リクルートホールディングが主催する日本最大級のWEBアプリ開発コンテスト「MashupAwards」が今年も開催されました。第9回になる今年は、8/30~10/28の約2か月の応募期間の中で400チームから460作品もの応募があり、その最優秀賞を決定するイベント「MashupBattle Final Stage」が11月12日(火)に、都内で開催されました。
オープンイノベーションの場としてのMashupAawrds
「Mash up」とはもともと「混ぜ合わせる」という意味の英語です。それをアメリカのミュージシャンたちが「複数の音源を掛け合わせる」という意味で使い始めました。アメリカのWeb業界もそれに影響され「複数のWEBサービスのAPIを組み合わせ、一つのサービスを作ること」をMash upと呼ぶようになりました。
APIとはApplication Programing Interfaceの頭文字で、あるコンピュータープログラムの機能やデータを別のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式を定めた規約のことです。Googleマップなどがその代表例で、Googleが地図のAPIを公開し一部無償で提供していることから、無数のWebサイトが自分のサイトのページ上にGoogleマップを貼り付けるようになっています。Googleとしては、他社のWebサイト上であってもGoogleのロゴが地図に表示されるので宣伝になるほか、地図上をクリックすればGoogleマップにジャンプするのでアクセス増につながるというメリットがあるわけです。Google以外にもAPIを公開する企業が、日本企業の中にも増える一方なんです。このためMash upの可能性は高まるばかり。アイデア次第でおもしろいサービスが簡単に作れるようになりました。
MashupAwardsの事務局も最初は、Mash upという言葉を「複数のWEBサービスのAPIを組み合わせ、一つのサービスを作ること」という意味で使っていました。しかしMashupAwardsが回を重ねるにつれ、事務局は別の意味でのMash upの存在に気づき始めます。
例えば、「人」と「人」が出会い、新しいチームが生まれる。これもMash upと呼べるのではないか。「アイデア」と「アイデア」が出会い、新しいサービスが生まれる。「企業」と「企業」が出会い、新しいサービスが生まれる。こうしたことすべてがMash upと呼べるのではないか。
さらに言えば、「機会」と「人」と「アイデア」が出会い、新しい可能性が生まれる。これこそがMash upではないのか。事務局はそう考えるようになりました。
今年のMashupAwards 9では、そうした大きな意味でのMash upがあちらこちらで見られました。
最近のビジネス界の旬なキーワードの1つに「オープン・イノベーション」というものがあります。企業内部と外部のアイデアを組み合わせることで革新的で新しい価値を創り出す、という意味です。企業、特に日本企業はこれまで、社内の智恵は集めるのだけど、社外の智恵に頼ろうとしませんでした。しかし技術革新の速度が増し、社内の智恵の集結だけでは先進的なイノベーションを起こせなくなってきています。それでオープン・イノベーションの重要性が指摘されているわけです。
とはいえ、日本企業は社外との連携をあまり得意としません。そんな中、MashupAwardsはまさにオープン・イノベーションそのもの。日本企業のオープン・イノベーションの入り口として、最適なのではないかと思います。MashupAwardsでどのようなオープン・イノベーションが行われているのかを知っていただくために、今年の作品の中でおもしろそうなものを幾つか紹介させてください。そして来年は、ぜひ自ら参加してみてください。
MashupAwardsに参加する企業は年々増えてきていますが、さらに多くの企業に参加していただいて、日本のオープン・イノベーションをともに盛り上げていきたいと思っています。
以前の記事「事業性よりクリエイティビティでしょ。MashupAwardsっておもしろいよ」でもお伝えしましたが、MashupAwardsはクリエイター達の自由な表現の「場」というのを大切にしているイベントです。審査基準は以下の通りで、事業性は含まれません。
