• このエントリーをはてなブックマークに追加
Vol.662 結城浩/数学書が難しいときどうするか/評価される結果を残したい/進捗がモチベーションを下げるとき/《開かれた本》/年齢を重ねて初めて気付くこと
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

Vol.662 結城浩/数学書が難しいときどうするか/評価される結果を残したい/進捗がモチベーションを下げるとき/《開かれた本》/年齢を重ねて初めて気付くこと

2024-12-03 07:00
    Vol.662 結城浩/数学書が難しいときどうするか/評価される結果を残したい/進捗がモチベーションを下げるとき/《開かれた本》/年齢を重ねて初めて気付くこと

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月3日 Vol.662


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    * * *

    「談話室」の話。

    ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。

    2024年11月30日(土)の「結城浩の談話室」では、もうすぐ受験となる高校三年生の女性とお話ししました。

    大きな決断について、不確定な未来に向かうときの心構え、文系と理系の区別、友人関係、面接をこなすヒント、文章を書く仕事についてなど、さまざまなことをざっくばらんにおしゃべりしました。

    未来の可能性に向かって大きくチャレンジしているポジティブな方で、会話を通じて結城は大変はげまされました。感謝です。受験もがんばってください!

    現在は、2025年1月に実施される「談話室」の予約を受付中です。

    ◆結城浩の談話室
    https://chatroom.hyuki.com

    * * *

    ChatGPTと談話室の話。

    先日、ChatGPTに「結城浩の談話室」を分析してもらいました。これは公式Webページで参加者の許可を得て公開している実施概要の文章をChatGPTに読ませ、文章としてまとめてもらったものです。その結果を以下で公開しています。

    ◆ChatGPTに「結城浩の談話室」を分析してもらいました
    https://gist.github.com/hyuki/a0f1c7bda53448f133f6ad7838ea65fe

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 美しいグラデーションを作っていくColorma - 結城浩のゲーム紹介
    • 高校二年生、数学書を読んでいて難しいときどうするか - 学ぶときの心がけ
    • 多くの人から評価される結果を残したいという気持ちについて - 人生を歩む
    • 進捗がモチベーションを下げる危険性 - 仕事の心がけ
    • 《開かれた本》について - 本を書く心がけ
    • 年齢を重ねて初めて気付くこと - 人生を歩む

    美しいグラデーションを作っていくColorma - 結城浩のゲーム紹介

    結城はiPhoneのパズルゲームが大好きです。

    最近のお気に入りはColormaというパズルゲームです。ルールは簡単で「ばらばらになった色のパネルを並べ替えてきれいなグラデーションを作る」というもの。ゲームのようすは以下の公式動画をごらんください。

    ◆Colorma - 公式紹介動画
    https://youtu.be/FOKM2Hw-sDg

    ClassicというレベルにはColor, Vision, Discoveryなどの7パックがあり、各パックには30〜48個の面があります。結城は現在5パック目のPerceptionに取り組んでいます。またその他に毎日新たな面が登場するDaily Puzzlesもあり、こちらは10月、11月とコンプリートしています。要するに膨大な面があるわけです。

    やさしい面は一瞬で解けますが、難しい面は一日悩むこともあります。グラデーションは二次元的に広がっており、悩んだ末に全体を裏返すような配置にすることで解けるときもあり、非常におもしろいと感じます。

    色のパネルを並べて何が楽しいのかを説明するのは難しいですが、まさにその「説明の難しさ」がおもしろさじゃないかと思います。「緑」と一言でいっても黄色っぽい緑から青っぽい緑までさまざまな色があります。普段は意識しない色の細かい違いを強く意識させられるのがおもしろいです。

    言葉では説明できなくても、ぱっと見た瞬間に「この色に一番近いのはこのパネル」とわかることもよくあり、いったいその「すぐわかる感覚」はどこから来るのだろうと我ながら不思議です。

    それからパネルを並べていくときに、周囲のパネルとの比較が重要になります。ある場所にある「緑」が純粋な緑に見えても、他のところに動かすと意外に青っぽく見えたりするのもおもしろいですね。「こっちの色ではなくこっちの色が入るはずだ」と思って動かすけれど「やっぱり違った」となる感覚もまた楽しいものです。

    毎日繰り返しやっていると、私の視覚デバイス(つまり、目)は「緑色の細かい違い」よりも「紫色の細かい違い」の方を敏感に感じることに気付きました。これは興味深い発見です。発見したからといって日常生活に影響はないのですけれど……

    ◆Colorma - App Store
    https://apps.apple.com/jp/app/colorma/id6471999662

    ◆LOGISK(開発もと)
    https://www.logiskstudio.com/

    ◆結城浩のゲーム紹介
    https://mm.hyuki.net/m/m040ed211c91b

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    入会して購読

    チャンネルに入会して、購読者になれば入会月以降の記事が読めます。

    入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

    ブログイメージ
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」
    更新頻度: 毎週火曜日
    最終更新日:2024-12-03 07:00
    チャンネル月額: ¥880 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    ニコニコポイントで購入

    当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。