他の企業さんのFacebookページ運営実態、気になりませんか?
以前、こちらの記事でアンケートにご協力をお願いした『Facebookページ 運営者白書 winter 2012』のアンケート結果がまとまりました。
今回は調査結果の中から、12問の結果を抜粋して公開します。
「集客方法」「目標数値」「効果の実感有無」など、戦略を立てるにあたり参考になる事も多くあるはずです。ぜひ参考にして頂けたらと思います。
※宜しければ前回のアンケート結果も合わせてご覧下さい。
目次
Q1. Facebookページの集客はどうしていますか?
Q2. Facebookページ運営の数値目標は何ですか?
Q3. Facebookページを運営する目的は何ですか?
Q4. Facebookページの効果を実感していますか?
Q5. (目的別)Facebookページの効果をどのくらい実感してますか?
Q6. 1週間の平均ウォール投稿数は?
Q7. Facebookページの運営を始めてどれくらい経ちますか?
Q8. 何人体制で運営していますか?
Q9. 外部委託している業務は何ですか?
Q10. ファン数はどのくらいですか?
Q11. Facebook以外で活用しているソーシャルメディアは何ですか?
Q12. 2013年、どこに注力していきますか?
留意点
左図のように、本アンケートに回答頂いた企業さんの半数以上は、ファン数の規模が1,000人以下です。ですので、回答頂いた方々の多くは、年間数百万円~1000万円以上かけて運用している企業さんではなく、まだ小規模で運営している会社さんが多そうという点だけご留意ください。
※その他回答者属性は、こちらのSlideShareの資料(完全版)の4ページ目以降をご覧下さい。
Q1. Facebookページの集客はどうしていますか?
Answer 1.
自社サイトからの誘導が56.9%と最多を占める。2位にFacebookAd 28.1%。3位に自社Twitter 23.4%。 (複数回答)
ファン数1000人以下のFacebookページが多いという事で、あまり予算をかけずに独力で出来る施策を行なっている企業さんが多いようです。
懸賞アプリ 10.8%という数字から、ファン数1000人以下のFacebookページでは懸賞キャンペーンもまだ行っていない企業さんが多そうです。
Q2. Facebookページ運営の数値目標は何ですか?
Answer 2.
いいね!数(ファン数)が59.3%と最多を占める。2位にリーチ数 31.7%。3位に話題にしている人 27.5%。 (複数回答)
立ち上げ時は特に、一定のファンの母数を集める事が重要です。結果を見る限りでも、多くの企業さんでもファン数をまずは追っているようです。
また、昨年と比べるとリーチ数と売上を数値目標にしている企業の割合が増えています。
Q3. Facebookページを運営する目的は何ですか?
Answer 3.
■目的は?(考えているもの全て)
新規ファンの獲得が55.0%と最多を占める。2位にブランディング 45.7%。3位に露出増加 45.0%。 (複数回答)
■1番の目的は?
ブランディングが30.5%と最多を占める。2位に露出増加 15.6%。3位に新規ファンの獲得とエンゲージメントが共に 12.6%。 (複数回答)
「目的(考えているもの全て)」について
「目的(考えているもの全て)」の回答を見ると、多くの中小企業はまだファン数が少ない事から、まだ「ファン獲得」を目的の一つとして運用している企業が多いと分かります。
「1番の目的」について
上記グラフにあるように、全ての目的を挙上げると「ファン獲得」「露出増加」などが多くなりました。が、それらの目的の中でも、最も優先順位が高い目的を挙げて貰うと『ブランディング』が圧倒的に多くなりました。
BtoB/BtoCの業態別目的
「1番の目的」の結果を、回答者の業態別(BtoBかBtoCか)で内訳を見ました。その結果は以下の図になりますが、傾向としてBtoB企業の目的は『露出増加』『自社サイトのトラフィック増加』『ブランディング』に偏っているようです。(エンゲージメントが少ないですね。。)
Q4. Facebookページの効果を実感していますか?
Answer 4.