・アイデア・・・独自性、新規性、優れた着眼点、発展可能性
・完成度・・・実用性、ユーザビリティ、エンタテインメント性
・デザイン・・・芸術性、優れた表現技法
今年で9回目を迎えるMashupAwardsは、MashupAwardsの原点である、「Mashupして作ってみた」を楽しんでもらう場として、ハッカソンを様々な地域(全国8カ所計10回)で開催されました。
決勝に残った12作品のうち、3作品はハッカソンにてチームが誕生し、アイデアが生まれ、開発された作品です。
どの作品も、楽しみながら作られたことが伝わってくる作品です。インベーションは、「こんなものが欲しい」「こんなもの作りたい」という純粋なものづくりの視点、日本人らしい職人的な感性からうまれてくるものではないでしょうか?MashupAwardsは、ビジネスにすぐなるような作品は少ないですが、尖った感性や刺激をもらうには、とてもいいイベントだと思っています。
実際に、今年初めてスポンサーとして協力したトヨタIT開発センターでは、MashupAwardsに応募された作品を展示会で紹介し、トヨタ役員の方から「このようなユニークなアプリを普及してほしい」といったコメントがいただけたようです。(展示された作品の一つが今回のFinalStageでも発表された「Quiz Drive 」になります。)
様々な企業、団体、コミュニティとMashup
MashupAwardsは様々な企業の協力のもとなりたっているため、賞の数が多いことも特徴の一つです。それに加えて、今年は様々な団体やコミュニティとコラボレーションを実施し、共催でハッカソンを行ったり、部門賞も新設しました。
FinalStage(決勝戦)は「TechCrunch Tokyo 2013」と併催で行われ、部門賞の一つであるシビックハック賞は「WIRED CONFERENCE2013」で決定するなど、イベントでのMashupも行っています。
<外部コミュ二ティとのコラボレーションで新設した部門賞>
近年の応募作品の多様化が進む中で、それぞれの視点から適切な評価を行うため、今年は「部門賞」というものが新設されました。そして、その部門賞は、それぞれその分野に詳しい団体やコミュ二ティとのコラボレーションで行われました。
●Mashup賞 by MashupAwards
└Mashup Awards 9期間内で開発された作品より選出
●ハードウェア賞 by gugen
└ハードウェアを取り入れた作品より選出
●Students賞 by Tech-Tokyo
└大学生、専門学校生、大学院生が応募した作品より選出
●U-18賞 by Life is Tech!
└18歳未満の応募した作品より選出
●おばかアプリ賞 by おばかアプリ選手権 @IT
└ムダにかっこよくて、かゆくないところにも手が届く、ばかばかしくて面白いアプリ
●Civic Hack賞 by Code for Japan
└地域課題解決を目的とした市民サービスより選出
●TechCrunchハッカソン賞 by TechCrunchJapan
└11/11,12に行われるTechCrunchハッカソン
その中でも個人的に注目した部門賞は「Civic Hack賞」になります。「Civic Hack賞」は、地域課題解決を目的とした市民サービスより選出される賞で、Code for Japan(コード・フォー・ジャパン)の協力のもと設立された部門賞になります。
Code for Japan×MashupAwards共催でハッカソンを行ったり、シビックハック賞の決定はWIRED CONFERENCE2013の中で行われるなど、WIREDとのコラボレーションも実現されました。それぞれの様子は公式ブログを参照ください。
・シビックハック and Mashup Camp in 名古屋
・MA9 シビックハック賞 決勝@WIRED CONFERENCE2013
