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第189回 大人になりきれない人達のウラガワ(3)
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第189回 大人になりきれない人達のウラガワ(3)

2018-09-30 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第189回 大人になりきれない人達のウラガワ(3)


    ◆もくじ◆

    ・大人になりきれない人達のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     映画『銀魂2』のスピンオフドラマに出演 9/1から配信中
     角川ホラー文庫より『現代百物語 終焉』発売

     河崎実監督映画に出演予定
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    いまいち大人になりきれない人達のお話をつづってきた今月。
    今号は、何人かにまとめて登場してもらいます。
    某テレビ局勤務の藍川くんは、長年付き合ってきた彼女と結婚したのだが、ある手術のことで悩んでいて……。
    子供の頃から芸能人を夢見ていたヒロヤスは、いつしかプロデューサーとしての才能を発揮し始めて……。
    泰子はアジアの某国で恋に落ち、現地で国際結婚をしたのだが……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~16年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ
    2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ
    3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ
    4月「木の芽時な人達のウラガワ
    5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ
    6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ
    7月「ほんのり怖い人達のウラガワ
    8月「真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ
    9月「私が見たテレビの中の人のウラガワ
    10月「大人だけど枯れるには早い人たちのウラガワ
    11月「年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ
    12月「捨ててもいいじゃないかのウラガワ
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===


     私の誕生日は十二月にあるのだけれど、他にも「一つ歳を取る」と感じる月がある。新年となる一月、そして夏が終わった後の九月だ。

     特に何かなくても冒険の季節、いくつになっても若者の季節に思える八月が過ぎ、落ち着かなきゃあ、と寂しさとともに静かに迎える九月が好きだ。

     そういった気分を書いてきた今月の最後には、何人かにまとめて登場してもらう。

                        ※

     某テレビ局勤務の藍川くんは、長年付き合ってきた彼女と結婚した。

    「きちんと大人になろうと思って」
     と微笑む彼は、独身時代のように給料すべてあまり考えず自分のために使うことはなくなり、奥さんも働いているが将来に備えて貯金も始めた。
     家計簿こそつけてないが、お金の使い道を今までみたいな「無くなったら、また稼げばいい」といった行きあたりばったりにせず、慎重に計画を立てるようになった。

    「見ての通り、ぼくってすごく視力が弱いんですよ。普段はメガネですが、ジムや銭湯で不便だなぁといつも困ってて、でもコンタクトは合わない。だから、結婚を機に思いきってレーシック手術を受けようかと考えました」

     ほほー、いいんじゃないの、と答えようとしたら。
    「これは志麻子さんには見せてませんが、包茎でもあるんです」
     などと補足された。なんじゃそりゃー、とずっこけた。
    「これも、結婚を機に手術しようかなと考えたんです。ところが」

     
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