まだまだ男真っ盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。
医者に相談する勇気が出ず、1人で悩む人も多いのではないでしょうか。
ここではインライフに寄せられた男性に関する悩みに対して、編集部員が回答いたします!

今回のお悩みはコチラ!
「年末年始の飲み会などで、一気に体重が増えてしまいました…。運動しようと思っても体力が落ちてしまっていて中々続きません。何かいい方法はないでしょうか…。(40代会社員男性)」

確かに年末年始って飲みの機会が増えたり、おせちやお餅をついつい食べすぎてしまいますよね。
それに外は寒いし、どこのお店も閉まっていたりするので出かける機会も少なくなってしまいます。

かくいう筆者も今年は寝正月でいたら1週間で2キロほど増えてしまいました…。
10代20代の頃は体重なんか運動すればすぐ元に戻ったものですけど、30代を過ぎてくると元の体重に戻すだけでも一苦労…。

というわけで今回は「肥満」の対策や治療方法の選び方を解説していきたいと思います。

男性は中年・女性は高齢ほど肥満が多い

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厚生労働省の「平成28年国民健康・栄養調査」によれば、BMI値判定で「肥満者」と認定されるBMI値25以上の人は、男性だと30代から増加していき50代でピークを迎え、それ以降は減少、女性は経年とともに増加の傾向があるということがわかりました。

30代から太りやすいと言われる主な原因は、体質が変わってきて消費カロリーが年々少なくなってきているにもかかわらず、20代の頃のような食生活を続けているから、というのが多いと言われています。

年齢を重ねてくると基礎代謝が減り、仕事による運動の機会が減少していってしまっているのに対し、摂取カロリーだけは全盛期のまま…となれば太ってしまうのは自明といえるでしょう。

30代もなかば頃になってくると、油ものが重く感じたりしてきて食事を控えるようになってきますが、その頃にはすっかり「太りやすい体」になってしまっているのです。