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おつけものさん のコメント

ファンアートが当たり前に描かれる時代になり、以前ボルゾイ時代稲葉さんがファンアートに対してあまり、といった反応をされていた様な気がして、(でもどう言っていたのか全く覚えておらず…)ファンアートを見るたび嬉しく楽しいのですがそのことが引っ掛かりほんの少しもやっとした気持ちだったので、ファンアートに対してどう思っているか文字で示していただけるのはとてもありがたいなと思いました。
サンタ帽の姿や、稲葉判子の姿、また色々な姿のファンアートが見れるのを自分も一ファンとしてこっそり楽しみにしています。
No.14
15ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
平素よりお世話になっております。 稲葉です。 最近、学怖のコラボ企画関連などで、 自分がキャラクター化されるのを嫌っている…といった意味合いの話をしたからか、 複数の方から「ファンアートなどを描かれるのもお嫌いですか?」と質問を受けました。 こういうのは自然に任せておいたほうがいいのかなーという気もしなくはないですが… 思うところがないわけでもないので、 ちょっと自身の見解を書いておこうと思います。 最初に言っておくと、自分の動画をきっかけにイラストであったり、 それ以外でも、二次創作的なかたちで何かを作ってもらえるというのは、 本当に嬉しいことです。 労力がかかるものであることも分かりますし、 素直に感謝の気持ちを抱いています。 それは、実況動画を始めた2008年頃から変わってないですね。 昔から、自身をファンアート化してもらうよりは、 遊んでいるゲームのイラストを描いていただいた方が好きなので、 『俺屍』みたいな感じで一族の絵をたくさん描いてもらえたのは超嬉しかったですけど。 自分を描いていただけるというのも、 それ自体は全然嫌とかじゃないです。ありがたいことです。 そもそも何故自身がキャラクター化されるのが嫌かと言うと、 ゲーム実況に対する、個人的な考え方に拠るところが大きいのです。 ゲーム実況って、 実況者の姿かたちが見えないからこそ、作りだせる表現があるというか。 そういう部分に魅力を感じている部分があって。 1番分かりやすいところでいくと、 ↓とかはまさにそういう考え方に基づいて作った動画です。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm33794816 このゲームの実況動画としては、ジョイコンをブン回している姿も収録しておいて、 ワイプ編集で入れ込むとか、そういうアプローチもあるんでしょうけど… (というか、そっちのほうが正統派かも知れない) ただ、ゲーム画面+マイク音声だけしかなく、 どんな風なダンスを繰り出しているかが分からないからこそ、 生まれるおかしみも絶対あるというか。 そういうおかしみを生み出せるのが、 自分が好きなゲーム実況動画という文化であって、 それをやっていきたいと考えているんです。 そのためには、 キャラクター化された自分のアイコン的なものは邪魔なんです。 もちろん、自分のキャラアイコンみたいなものを作って、 ある種のキャラクタービジネス的な感じで売り出していくってやり方もあるはずで、 そういう方向性も否定はしないんですけど。 自分がやりたい方向性としては、 ないほうがプラスに働く。 皆が共通で思い浮かんでしまうような、 自分のキャラクターアイコン的なものを作りたくないから、 コラボゲームも飯島さんに無理を言ってああいう形にしてもらったわけです。 (飯島さんはだいぶ困らせてしまいましたが) あとやっぱり自分の場合、 ゲームによって実況者としてのキャラも多少変えているというか。 どういう風な実況プレイをしたら、そのゲームを活かせるかというのは、 考えながらやっていますので… 例えば、『剣神ドラゴンクエスト』と『無限夜行』を同時期に投稿していましたが、 今は亡きニコレポか何かで、 "同じ人の動画とは思えない"と言われていたことを覚えています。 それは当然、意識してやっていることでもあって。 『剣神ドラゴンクエスト』のテンションというか、キャラで 『無限夜行』を遊んだら台無しですし、逆もまた然りだと思うのです。 確固たる実況者像みたいなのが固まってしまうと、 そういう、幅を持たせたゲーム選びとかも出来なくなりそうで、それも嫌です。 まあ、このへんは 動画を作る側しか持ちえない感覚なのかも知れませんけどねぇ。 なので、自分がファンアートを描いてもらうことに対して抱いている感情としては、  描いていただけるのは普通にありがたいんだけど、  共通で想起されるようなキャラアイコンが作られてしまうと困る… って感じです。 最近は何年か前までTwitterのアイコンにしていた、 サンタ帽の男性で描かれることが多くなってしまって、 「あ、それはちょっと微妙…」と困っています。