平素よりお世話になっております。
稲葉です。

自分の作っている動画(および友人が作っている動画)について、
一部方針に変更がありますのでそのお知らせです。

端的に言うと、投稿先を以下のように変えます。

【変更前】
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【変更後】
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※『Q2 HUMANITY』は最終回まで、nionicoにも投稿し続けます


昔から見て下さっている方に分かりやすく言えば、
2015年頃のやり方に戻るかたちです。

こう表で見ますと、友人の意見が大きいのかと思えるかも知れませんが、
別にそういうわけでもなくて。

2人で話して、こうしたほうがいいだろうということで決めました。


まあ…
我々の場合、動画投稿は遊びでやっているようなものなので。
「変えますよ」だけでいい気もするんですが。

個人的には、自分が好きな実況者なりなんなりがいたら、
こういう方針の変更については、考え方の説明等があった方が嬉しいかなとも感じるので。
こちらの記事で理由等を書いていきます。


一応、念のため断っておきますと、
ここで書いているのは自分個人の考えであって。

西美濃的にみたら、あくまで50%に過ぎないものになります。
(友人には友人で、また別の考え方があるはずなのでね…)

その点、ご理解いただければと思います。



■ 西美濃をYoutubeに1本化する理由


これはもう、シンプルな理由で。

「niconicoで動画を見てくれる人が減ってきている&この傾向が今後も続くことが予想される」
ということ。

少し言い方を変えますと、友人に、
「良い動画作れてると思うんだけど、数字的には下がっとるなぁ」って言い続けるのが…

ちょっともうしんどいな、というところです。


まあ、これだけ日常的に動画を作っていると、
動画1本1本の再生数とかはもはや気にしていなくて。

月次での総再生数を記録していっていまして、
そこを見てるんですけどね。

トータルが少しずつでも増えているのであれば、
それが良い動画を作れていることのバロメーターになるのかなー、
くらいの見方ではありますが。


で、そうやって見ていくとですね。
やっぱりniconicoは減少傾向になるんです。

実数出すと生々しいので、%で言いますけど、
例えば先月と3年前の同月の数字を比べると、
75%くらいになっちゃうんですね。

3年前の11月というと、西美濃で『クロックタワー』とか『はたらくUFO』、
1人だと『学怖』を投稿していた頃なので、月の投稿本数としても今と大して変わらないですし。
(むしろ今の方がやや多いくらいかも)


まあ生声のゲーム実況なんて、今となっては新鮮味なんてないし、
再生数が漸減していくのも「そりゃあね」という感じでもあるんですが。

ただ一方で、Youtubeはどうかというと、
同じ見方をすると140%くらいに増えてるんですよね…

これは、見る月を変えてみたり、
単月でなく3ヶ月や6か月で見た時にもほぼ同様の傾向。

niconicoは減少、Youtubeは上昇の傾向になるのです。


で、今後を考えたときに、
Youtube側の上昇傾向が続く保証はないですが、
少なくともniconicoの減少傾向は続くと思うのですよ。

実数としてはniconicoで視聴されている数のほうが多いですが、
早晩逆転するのは目に見えているし。

友達と一緒にやる分には「増えたねぇ」って言える環境の方が楽しいので。

友人も1人での動画を色々と考えてくれているみたいですし、
『絶体絶命都市2』が終わったこのタイミングが区切りとして
ちょうどいいのかなぁ、と。


別に、そんなに再生数を求めて活動してるわけではないんですけど、
何かの活動をしていくにあたって、
適度な成長性みたいなものがないと、それは長続きしないと思います。

友人とゲーム実況を録ることは、とても楽しいことではありますが、
でももしそこに成長がなくなったら、「もういいんじゃない?」って…
どちらかが言い出す日が来ちゃうんじゃないかな。


"再生数=動画制作者としての成長"という図式が絶対ではありませんが、
定量的な指標にはなると思っていて。

動画作ってる自分の感覚としては、経験を積めば積むほど、
良い動画作れるようになってきてると感じているんですよね。

こないだの『Don't Scream』とか、
2人で録ったどのホラーゲームの動画よりも良い出来になったと思ってます。




で、その「良く出来たな」という定性評価と、定量的な評価が一致する環境があるんだから、
そっち1本でやった方が、結果的に友達との活動は長続きするんだろうな、
というのが自分の考えです。


チャンネル登録者数を〇〇倍にしたいとか、再生数〇〇の動画を作りたいとか、
そういう具体的な目標は別にないんだけど…

収録のたびに「全体的にちょっと上がってたよ」「おー、いいね」って、
言い合えるような、そういう活動をしていきたいです。

せっかくやるならね。



■ 個人の動画をniconicoに投稿し続ける理由


こう書くと、
「じゃあなんで1人の動画もYoutubeに1本化しないの?中途半端では?」
と思われるかも知れませんが。

1人でゲーム実況を作るにあたっては、
さっき書いたようなことが、動画を投稿しなくなる理由にはならないというか。

個人での活動と、友達と一緒にやる活動とでは、
そこに求めるものが根元のところで違うんですよね。


自分にとって、1人でやるゲーム実況というのは、
ゲームを最大限楽しむための遊び方という面が大きくて。

もうなんか、自分が遊びきった時点で
一定の満足感は得られていて。

その後の動画投稿作業とかは、ただそこに付随しているというだけで、
主目的じゃないんですよね。


だから昔、逆転裁判の1~3までを実況プレイした時とかも、
「このゲームはあげないほうがいい」と言われたら、
「じゃあ、やめておこうか」で簡単に済ませられるというか。