Civic Hack賞となった「バスをさがす 福岡」のような作品は、MashupAwardsの評価軸が「アイデア、完成度、デザイン」の3点にあるため、今までのMashupAwardsではなかなか評価されにくい作品でした。バスのデータを使ったアプリケーションは既存サービスでもよくあるサービスであり、独自性、新規性が低いためです。しかし、この作品がCivic Hack賞として評価されたのは、このサービスを作るにあたり必須であった最新のバス停データがないにも関わらず、2年間更新されていないバス停データを探し出し、市民が必要としているものを提供したいという信念でとにかく作った点だと思っています。さらに、その改善方法(バスデータの更新頻度が低いこと)を間違っていたら投稿してもらうという市民参加型にした点もCivic Hack賞にふさわしい作品だったと思います。
このような作品も評価されるようになったことは、今までとは違ったタイプのクリエイターが評価される機会が増えることにつながり、MashupAwards作品の幅の広がりを感じた点でもありました。
※「CODE for JAPAN(コード・フォー・ジャパン) とは、市民参加型のコミュニティ運営を通じて、地域の課題を解決するためのアイディアを考え、テクノロジーを活用して公共サービスの開発や運営を支援していく非営利団体であり、さまざまな立場の人たちと、これからの市民社会と行政のあり方を考え、活動する取り組みを行っていく団体です。
gugenと共催で行った「ハードウェアで 学ぶ働くの「未来」を創ろう!!」というテーマのハードウェアハッカソンでは、コクヨさんから、「自由に改造してください!」っと机を椅子を提供いただいたり、ARM社のプロトタイピング用ワンボードマイコンおよびそのデバイスのプログラミング環境である mbed を「無料」で提供いただいたりもしました。そのハッカソンで最優秀賞をとった「机でGO」という作品は、私が会社でずっとほしいと思っていた作品だったので、ここで紹介したいと思います。
作品名:「机でGO」
行き詰まった会議を和ませる机です。困った顔が増えた時、会議時間が長くなった時、1時間に1回(時報)、電車が走ります。また、CO2センサの値から、喚起及びリフレッシュを呼びかけます。部屋の電気がついているときは人がいる。電気がついていないときは人がいないと判定し、不在時には動作しません。
会議の出席者がおやじばかりだと、会議室が男子部室のにおいになることありませんか?女性としては、喚起を呼びかける機能に心を打たれました。
<賞の数はなんと75個!>
また、MashupAwardsはたくさんの賞があることでも有名です。今年は75もの賞が応募者の方に送られ、In the Loopsもメディアパートナーとして賞を提供させていただきました。
in the looop賞は「ソーシャルメディアを使って情報を可視化している」という点を評価し、「ソーシャルツリー2013」を選ばせていただきました。
作品名:「ソーシャルツリー2013」
twitterやfacebookなど、Web上の反応数に応じて点灯していくLEDの木。あらかじめ設定しておいた目標数を達成すると豪華に反応します。イベントで使えば、アクションを促すと同時に、ネット上の反応をリアルに体感できます。将来的には、ツリーの前にきたらpush通知で簡単にハッシュタグをつぶやけるようにもする予定です。
MashupAwardsの準決勝ではハッシュタグ「#MA9」を設定し、目標数を256ツイートにしましたが、あっというまにクリアしてしまいました。ハッシュタグをつぶやいてくれるきっかけになるのも嬉しいですが、なにより「みんなで目標数をクリアするぞー」という一体感が会場に生まれたことがよかったです。
来年も様々な団体やコミュニティなどとコラボレーションし、作品の幅を広げていきたいとのことなので、どんなところとコラボレーションし、どんな作品が生まれるのか?とても楽しみです。
Mashup Battle FinalStageで発表された12作品
それでは今回FinalStageに勝ち上がってきた12作品についてご紹介したいと思います。FinalStageでは、新しく設置された「部門賞」に輝いた7作品と、プレゼンを勝ち抜いた5作品の合計12作品で行われました。
<最優秀賞作品>
作品名:「1Click飲み」 / チーム名:ガリとマチョ
1Click飲みとは、1クリック(人数の選択をするだけ)で自動的にお店の予約をしてくれるサービス。
