GaiaXソーシャルメディア ラボの井出です。
国内3,000万人以上の利用者を突破し、O2Oプラットフォーム構想を考えているLINE。そんなLINEの公式アカウントのローカル版サービス『LINE@』の利用申し込みが12月4日からスタートしました。
初期費用5,250円、月額費用5,250円(※開始月を含む3か月は無料)と非常に安価に利用できるため、今後ぜひ皆さんにも使ってみて頂きたいサービスの1つです。ですが、何が出来るか?が良く分からなくて検討が後回しになってしまっている方も多いはず。そこで今回は実際のLINE@の管理画面を見ながら解説記事を書きました。
『LINE@を始められる条件』『LINE@で出来ること』『管理画面の使い方』など、知らない方も多いと思いますので、この機会にぜひキャッチアップして頂けたらと思います!
■目次
1.LINE@で出来ること
2.LINE@の制限(公式アカウントとの違い)
3・LINE@始められる条件とは?
4.LINE@の管理画面の使い方
5.【おまけ】さっそく開設されたLINE@アカウント一覧
1.LINE@で出来ること
上記のLINE@のサイトでもまとまっていますが、以下のような事がLINE@のアカウントでは出来ます。それぞれの詳細は、本記事の『3.LINE@の管理画面の使い方』のほうで解説しています。
LINE@アカウントで出来ること- 「プロフィール写真」「ひとこと」の設定
- 友達追加時の自動返答
- 友達からメッセージが送られた時の自動返答
- メッセージの自動予約設定
- PRページの作成(プレーン)
- PRページの作成(全員配布クーポンの発行)
- PRページの作成(抽選クーポンの発行)
- 管理者のスマホからメッセージ投稿する機能
- 友だち数の推移などの解析機能
- LINE@アカウントの友達追加用「QRコード」の発行
- LINE@アカウントの友達追加用「友達だち追加ボタン」の発行
2.LINE@の制限(公式アカウントとの違い)
2012年6月18日から提供開始された『LINE公式アカウント』。直近の友だち数ランキングでは、大企業中心にが続々と数十万から数百万人規模の友だちとつながり始めています。
これまでもあった公式アカウントとLINE@は何が違うのでしょうか?
出来る事はほぼ『LINE公式アカウント』と同じ!
結論から言うと、LINE@では公式アカウントとほとんど同じ事ができます!
LINE@側で出来ないことは、私が認識している限りだと以下のようなところです。
LINE@で出来ないこと- LINEアプリの公式アカウント一覧に掲載されない。
- 友だち数の上限が1万人
- LINE公式ブログ(こういった記事)で紹介されない。
- スタンプ連携ができない。(公式アカウントの友達になったらスタンププレゼントという施策)
公式アカウント一覧からの誘導がないのは痛いところですが、数百万円の費用がかかる公式アカウントと同じことが5,250円で利用できるのであればしょうがないですね。しっかりと来店者に友だちになってもらえれば、FacebookやTwitter以上の反応は得られそうです。
また、規約でNG行為なども準備されているので利用開始する前はチェックしましょう。
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本題とは関係ないですが、『企業向けに「LINE公式アカウント」を提供開始(6/18)』のプレスリリースを見ると、この時はLINE利用者は4000万人だったのですね。それが半年後の今は8000万人!!!!本当に成長スピードの速さに驚くばかりです。
3.LINE@始められる条件とは?