本気でのめり込んでゲームをプレイして、
悩んだり、喜んだり、感動できたという事実が大事なので。

むしろ別のゲームに派生する流れを作れたんで、
結果オーライと思えてるんですけど。


でも、あれが友達と録った動画だったとしたらまた話は違ったはずで。

わざわざ時間とってもらって収録して、
内容的にも悪くないものが出来たのであれば、
動画として投稿するところまでもっていきたいよなとは思うんです。

複数人での活動になると、
一緒に作った動画を投稿して、それを視聴してもらって…みたいなところまで含めて
楽しみたいという気持ちになるんでしょうね。


西美濃だと、例えばチャンネル登録者数がキリのいい数字になったら、
「よし、祭りをやろう!」みたいな気持ちになりますけど、
個人アカウントでそういうのやる気は全く起こらないから。



そういう感覚の差が、
動画の投稿先の考え方にも繋がってるんだと思います。


もちろん規模感の成長も、ないよりはあったほうがいいですけど。

自分1人でやる分には、そこは友人との活動ほどには重視してないです。

「まだまだniconicoで見たいぜ」って言ってくれる人が結構たくさんいることも知ってますし、
自分的にはそれに「いいぜ」って応えたい。


いつか、「niconicoはもう潮時かな」と感じる時が来るのか、
それは正直自分でも分からないですが…

でもそっちよりは先に「実況動画はもうやりきったな」と感じる日のほうが
先に来る気もします。

まあ、少なくとも今は『ガンパレ』を遊ぶのが超楽しいですし、
そうやって実況プレイできるゲームがある限り、
ずっと続けていけたらいいなとは思っていますけどね。

未来のことは分かんないな。



■ おわりに


ということで、今後は
西美濃の動画はYoutubeだけの投稿になります。

もともと転載対策みたいな感じで始まったniconicoへの投稿でしたけど、
別に不本意とかそういう風に感じていたわけでは全然なくて。

変に騒がれたりするのがイヤだっただけで、
見てくれる人がいるなら、そんなにプラットフォームへのこだわりはありませんから。

ここまでniconicoで西美濃の動画を視聴くださっていた方々には感謝を伝えたいです。

ありがとうございました。


今後、Youtubeに1本化することで動画の作りに何か変化があるかというと…

どうでしょうね。

Youtubeだけだった頃の『サイレントヒル3』と、
両方に投稿していた頃の『デメント』に差があるかというと、
殆ど同じじゃない?という気もしますけど。

ただ、2つのプラットフォームを使ってると、
両方の特性を考慮して動画作らないといけないというのは実際あって。

やっぱり基本はniconico側に制約が多いわけですけど。

今回の方針変更をきっかけに、
作れる動画の幅を広げていけたらいいなぁとは思っています。


あと勘違いして欲しくないのは、
niconicoでゲーム実況することに価値がないとか、そういう風には全然思ってないってこと。

1人のやつは今後も投稿し続けるわけだしね。

まあ実際、動画を作って生計を立てたい人とか、収益的な部分の優先度が高い場合は、
niconicoで活動するメリットって、ほぼないとは思うんだけど。

そういう人だけじゃないからさ。

単純に、目の前のゲームを楽しむってことだけを考えたら、
そこまで悪いフィールドではないと思っているし、
それを楽しんでいる人は今でもいっぱいいますよね。


別に自分は、niconico動画全体が大好き!ってわけじゃないし、
「このノリ合わねぇ…」ってなる時も結構あります。

動画作ってて不便に感じる部分も多いですし。

30分以内におさめるために、
「このシーン削れば10秒稼げるか」とか考えてるときは、
正直馬鹿らしいなぁとか思ったりもするんだけど…

でもそういう制約も、今後(少しずつ)改善されていくみたいで、
動画投稿し続けている人としては素直に嬉しいかな。

なにより、自分に実況プレイという文化を教えてくれたのは、
niconicoだし、そこは大切にしていきたいよね。

いつまで実況動画を作り続けるのかは分かりませんが、
その時まで、niconicoが自分にとっての「遊び場」で在ってくれたら良いなと思っています。


今後も1人での動画だったり、友達と一緒の動画だったり、
マイペースに作っていくと思いますので、
一緒にゲームを楽しんでいくことができましたら幸いです。

それでは、ご清聴ありがとうございました。

稲葉百万鉄