今週の日曜中京メーンは砂の王者を決めるチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、6日)が行われる。
前走日本レコードタイでみやこSを制したロワジャルダン
“日本最速の男”が、一気のG1奪取を狙う。ロワジャルダン(牡4、戸田)は、初の重賞挑戦となった前走みやこSを勝利。後方の内から古豪ローマンレジェンドとのたたき合いを制すると、カゼノコの追撃も抑えた。1分47秒8の時計は、日本レコードタイのおまけ付き。佐々木助手も「前半流れたことで心配したけど…。勝負根性を見せてくれた。このクラスでもしっかりやっていけると感じた」と胸を張る快勝だ。
予想を上回る激走後も、良化を遂げてきた。1週前は美浦ポリトラックで調整。前走でも示した力強さはそのままで、走りにはより前向きさが出た。僚馬の内を通ったとはいえ、楽々先着。「馬なりでも、しまいはちゃんとやりました。前走同様に反応はいい。使って、いい意味でピリッとしてきた部分もあります」と同助手も評価する。初重賞に続いて今回は初G1、相手はさらに強化される。しかし底知れぬダート戦歴のなかでも、1800メートルは【3 1 0 0】とめっぽう強い。「現状はこのあたりでいい勝負が出来る印象。ジャルダンのレースに徹すれば…。一発を狙いたいですね」。“日本最強の男”襲名へ、臆することはない。【柏山自夢】