最初に人数を選ぶと、ユーザーの周りにある店を口コミ、価格帯、過去の履歴などでフィルタリングし、電話APIのTwilioをつかって自動的に電話をかけていきます。合成音声で予約確認をしゃべらせ、店員さんは電話のアナウンスにしたがって予約が可能な場合は「1」を、不可能な場合は「2」をpushするだけ。可能であればその場で予約が完了し、不可能な場合は次のお店に電話をかけていきます。
「自分たちが実際に予約した音声をおききください。」というデモでは、定員さんが自動音声にとまどうものの、しっかりと予約できている様子が流れ、定員さんの戸惑う様子が会場の笑いをとっていました。
「よくあるアイデア?」とか、「俺も同じようなこと考えてた」という声がチラホラ聞こえましたが、シンプルで洗練されたデザイン、そして完成度の高さ(実際に予約できてるところ)はとてもすばらしいと感じました。誰もが考えつかないアイデアや、難易度の高いものを作るのではなく、ちょっとした差別化、行動力で最優秀賞に輝くことのできる事例として、とてもいい作品だと思います。
<その他の作品>
①「毎朝体操」
スマホを持ってリズムに合わせて体操するだけで、腕のモーションを認識・採点し、レポート化してくれるアプリ。レポートには点数の他に認識したモーションを再現する楽しいアニメーションがあったり、消費カロリーなど様々な情報を自動的に記録します。 他のユーザーの状況も見れたりするので、山奥、離島、海外など世界各地でラジオ体操されているのもわかります。
②「Quiz Drive (クイズドライブ)」
渋滞が認識されるとクイズが出題されたり、観覧車の前だから観覧車のクイズが出題されたり・・・と運転状況や、その場のシチュエーションにあったクイズが出題され、車中を盛り上げるサービス。速度、エンジン、アクセル、ブレーキ、緯度経度などのデータを元にシチュエーションを判断します。運転している人も楽しめるように音声で出題され、さらに盛り上げるための罰ゲームもあります。
③「SoundGuess」(U-18賞 by Life is Tech!)
SoundGuessは、身近な音を使ったクイズゲームアプリ。「いつもだったら気づかないような、身近にある様々な音に触れよう」をコンセプトに開発されました。ユーザーは、次々に流れる様々な音が何かを当てていき、解答する時間が早ければ、得点が上がります。また、わからない場合には、ヒントを使うこともできます。それに加えて、ユーザーが自ら音を録音して、登録することもできます。
④「Tempescope」 (ハードウェア賞 by gugen)
好きな時間、好きな場所の空を切り抜いて部屋の中に置いておくことを可能とするガジェット。明日の空(天気予報)や、誰かの空(スカイプ相手)や、いつかの空(写真から)を見ることができます。 実際のデモでは、箱の中で雨がふったり、夜に雷雨になるところなどが表現されていました。
この作品は、「欲しかったから作った」「こんな風にしたら面白いかな?」という”モノ作り”の純粋な気持ちが表れている作品に思え、MashupAwardsらしさを感じました。個人的には一番好きな作品です。
⑤「バスをさがす 福岡」(Civic Hack賞 )
福岡のバスを安心して使うためのアプリ。出発地点のバス停と目的地のバス停を指定することで「どの路線番号のバスに乗ればいいか/目的地に何時に着くのか/運賃はいくらか/ 待っているバスは、今どの辺りか/バスがどのバス停に止まるのか」 などを簡単に確認することができます。また、時刻表よりも遅れているバスも 運行状況や遅延情報の表示で分かるなど、何時頃着くかの把握もでき、やきもきさせずに済みます。
⑥「SAMURAI AGGRESSIVE」 (おばかアプリ賞)
スマートフォンを振って敵の攻撃を避け、スマートフォンを刀に見立てて、振りぬくことで、敵を斬っていく戦闘システムがメインとなっている、加速度センサーを利用した体感型RPG。食事のカロリーがそのまま敵の耐久力となり、高カロリーの料理を食べた後は強敵と戦うことになるので、自然と運動量が増えます。
⑦「vinclu (ウィンクル)」
vinclu(ウィンクル)は、離れて暮らすふたりのための、青い鳥型のペアのスマホアクセサリー。GPSや方位センサーで向きを算出し、鳥が向き合うと共鳴したり、相手の方向にむくと光ったりするので、いつでも相手のいる方向を光で感じることができます。
⑧「Grasphy」(Students賞 by Tech-Tokyo)
