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上原正太郎×斉藤徹スペシャル対談:デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード<第1回>
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上原正太郎×斉藤徹スペシャル対談:デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード<第1回>

2013-05-08 09:32
    今日から3回に渡って、アドビシステムズ社の上原氏とループス・コミュニケーションズの斉藤氏のスペシャル対談記事をお届けします。テーマは、「デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード」です。お二人には、デジタル・マーケティングの世界に潜む課題とその課題を解決するための方法を明らかにするために語り合っていただきました。どうぞ最後までお読み下さい。

     

    #1:リアルタイム、その瞬間に使われない情報なんて意味がない!

     

    イラストレーターやフォトショップをはじめとしたクリエイティブツールで有名なアドビシステムズ社が、昨年立て続けに2つのクラウドサービスを発表しました。「Adobe Creative Cloud」と「Adobe Marketing Cloud」です。この2つのクラウドサービスですが、デジタル・マーケティング部門に長年に渡ってはびこってきた課題を解決する可能性を秘めているサービスとして注目を集めています。では、デジタル・マーケティングの現場には一体どんな課題が潜んでいて、その課題を解決するためにはどうしたら良いのでしょうか。

     

    今回、その課題と解決策を明らかにするために、「デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード」と題した、アドビシステムズ社で「Adobe Marketing Cloud」のエバンジェリストとして活躍されている上原氏と、3月に米国ソルトレイクで開催されたアドビ社のイベント「Adobe Digital Marketing Summit 2013」に参加し、「Adobe Marketing Cloud」の可能性を実際に肌で感じ取って来られたループス・コミュニケーションズの斉藤氏に対談をお願いしました。

     

    3回シリーズでお送りする第1回目は「リアルタム、その瞬間に使われない情報なんて意味がない!」です。少しでもデジタル・マーケティングに携わる人々の参考になれば幸いです。

     

    尚、お二人の敬称は略させていただいています。

     

    斉藤:

    今回は、御社が昨年発表した「Adobe Marketing Cloud」が、デジタル・マーケティング部門に潜む課題をどのように解決することができるのかといったテーマでお聞かせいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

     

    上原:

    はい、よろしくお願いします。

     

     斉藤:

    デジタル・マーケティング部門には様々な課題が潜んでいると言われています。長年に渡って、イラストレーターやフォトショップを始めとしたクリエイティブツールを通してデジタル・マーケティング部門を見続けてきた御社は、そうした課題にいち早く気がついていたのではないですか。

     

    上原:

    はい、その通りです。昨年発表した「Adobe Creative Cloud」と「AdobeMarketing Cloud」は、まさにデジタル・マーケティング部門に長年に渡って潜んでいた課題を解決するために、アドビが満を持して世に送り出したサービスなんです。

     

    斉藤:

    なるほど。では、実際にデジタル・マーケティング部門にはどんな課題があるとお考えですか。

     

    上原:

    そうですね、いくつか課題はあるのですが、1つはデジタル・マーケティング部門内に、必要な情報が必要な時に手元にないという、ビジネスを進めて行く上で致命的とも言える課題があります。

     

    斉藤:

    必要な情報が必要な時に届けられていない?もう少し詳しく説明してもらえますか。

     

    上原:

    たとえば、マーケティング施策の立案から予算の配分、数々の意思決定が求められるマーケターのところには、アクセス解析レポート、キャンペーンの結果、ソーシャル上での盛り上がり、SEMの成果をはじめ様々な情報が集まってきます。ところが、それらの情報は本当に必要な時ではなく、すでにキャンペーン終了してから、結果報告という形で届けられるケースがほとんどなのです。

     

    斉藤:

    つまり、必要な情報の把握がリアルタイムにできていないということですね。

     

    上原:

    その通りです。デジタル・マーケティングの世界では今まで以上にスピードが求められています。キャンペーン用ページのアクセス数や用意したビデオの視聴回数、ブランドロイヤリティの高いファンは何に興味を示しているか、売れ筋商品は何か等の情報は、リアルタイムにそれぞれの施策の効果を把握する上でも重要です。それによってキャンペーンの最中でも内容の修正や、新たに発見されたセグメントに対してキャンペーンの拡大等の意思決定をいち早く行うことができ、顧客エクスペリエンスの最大化と競合より一歩先を行くことにつながります。

     

    斉藤:

    情報を価値あるものにするためにはリアルタイムであることが重要だということですね。そして、「Adobe Marketing Cloud」がそれを実現してくれる?

     

    上原:

    はい、「Adobe Marketing Cloud」はデジタル・マーケティングに関連した情報が全て1つの画面でリアルタイムな情報を視覚的にチエックできる画期的なユーザーインタフェイスを提供しています。また、タブレット等のPC以外のデバイスにも対応しているため、外出先からでも重要なデータをリアルタイムにチエックすることができるのです。

     

    斉藤:

    なるほど、リアルタイムに情報を把握できるようになることで、マーケターはまさに司令塔のように振る舞えるわけですね。

     

    ⇒第2回目に続く。

    ※第2回目は5月10日公開予定です。

     

     

    ビデオを見てさらに理解を深めよう

     

    アドビシステムズ社のWebサイトでは、「斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座」という6回シリーズのビデオを視聴することができます。これからのデジタル・マーケティングに関する理解をさらに深めるために、こちらのビデオも是非ご覧下さい。また、ビデオの最後で、アシスタントを務めてくれたマリヤが毎回デジタル・マーケティングの課題を解決するためのヒントを紹介してくれているので、そちらも是非お楽しみに。

     

    ※尚、ビデオを視聴するためには簡単な情報の登録が必要になります。

    ※現在、以下の2本のビデオが公開されています。ビデオは毎日1本づつ公開される予定です。

     

    ■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#1<総合編>

     http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miaOAAQ

     

    ■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#2<マーケター編>

     http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miaTAAQ

     

     

    取材&撮影フォトアルバム 

     

    ■対談中の上原氏と斉藤氏

     

     

    ■マリヤが導き出した課題を解決するためのヒントとは???

     

     

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    ■アドビとセールスフォース、ソーシャル系クラウドサービスの特性を理解しよう

     http://media.looops.net/saito/2013/03/19/social_cloud/

     

    ■新しい「Adobe Marketing Cloud」は、管理者、マーケター、クリエイティブの壁を超えて

     http://media.looops.net/saito/2013/03/07/adobe-summit-2013/

     

     


    伊藤 靖

    ">by 伊藤 靖

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