「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
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32年間8054回目の「笑っていいとも」最終回
【圧巻だったタモリのMCとビートたけしの「表彰状」】
「明日もまた見てくれるかな!?」
番組最後のMCはいつものセリフでしめた。「笑っていいとも」の印象は、僕の場合「笑ってる場がですよ」の延長戦上のイメージだ。番組開始の時は、漫才ブームだったのを見越して、夜のお笑い芸人たちを昼に出演させるという形態で話題になったはず。当時のオールスター芸人をずらりと並べた後番組のMCを任されたのがタモリだった。
当時ではマニアックな芸人というイメージで、「漫才ブーム」の外部の人という印象。今で言う深夜枠の人だったと、ほとんどの視聴者が思ったのではないだろうか。歌舞伎町・ゴールデン街に出入りしていたのも何となく、「粋」だ。
最終回のテレフォンショッキングのゲスト、ビートたけしの「表彰状」の言葉を借りれば「はじめて番組閲覧に来た田舎者を相手に、何もやらずまぬけな芸人に進行を任せてきた」タモリの「何もやらない(ように見せる芸)」感が視聴者には逆に心地よかったのだろう。
因みに最終回の見どころは、前記のビートたけしの「表彰状」とタモリのラストのマイク「明日も見てくれるかな」だと個人的に思った。
他のコーナーはMCたちの顔合わせのみの雰囲気。しかし、それでよかったのだと思う。当然、月曜のレギュラーたちが口を挟むまでもない。空気を読むのが上手い指原莉乃、香取慎吾なども後ろに控えるのみでそれが、却って番組上良かったのだろう。笑福亭鶴瓶でさえ、ネタにされるのを遠慮していた感じだった。そこにあえて絡む中居正広の芸達者ぶりも相当スキルが高いと感じた。関根勤もあえて、トークに参加せず、タモリの進行に任せていた。
というより、「タモリさんリスペクト」のあの、雰囲気は視聴者側からも好印象だった。
ビートたけしの「表彰状」はタモリの芸人になる前の職業に触れ(当然洒落も入っている)、ビートたけし自身も田中康夫の回に乱入した事、また羽賀研二など、いいとも青年隊たちのその後に言及。そこで、いいとも青年隊は改めて数奇な運命を背負っているのだなと思い出した。逮捕者まで出しているのだから。