上に奉納されているオーブにはルビー、サファイア、エメラルド、翡翠があしらわれているという美しい聖所です。 各所にお祈りができる祭壇があり、
偉いお坊さんの像がたくさんあって どこも多くの人で賑わっていました。 皆さんが丁寧にお祈りを捧げています。 境内は裸足になるのがルール。 肌の露出も避けなければいけません。
境内の像の周りにはライオンと龍が鎮座し、仏様たちを護っているようです。
「ほえ〜壮観だなぁ」
込められた意味はわからないけど、ただただ感心。 そしてその土地の信仰にリスペクトを。
境内をぐるりと周ると中央のストゥーパのふもとは曜日ごとに8つのエリアに区切られており、自分が生まれた曜日のエリアに行ってお祈りができるようになっています。
▲ここは月曜日生まれの人が祈るエリア、みたいな感じで曜日ごとに分かれています
ミャンマーの伝統的な暦は1週間が8日ある「ビルマ暦」。 水曜日だけ午前・午後で分かれている「月火水水木金土日」で8日なのだそうです。
ほとんどのミャンマーの方たちは自分が何曜日生まれか知っていて、自分の生まれた曜日の祭壇でお祈りをしていました。
日本の仏教とは宗派が違うのでまた違った新鮮な感覚になります。 他には金箔を買って、仏像に貼り付けるお祈りの場所があったり、
▲これが金箔。紐と紙をはがすと金箔が出てきます ▲仏像の好きなところに金箔を貼ります 他にも、一辺が50cm程度金の板を購入して中央のストゥーパに奉納することもできたりして、色々な形で祈りを捧げられるようになっていました。
パゴダの内部は土足禁止でつるつるに磨かれた石畳が広がり、清潔に清められ、皆が跪いて祈りを捧げるここのフィールド自体は突き抜けるほどの涅槃。
大きくて荘厳で、でも変な圧はなくて清らかで穏やかで静かにそこに在るという感じの場所。
最初のうちは「綺麗な場所だなぁ」なーんて思っていたけど、
しばらくそこにいたら、だんだん頭が重くなってきた。 頭の奥、うぉぉ松果体のあたりがズーンと重くてズキズキする。
こんなに自身の松果体をピンポイントに意識する経験は初めてだ。
実は一緒に行った友人の1人もなかなかスピってる人で、その人は感度が高くて割と最初から頭が痛いと言って数珠を取り出し握っていました。
「人の想いが強すぎる。」と言いながら。
人の想い。
先に断っておくと、人それぞれの願いや想い自体に善悪は無い。
だからこの場のエネルギーにも善悪の判断はない。 私はその手のジャッジをする気はないです。
でも、重い。重すぎる。
今が苦しい、もっと楽になりたい。
この悲しみを取り払ってください。
この世界に平穏を。
助けてください。
助けてください。
助けてください。
他にもいろんな想いを感じたけれど、 多くの人は他に救いを求める
自身のこと、家族のこと、誰かのこと
それぞれの人が自分勝手に(それでいい)願いを込める。
祈りの場所だから至極当然のことなんだけど、このパワーは壮絶。
永きにわたって多くの人々がここに供物を捧げ、お金を捧げ、願いを捧げ、祈り、崇め、物質・非物質の色々なエネルギーを集めている。
物質的にそこは豪華で美しくて多くの人の信仰を集める立派な場所。
非物質的にそこは清らかな白い皿の上に色が混ざりすぎて赤黒くなってる人の想いが轟々と渦巻き溜まる場所。(に感じた)
この光景に対して、私の感想に結論は出ない。
ただただ、そういう場所。 良いとか悪いとかそういうことを超越した圧倒的パワーが渦巻く場所。
私にとってはなんとも言えない壮絶な場所だった。 こんな複雑な気持ちになったのも初めてで、友人たちと「凄すぎる場所だったね」と言いながら参拝を終えたのでした。
……なんて書くとびっくりするかもしれませんが、
普通に綺麗な場所ですし観光名所の一つなので
ミャンマーに行かれる際一度は訪れてみてほしい場所です。
では!
異国の宗教も素敵ですね。
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