●兵庫県西宮市の元臨時職員の女性が怪我をしたのは市が安全配慮を怠ったことが原因だとして、神戸地裁尼崎支部が市に対し慰謝料など約1400万円の賠償を命じたというニュースがありました。
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土用の丑についてはその由来や土用そのものも殆どの人が知らないので、以下に要約しておきます。
そもそも日本人は根拠も知らずに迷信を信じるなど、WHY精神が弱いと言われますがこれもその一つでしょう。ただ、三大迷信である「丙午年生まれの女性は男を食う」、「大安・仏滅など六耀」、「厄年」よりは若干有益なのでましかと思います。
【土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べる。】
まず、土用とは五行説(この世は木・火・土・金・水の五要素から成り立つという説)に四季に当てはめ(木=春、火=夏、金=秋、水=冬、)、残った「土」を各季節の変わり目に当てはめられた期間のことです。何故なら「土」は全ての物を吸収できるので、季節の変わり目の前後の性質も吸収して繋ぎ目となれるからで、本来は年に4回土用があります。つまり、立春・立夏・立秋・立冬の前の各18日間です。
その中でも夏の土用は五行の循環で「火」は物を燃やして灰(土)にするということから、夏の土用の勢いが最も強いので土用の代表としました。また、その意味で「土旺」の意味から発音が訛って「どよう」となった為、「用」の字が当てられ「土用」になったとの説もあります。
次に、夏バテ防止のために鰻を食べるという習慣が定着したのは、江戸時代中に売り上げ不振に悩んだ鰻屋から、相談を受けた平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し繁盛したというのが一般的な由来です。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着しました。
また、夏の土用の時期は最も暑さが厳しい時期でもあるので、鰻にはビタミンB類が豊富に含まれているため、夏バテ、食欲減退防止には効果的であり、そういった面でもこの時期に鰻を食べるのは理に適っているとも言えます。
他にも、丑(うし)の日に「う」の付く物(うどん・うり・梅干など)を食べると体に良いとの言い伝えがあり、「うなぎ」も合致したので利用したという説もあります。「どよう」の「う」と「うし」の「う」が重なっているので特に「う」のつく物を強調したのかも知れません。