私たちの肌は一年中、UVケアがかかせません。それは曇りや雨の日でも…。しかし、UVケアのこと、あなたはどれだけご存知ですか?紫外線をカットしてくれるから一応ケアをしている…そんな簡単に済ませてUVケア用品を使っていませんか?
よく日焼け止めやファンデーションなどで目にする『SPF』や『PA』。案外きちんとした意味を分かっていないかたが多いのも事実です。この冬の紫外線の少ない間にUVケアについてしっかりと理解し、紫外線が強くなる季節には完璧シャットダウン出来るようにマスターしましょう。
UVケアの表示の意味を理解しよう!
紫外線には波長によってUVA(長波長紫外線)、UVB(中波長紫外線)、UVC(短波長紫外線)の3つに分けられています。そのうち、地上に届いてしまい、肌に影響を及ぼすのがのUVA、UVBの2つ。そこで、日焼け止めなどの紫外線カット効果のある化粧品で、UVBを防ぐ効果のある『SPF値』と、UVAを防ぐ『PA』の表示があるのです。
SPF
UVB(中波長紫外線)の防止効果の程度を表しています。SPF値が高ければ高いほど防止効果も高くなります。
PA
UVA(長波長紫外線)の防止効果の程度を表しています。皆さん、目にしたこともあると思いますがPAの隣に表示されている『+』は+(ワンプラス)、++(ツープラス)、+++(スリープラス)の3種類で表しており、プラスが多いほど防止効果が高くなります。
この2つを理解しておけばお店でUVケア用品を購入する際、一目で自分が日々の生活において、必要な適切な紫外線カットのコスメを見つけ出すことが出来ますね。
注意事項を知っておこう!
紫外線の怖いところは、浴びている実感がないところ。日常生活において、外の散歩や洗濯物、庭の掃除などでも紫外線予防は絶対です。毎日ちょっとした外出でも、気づかぬうちに紫外線の影響が蓄積されていきます。
毎日の日常生活ではSPF15位を目安としましょう。
SPF10~20 (PA+)
通勤・家事・散歩・買い物など
SPF20 (PA++)
軽い野外スポーツ・ハイキング・スポーツ観戦など
SPF30~50 (PA+++)
炎天下のスポーツ・海水浴・春夏スキー・登山など
そして、UV予防は2~3時間おきにつけかえることが大切です。
高いSPF値のサンクリーンやファンデーションを使用しても、汗や皮脂で崩れてしまうと効果も半減してしまいます。そのため、SPFが高い低いに関わらず、2~3時間おきに付け替えることが大切です。また、ムラになっていたり、量が適切な量より少なかったりしても予防効果は低くなってしまうので注意しましょう。
ということは、初めからたくさん紫外線をカットできるSPFが高いものを使えばいいのでは?と思った方もいると思います。しかし、SPFの高い日焼け止めやファンデーションは強い紫外線を防ぐことを最優先に考えているため、紫外線吸収剤の配合が多くなるため、肌に合わない場合も出てくるのも事実です。そのため、化粧崩れが目立ってしまったり、化粧を直すたび、厚塗り感が出てしまったりする場合も。
一方、SPFが低い日焼け止めやファンデーションの場合、日常の生活においての紫外線を防ぎつつ、使い心地や仕上がりなどを重視しているため、肌にもやさしく、毎日使用するのにとても適しているといえます。なので、時と場合によりきちんとした日焼け止めやファンデーションを使い分けることが、とても大切なのです。
以上のことをマスターすれば、季節のほかに今日の天気は?外出の時間はどのぐらいか?などで紫外線を浴びてしまう量を予測し、日焼け止めやファンデーションを使い分けることが出来、紫外線を完全にシャットダウン、そして美肌へ導くのです。
紫外線が強くなる前に知識を知っておけば、いざという時に化粧品選びもスムーズに、そして、シーン別や長時間の紫外線対策も完璧ですね。
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