英文読解の支援ツール。自動で英文構造をわかりやすくするため英語の塊をカッコで括ります。英語の文構造を構文解析技術をもちいて明らかにし、それを視覚的に示すことで英文読解を支援。また単語にマウスオーバーするだけでその日本語訳を知ることもできます。
⑨「ANNAi Call」 ※投票数2位
多言語対応可能なクラウド・ソーシャルコール・サービス。外国人からの問い合わせがあった際に、専用スタッフではなくソーシャルの力で対応します。問い合せはANNAI CALLで受け、問い合わせ客が使っている言語と、その言語で対応できるサポートスタッフをマッチングさせ対応。ターゲットは、各地域で家族経営している宿泊施設など。
投票数2位のこの作品は、地域問題の解決という視点でも評価されており、シビックハック賞でも2位でした。いつも惜しい順位ですが、それはどんな視点からでも評価されるいい作品という証拠だと思っています。発表された作品の中で唯一(?)ビジネスモデルも考慮されており、他のコンテストでも十分通用する作品だと思います。
⑩「Mashup Vision」 (Mashup賞) ※投票数3位
ゴーグル型のメガネにiPhoneを差し込み、拡張現実体験ができるデバイス。友達との会話の中の単語を音声認識し、顔認識、地図表示、天気表示、英語翻訳、質問回答、暗い時はライト点灯まで行われます。
会場のデモでは、「天気大丈夫かな?」という音声認識で天気予報が表示。「質問:リクルートの社長は誰?」という質問に回答、「翻訳:私は英語が話すことができません」という音声に反応し英語文が表示、音声も流れます。「顔わかるかもしれない」という音声で顔認識が披露されました。
⑪「Fuwari」 (TechCrunchハッカソン賞 )
今自分が聞いている音楽に合わせた背景と曲のムードが表示され、自分と同じムードで聞いている友達もわかります。友人のアイコンをタップすると、友達が聞いている曲のムードや楽曲リストを見ることもできます。
蛇足:めんどくさいこというよ
私は昨年からMashupAwardsの事務局をお手伝いしています。その中で感じることは、MashupAwardsのイベントはどのイベントもとても空気が温かいということです。
今年はハッカソンを中心に全国をまわりましたが、みんな楽しんでモノづくりをしている。目的がない開発・・・一生懸命作るのにつかわれないサービス・・・私はそこに若干の疑問をもっていましたが、ハッカソンで得られるものは作品というよりは、そこで得た気付きや、出会った人との関係や、そこで過ごした時間そのものなんですよね。
だからこそ、ハッカソンで同じチームになった人と人が、地域を超えてつながり、ハッカソン後も交流していく姿がFacebookで見られるとなんだかとても嬉しくなります。本文でも紹介した「机でGO」は9歳の女の子とそのパパと名古屋の学生2人のチームです。先ほど「ななちゃん(9歳の女の子)が名古屋に遊びにきたよ!」って写真がFacebookにあがってきました。
そして、なによりも「楽しむこと」が大切なのだと思います。とにかくそれがベース。MashupAwardsはクリエイターの祭典です。とにかく楽しんでほしい。笑って参加してほしい。でも、それだけじゃやっぱり何度も参加したいとは思ってもらえないですよね。体験はロイヤリティになります。楽しいにプラスして「いい体験」を提供できるように!とイベントを運営しています。
今回のMashupAwardsでは、作品に対しての「フィードバック」を多く取り入れてきました。それは、審査員のコメントでもあり、twitterのつぶやきでもあります。そして、違うタイプのクリエイターが出会えるよう、ハード系のハッカソンを行ったり、違う地域のクリエイターの交流を目的に、地方ハッカソンに東京のエンジニアを招待したりもしました。みんなが参加したくなるようなイベントになるよう、これからもがんばって模索していきたいと思います。
ただ、個人的に一番大切にしているのは、その空間に流れる空気感です。幸せの空間にいると心地いいですよね?MashupAwardsって本当に温かい空気が流れてるんです。この空気感だけは継続させていきたい。この温かい空気にご興味ある方は、是非次回のMashupAwardsのFinalStageに来てみてください。きっと感じられると思います。1年後になりますがw。
by 鈴木 まなみ