内村航平選手は、日体大体操競技部出身の父親と、元体操選手の母親の影響で3歳か体操を始めます。
地元長崎県の中学校を卒業すると、都内の体操クラブに入門するため両親の反対を押し切って上京。
東洋高校を経て、日本体育大学へ進学し、2008年の北京オリンピックでは日本人選手としては史上初の10代でのメダルを獲得、翌年の選手権では、最年少で個人総合優勝。
2011年には世界選手権史上初となる個人総合3連覇を達成、世界大会でのメダル獲得数は通算24個と日本人選手歴代最多タイ記録という輝かしい経歴を持っています。
勝利よりもより美しい演技を
内村選手の強みは何といっても、美しいフォームと安定した着地。
幼い時に夢中になったトランポリンによって動体視力と平衡感覚が養われ、激しい回転をする演技中でも、自分の位置と周りとの距離感を正確に判断して、微調整をすることができるそうです。
また、内村選手は金メダルや優勝を獲得することよりも、どれだけ美しい演技ができるかにこだわっています。
「美しい技を多くの人に見てもらいたい」という強い思いが内村選手の原動力であり、強さの秘密なんですね!