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「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
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拡張!東京ブレイキングニュース
『木嶋佳苗ブログ』で感じた「妙」
吉田豪君が東京ブレイキングニュース(http://n-knuckles.com/serialization/yoshida/)
で書いたように、また週刊文春が報じたように、木嶋佳苗被告のブログがちょっとした話題になっている。僕も初めから読んでみた。(http://blog.livedoor.jp/kijimakanae/)
吉田君が書いていたが、ジャーナリスト青木理さんへの、「恋心」とでも言うような赤裸々なブログにメディア関係者は驚いているところだ。
特に、僕のような青木さんと、古くからの知己ならなおさらである。とは言え、青木さんが女性にモテるのは、彼がテレビに露出する前から周囲では皆知っていて、今回の木嶋ブログで改めてそのモテっぷりが、より広い範囲に知られた訳だ。これについては、前回の『居酒屋タックルズ』のタイムシフトで、飛び入りゲストで参加してくれた青木さんの様子を確認して頂ければ幸いである。
では、書き手としての青木さんはどうか。彼との共著『僕たちの時代』(毎日新聞)で掛け合い漫才のような感じで対談したものの、これは心の底から言うが、彼ほど主義主張がブレず、また取材対象には心根の優しく、編集者にとっては信頼できるジャーナリストは数少ないと思う。
気になったのが木嶋被告である。ブログでのメディア批判だ。特に北原みのり氏、佐野眞一氏に対する不信感は相当なものだ。両氏の著書とも僕は未読なのだが、佐野氏に関しては十六、七年前の「東電OL殺人件事件」の本を読んでから、それ以来、氏の本には全く興味がなくなった。例の「ハシシタ記事」以外は。
木嶋被告のブログを読んで、過去を思い返してみた。僕は何回か拘置所で面会しながら、殺人事件の犯人に取材をした事があるが、皆、一様に目から光が消えていた。また、刑務所を出てから、自分の犯罪を話す時でも目の奥に嫌な光をたたえていた。表情も、曰く言い難いものになる。「殺人者は眠そうな目になる」と、拙著『トラブルなう』(ミリオン出版)で書いたが、そんな感じだ。
その『トラブルなう』でも書いたが、唯一、例外だったのが民主党石井紘基衆議院議員を殺害した伊藤白水受刑者であった。やたら、明るいのである。表向きだけかも知れないが、人を殺したという意識がないのか?と、こちらが思ってしまうほど明朗だった。
翻って、木嶋被告はどうか。第一審で死刑判決を受けている。
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