「繊細」な人、「敏感」な人は、世の中でどちらかというと疎まれがち。本人も外交的で明るく細かいことは気にしない人を見て、「自分はダメな人間だ」と自分を責める人が多いのでは?
それではちょっと視野が狭いかも。「繊細」「敏感」な部分は変わらないのだし、1つの個性で良し悪しの判断をするものではありません。性格は変わらないのですから、「繊細」「敏感」の長所の面を存分に伸ばしてみましょう。
「感受性の高さ」を形にして活かそう
「繊細」「敏感」ということは「感受性が高い」ということ。一般的な人よりも感じること、気付くことが多いということです。この感受性の高さこそ、あなたが活かすべきところ。ケースごとにどう活かすべきか見てみましょう。
ケース1
人と話していると、その話し相手の「言葉の端々や態度から、口にはしない本音に気付く」「微妙な感情の変化に気づく」「不穏な空気の流れに気づく」「求めていること(ここを褒めて欲しい、この話はもうしないでほしいなど)が分かる」など。
→『相手の本心に気がつきやすい、相手の気持ちに感情移入できる』のが繊細で敏感な人の長所。これは友人や恋人、会社仲間、顧客相手など幅広いところで応用可能。仕事も恋愛も友人関係も、全てはコミュニケーションが鍵を握っています。
相手の微妙なサインを見逃さず、それに合せた丁寧な対応を心がけて。例えば会話とは別に、相手が他に気にしていることがあるようなら話を聞いてみるなど。「口には出していないのに気付いて対応してくれる」これは一歩先をゆくサービスになり、大きな信頼感に繋がります。
ケース2
あるカフェに入った時に、「お店の雰囲気と内装・インテリアの微妙な不一致に気づく」「定員のサービスの漏れに気づく」「メニューの色の配置のおかしさに気づく」
→上記は1例。繊細で敏感な人は、『問題点に気づきやすい、その分アイディアが豊富』という長所を持っています。例えばあなたが今受けもっている案件やプロジェクトの問題点、切り込み口、アピール方法。どうすればより良いコミュニケーションがとれるか、よりよい仕事に近づくか、あなたが真剣に考えるほど新たなアイディアが浮かびます。
気負わず「形にする」ことが大切
繊細で敏感なことを欠点と思い、無理しておどけたり、逆に卑屈になる必要もありません。人にはそれぞれ役割があり、上記の2つのケースはあなたが本当にプラスに働かせるべき長所の役割。「相談役やカウンセラー」のような役目や仕事が、あなたに適任なのです。
重要なのは、「形にする」ということ。コミュニケーションや仕事で活かしていくと、あなたの良さが徐々に認知されるようになりますよ。あなたはあなたの花を咲かせてくださいね!
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で、方法は?
長所は短所、短所は長所。いかなる形質も長所にも短所にもなりうる可能性はあります。その形質、ここで言えば“繊細”あるいは“敏感”であることが今の自分の居場所にとって“適応的形質”であるか、せめて“中立的形質”であるかをまずお考えになるのがよいでは?“非適応的形質”であるならばその場を去るか、それが難しいのなら、せめて表面上の問題を起こさないレベルまで自分を改造なさるがよろしいでしょうね・・・