(ミヲちゃん風) こないだ配信企画でイラストチェイナーを遊びましたが、 その時に友人ぞの氏から、 「サムネに使いたいからアイコン欲しいんだけど」って頼まれて。 「いや俺そういうの作らないようにしてるから」って返したんですけど、 「サンタ帽のやつじゃないの?」って言われまして。 ぞのさんですらその認識はまずいかな、と危機感を覚えたんですよね。 自身をイラストに落とし込まれるのは別にいいんですけど、 皆が皆、同じデザインでイメージしてくるとやりにくさを感じちゃうので。 なので、自分の実況動画作りのスタンスを慮ってくれるのであれば、 人によって違うデザインというか… その描いてくれる人が想像する稲葉百万鉄、で描いてもらえると嬉しいかな。 出来ればゲームごとに毎回違うデザインがいいけど、 まあ、そこまで面倒くさいことは言わない…笑 ファンアートを描いてくださる方の1人1人が、 動画の声などから感じた実況者像を、 おもいおもいのかたちでイラストにしてくだされば、 それがまあ、自分にとっても良い形なのかな、と思います。 …とまあ、ここまで自分の思いを書いてみましたが。 「○○には描かないで」とか「○○なコメントはしないで」みたいなのって、 動画投稿者側が言ってもしょうがないことなのかな、とも感じてるんです。 上記はあくまで自分がどう思っているかなので、 それに則らない人がいても、別に構いません。 昔ustで生配信をしていた頃、 実況者のファンアートを描いているって人とチャットで会話したことあるんですが、 その人は別に、実況者のために描いているわけではなく、 自分が描きたいから描いているのだ、というような話をしていました。 自分がゲーム実況をする際も、 別にそのゲームを作った人のために実況プレイしているわけじゃないですし。 動画にコメントする人だって、 別に動画投稿者のためにコメントしているわけじゃないでしょ。 感覚的には同じことなんだろうなと感じてます。 (もちろん人にもよるんでしょうが) だから、明らかに公序良俗に反しているものでもなければ、 動画投稿者側がとやかく言うことでもないという感覚もあって。 昔、稲葉百万鉄に名義を統一した際にも言いましたけど、 同じ名前でやってる限り、実況者がキャラクター化されていくのは、 自然の流れであることは理解しているので。 潮時だなと思ったら、 やりやすい環境を作れるよう、自分で何かやり方を考えるべきであってね。 だから、例えばサンタ帽のイラスト描いてる人がいたとしても、 「本人困ってるみたいですよ」とか別に言わなくていいです。 これまでイラスト描いてくれてきた人だって、 何か非があるわけでは全くないですし、これからもそうです。 好意というか、プラスの感情でやってくれてるんだろうな、 というのは分かっていますし。 まあ、自分の考え方は実況者の中でも比較的珍しいタイプな気もしますし、 むしろ申し訳ないという気持ちの方が強いです。 実際、一緒に動画作ってる友人のがみさんなんかは、 全然別の考え方なんじゃないかな。 (あの人は動画制作者じゃなくて配信者だしね) 自分も生配信主体でやっていくなら、 キャラアイコン作ってどんどん押し出していたかも知れないですし。 でも自分が、やっていきたいのって動画のほうなんで。 こういう実況者が1人くらいいても、 いいんじゃないでしょうかね。だめかな。 さて。 ここまでは単に、自分がどう考えているの話。 最後に1つだけ、ファンアートを描く際のお願いをさせてもらうと。 ゲーム実況って、ゲームがあって初めて成り立つもので、 実況者はゲームを遊ばせてもらっているだけの存在に過ぎません。 ゲーム実況自体もそうですが、そういう二次創作的なものって、 結構繊細な立ち位置が求められるものでもあるので… 元々のゲームのファンの目に触れる機会もあると思いますし、 そうした場合に、"不快感を与えるようなものになっていないかな?" という観点だけ持っていただければ。 極論、後はもう何でもいいのかなとも思います。 自分も実況動画を作る際、 気を付けないといけないと考えていることでもあります。 もし自分の動画がきっかけで描いてくれたイラストなどで、 誰かにマイナスの感情が生まれてしまったら、それは悲しいですからね。 そこだけがお願いかな。 まあ、ゲーム実況動画の楽しみ方なんて、 人が100人いれば100人分の考えがあるものでしょうから。 本当は他の人に「○○してください」とか言いたくなくて、 「自分はこうします」だけで済ませられるのが理想なんですけどね。 今回はちょっと要求的な内容も含む感じになってしまって、すいません。 あ、西美濃の新しい動画の編集を少し集中してやりました。 2週間分くらいはストックできたので、明日から投稿していこうと思いますよ。 それでは、ご清聴どうもありがとうございました。 稲葉百万鉄
稲葉活字万鉄
ゲーム実況者:稲葉百万鉄のチャンネルブロマガです。

実況動画についての記事が中心ですが、動画とは関係のない昔話や、好きなゲームについての話も書いていくかも知れません。