古来より世界中で使われてきたハーブですが、西洋も東洋も漢方茶やドライハーブ等を使用したいわゆるハーブティーがすっかり生活に定着しました。
そんなハーブティーを飲む事も身体と心の鎮静や健康にとても効果的ですが、ハーブ酒を作って更にワンランク上のセルフケアを始めてみませんか?
ハーブのお酒とは?
ハーブのお酒というと何が頭に浮かびますか?
日本ですと養命酒が最も有名な物の一つとしてすぐに思い浮かぶ場合が多いですが、海外では様々な洋酒でハーブを沢山使用している物が出回って身近な物となっています。どちらの製品も飲むと身体がポカポカとし持続効果がとても長く、きちんと考えられて開発された製品だけに個人差はありますが、しっかりとした効果を感じる事が出来ます。
しかし、そんな市販のハーブ酒は買える場所が限られていますし、まだ若いうちは飲まなくて良いんじゃないかと敬遠しがち。ハーブの効果は年齢に関係無く非常に効果的で適量を摂取すれば副作用もほとんど出ず安心なので、使用しないなんて勿体ないです。
作り方はとても簡単なので、自分のオリジナルハーブ酒を早速作ってみましょう。
ハーブの選び方
ハーブといっても種類は様々。自分に何が合うのかは専門家に聞かないと解らないと考えて中々始められないという話しをよく耳にしますが、市販されているポピュラーな物の中から先ずは取り入れてみましょう。もし自分でもっと知識を増やしたいという場合はスクールや1日体験に参加してみては?
勿論専門家にアドヴァイスを貰う事もお勧めですが、楽しんで生活の中で少しずつ無理無く使用していく事が美容と健康への一番効果が出る近道ですよ。
最もポピュラーなハーブの効果
ラベンダー
ボディークリームやポプリが定番ですが、イギリスではクッキー等食べ物にもよく使用されています。
香りのリラックス効果が有名ですが、鬱や不眠症、食欲不振にも効果があります。その他にもニキビ、吐き気、嘔吐、偏頭痛にも効果的。
アニス(はっかく)
日本では中華料理等で定番の材料はっかくですが、フランスでは主に紅茶に使用されています。
胃もたれ、腸内ガス、利尿、月経促進、生理痛等、女性の悩みに嬉しい効能が。更に、母乳分泌促進と出産の痛みにも効果があります。男性の更年期にも作用します。
ペパーミント
ミントティーやミントガム、歯磨き粉等で生活にすっかり根強く生活に浸透したミント。朝食にミントティーを飲む事で身体のデトックス効果が高まるのでお勧めですが、更にミントティーに一緒に蜂蜜や牛乳を入れる事で美容にも効果的かつ飲みやすくなるので試してみては?
消化不良の胸焼け、帯状疱疹の痛み、生理痛、腸内細菌の異常繁殖、口内と気道粘膜の炎症、筋肉痛に効果的。
※妊娠中や糖尿病等の慢性疾患がある場合は必ず病院で服用の相談をして下さい。
ハーブのお酒の作り方
材料
▽ 好みのハーブ
(フレッシュタイプの場合は300g、ドライハーブの場合は150g)
▽ ウォッカや焼酎
(35~40%程度のアルコール分)600ml
▽ 氷砂糖等を適量で入れると甘くなりますが、お好みでかまいません。
作り方
1)上記の材料を密封出来るガラス容器に入れ、直射日光の当たらない場所で寝かせる。花や葉を使用する場合は最低2週間、茎や根、果実等を使用する場合は1ヶ月程度で完成。
(自分で採取したハーブを使用する場合は何のハーブなのか確実に知っている物で、効能や副作用等もしっかり認識している物のみ使用して下さい。)
飲み方
通常、ハーブの抽出液を薬として服用する場合は1日大さじ1杯を3回迄が適量とされていますが、ハーブ酒の場合はコップにショットグラス1杯分位(またはそれ以下)を入れてお湯で割って薄めて飲むのがお勧め。お酒だからといってそのまま飲むのはあまり身体に良くないので注意して下さい。
また、お菓子作り等にも使用可能ですので、自分なりの使い方を工夫して発見してみましょう。
無理をするのではなく、楽しんで取り入れる事が大切です。自分が気持ち良いと感じる事で笑顔が生まれ、継続する気持ちが出て来ます。ほんの少しの一歩を踏み出して、ハーブと一緒に毎日をより一層素敵に過ごしてみませんか?
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