こんな素晴らしいLINE@ですが、アカウント利用には制限があります。ラボでもこちらのサイトから申請したのですが、即レスでNGというお返事が来てしまいました。
大きくこの3つに含まれる企業じゃないとNG
LINE@を利用可能な企業は、『ローカル』『メディア』『パブリック』のいずれかに該当する企業で、一般的には実店舗を対象として作られたサービスになっています。
詳細はLINE@の『アカウント・業種の選択』ページをご覧頂けたらと思いますが、ざっくり以下のような業種が作成できます。オンラインだけでサービス運営している企業やメディアはNGです。
▼LINE@のアカウント解説ができるアカウントの業種(一部抜粋)
ローカルアカウント飲食、小売、アパレル、美容、ホテル、旅館などの実店舗を運営している法人・個人事業主向けアカウント。
・飲食店
・ショッピング、小売店
・エンタメ(映画館など)
・レジャー、教室
・美容、サロン
・生活関連サービス
・旅行、宿泊
・交通、レンタカー
・自動車、バイク
・医療、福祉
・銀行、保険、金融
・スポーツチーム
・イベント、展示会
・冠婚葬祭
・進学塾、予備校、各種学校
・大学、専門学校
・法律、会計事務所
・寺院、神社
・電気、ガス、通信
※詳細はこちら
メディアアカウント
雑誌タイトルやTV番組などのメディア専用のアカウント。・テレビ
・新聞
・映画
・雑誌
・ラジオ
※詳細はこちら
パブリックアカウント
地方自治体などの公共サービス専用のアカウント。・官公庁
・公共機関
・小学校、中学校、高校
・保育園、幼稚園、育児
※詳細はこちら
▼LINE@の『アカウント・業種の選択』ページ
https://account.official.line.naver.jp/entry/plan
4.LINE@の管理画面の使い方
次にLIEN@の管理画面で出来ることをご紹介します。ここでは、「渋谷のコワーキングスペースのJELLY JELLY CAFE」さんの実際のLINE@の管理画面を元に、5つの主要画面をご紹介します。
(1)基本設定画面
「プロフィール写真」や「ひとこと」など基本的な情報を設定する画面です。
この画面では、LINE@を友だちに追加した時に自動で投稿される「基本メッセージ(ウェルカムメッセージ)」や、ユーザーからのメッセージに対して自動で返答する「自動応答メッセージ」なども設定できます。
基本設定画面で出来ること- ひとことの編集
- プロフィール写真の編集
- アカウント情報の確認
- 基本メッセージの登録、編集
- 自動応答メッセージの登録、編集
- (友だち追加用の)QRコードの発行
- 友だち追加ボタンの発行
(2)データ統計画面
メッセージ配信した結果を統計情報として確認できる画面です。
この画面では、日別に友だち追加数や、ブロック数、差分の正味友だち数などが確認できます。
データ統計画面で確認できる数字、出来ること- 友だち追加数(日次、グラフ)
- ブロック数(日次、グラフ)
- 差分の正味友だち数(日次、グラフ)
- メッセージ送信通数(日次、グラフ)
- 配信数(日次、グラフ)※配信数はメッセージ送信通数×有効友だち数です。
- 期間での絞込み
- 統計データのCSVダウンロード
- メッセージ送信通数(日次、グラフ)
(3)メッセージ作成画面
「自動応答メッセージ」ではなく、プッシュ型のメッセージを作成する画面です。
この画面では、メッセージの作成だけでなく、「送信予約」「プレビュー」「PRページ(LINE@アカウントで作成できるクーポン)」の設定が可能です。
メッセージの作成画面で出来ること- メッセージの作成(テキスト、顔文字、絵文字、スタンプ)
- 送信予約
- プレビュー
- 送信
- 画像の投稿
- PRページの作成(プレーン、クーポン(全員配布)、クーポン(抽選)の3種類)
(4)送信済み一覧画面
送信完了したメッセージの一覧が確認できます。
この画面では、「伝達数」やクーポンを発行した場合は「開封数」「応募数」なども確認できます。
送信済み一覧画面で出来ること- メッセージの検索(日時、タイプ、送信者)
- メッセージ投稿一覧の表示
- メッセージの配信完了情報の表示(No.、送信者、タイプ、内容、伝達数、送信日時)
- PRページの配信完了情報の表示(No.、送信者、タイプ、内容、伝達数、開封数、応募数、使用数、送信日時)
(5)LINEからの投稿画面
管理者個人のスマホから、LINE@のアカウントでメッセージ投稿するための設定をする画面です。
LINE@は、スマホからの投稿用アカウントを、管理者のスマホで友だちに追加すれば、投稿用アカウントにメッセージを送ることで、スマホからLINE@としてメッセージを投稿できます。
この画面では、その「投稿用アカウント」を追加するためのQRコードを発行してくれます。
マニュアルも貰える!
LINE@の管理画面にログインすると、左カラムに表示されているバナーから「管理画面マニュアル」をダウンロードできます。
本記事でご紹介している以上に細かいLINE@の使い方をまとめて頂いているので、ぜひご覧頂けたらと思います。
また、このマニュアルでは、『メッセージの冒頭に要約となるテキストを入れる』などといった、LINE@の使う上でのノウハウも4つ紹介されています。
LINE@を利用される方は、面倒がらずに一度マニュアルに目を通して頂くと良いです。
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↓スマホからこの「友だち追加」ボタンをタップして頂くと、JELLY JELLY CAFEさんのアカウントを友だちに追加できます。コワーキングスペースのりようににご興味あるかたは友達になってみて下さい!ドリンクチケットのクーポンなどを貰えます!
5.【おまけ】さっそく開設されたLINE@アカウント一覧
最後に、今のところ私のほうで把握している分のLINE@アカウントをご紹介します。
他にもこんなアカウントがあるよ!というのがありましたら、コメント欄(Facebookコメント)に書き込んで頂けたらと思います。記事中に芝浦工業大学さんの下に順番に追加させて頂きます。
LINE@アカウント一覧
以上、『さすが日本発サービス!52ページのマニュアルも整備されている『LINE@』の使い方を完全ガイド』でした。
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/line/157
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