「まだよく分からない」が43.1%を占める。2位に「実感していない」 26.3%。3位に「実感している」 23.4%。 (複数回答)
以下グラフを見ると、ファン数3000人以下の企業ではFacebookページの効果を「まだよく分からない」「実感していない」という回答が目立ちます。
効果の実感度合はファン数の多さに、おおかた比例する
以下のグラフで、ファン数の規模別に、効果を「すごく実感している」「実感している」と回答した人の割合を表しました。
企業のFacebookページでは、概ねファン数の規模に比例して、その実感度合も高まるという傾向が見受けられます。
Q5. (目的別)Facebookページの効果をどのくらい実感してますか?
Answer 5.
露出増加で効果を実感している割合が38.5%と最多を占める。2位にブランディング 35.3%。3位にエンゲージメントと商品の購入が共に 33.3%。 (複数回答)
以下のグラフは、「どの目的を持ってFacebookページを運営している人が、効果を実感しているか?」を調査したものです。
これを見ると、「露出増加」「ブランディング」のみならず、「商品の購入」を目的としている人も効果を実感しているようです。
Q6. 1週間の平均ウォール投稿数は?
Answer 6.
1週間に3本以下が42.5%と最多を占める。2位に4~5本 29.9%。3位に6~10本 16.2%。 (複数回答)
1週間に「3本以下」が42.5%を占める事より、まだ恒常的な投稿内容作成のフローが出来ていない企業が多いと考えられます。
2011年の米Buddy Media社の調査によると、ウォール投稿は1日1~2本にしたほうが「いいね!」「コメント」が40%多くなる、という結果が出ています。
Q7. Facebookページの運営を始めてどれくらい経ちますか?
Answer 7.
1年以上が36.5%と最多を占める。2位に6ヵ月以上1年未満 21.0%。3位に3か月以上6ヵ月未満 16.2%。 (複数回答)
以下のグラフから、Facebookページの運営を始めてから1年前後の企業が多く、2年以上継続して運営している企業は8.4%という結果となりました。
1ヶ月未満が9社、1ヶ月~3ヶ月が21社、3ヶ月~6ヶ月が27社という傾向を見ると、ここ最近の新規Facebookページの立ち上げ数は、横ばいが続いているようです。
Q8. 何人体制で運営していますか?
Answer 8.
1人が54.5%と最多を占める。2位に2人 28.1%。3位に3人 10.8%。 (複数回答)
以下の調査データを見ると、中小企業のFacebookページの運営者は1人体制で行っているところが多いようです。
Q9. 外部委託している業務は何ですか?
Answer 9.
「外部に委託している業務はない」が66.0%と最多を占める。2位にデザイン制作 16.0%。3位にコンテンツ(投稿)制作とFacebookAdが共に 8.7%。 (複数回答)
以下の調査データから、Facebookページの運営において、中小企業では外部委託している業務はないという回答が半数以上になりました。
Q8の結果も踏まえ、運営人数が1人などの少人数で、自社内で運営をこなす企業が多いことが分かりました。
Q10. ファン数はどのくらいですか?
Answer 10.
101~300人が19.2%と最多を占める。2位に1,001~3,000人 15.0%。3位に3,001~10,000人 10.8%。 (複数回答)
下記グラフの調査データより、ファン数「101~300人」の段階と、「1,001~3,000人」の段階の企業が目立ちます。
ファン数300人以上、3000人以上に増やすところにファン獲得の壁があることが分かります。
Q11. Facebook以外で活用しているソーシャルメディアは何ですか?
Answer 11.
Twitterが63.5%と最多を占める。2位にブログ 36.5%。3位に利用していない 21.6%。 (複数回答)
Twitterが圧倒的に多く利用されているという結果となりました。
Q12. 2013年、どこに注力していきますか?
Answer 12.
ファンに受け入れられる投稿の分析が48.4%と最多を占める。2位にとにかく「いいね!」を集める 34.2%。3位にインサイト含めたFacebookページの解析 26.1%。 (複数回答)
ウォール投稿の分析やFacebookページの解析といった、Facebookページの運用の実績データを見ることに意識が向いているようです。
以上、『一挙公開!他社のFacebookページ運営実態「丸分かり」の12問のアンケート結果 | 「集客方法」「目標数値」「効果の実感有無」等』でした。
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/201
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