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第191回 ベトナム旅行チン道中のウラガワ(2)
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第191回 ベトナム旅行チン道中のウラガワ(2)

2018-10-30 23:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第191回 ベトナム旅行チン道中のウラガワ(2)


    ◆もくじ◆

    ・ベトナム旅行チン道中のウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     11/11(日)「オメ★コボシ43」開催
     映画『銀魂2』のスピンオフドラマに出演 9/1から配信中
     角川ホラー文庫より『現代百物語 終焉』発売

     河崎実監督映画に出演予定
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    岩井さんのベトナムの愛人V。出会いは16年前、長く付き合いが続いている。
    彼に会いにベトナムに旅立った岩井さんだが、今回は友人である千鳥先生(仮名)と同行している。千鳥先生はゲイなのだが……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~16年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ
    2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ
    3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ
    4月「木の芽時な人達のウラガワ
    5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ
    6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ
    7月「ほんのり怖い人達のウラガワ
    8月「真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ
    9月「私が見たテレビの中の人のウラガワ
    10月「大人だけど枯れるには早い人たちのウラガワ
    11月「年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ
    12月「捨ててもいいじゃないかのウラガワ
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     もうすっかり、この連載ではおなじみになっている長年のベトナム愛人V。十年前に十八歳年下の韓国人ジョンウォンと再婚したけれど、十六年前に出会ったVとも別れられずにいる。たびたび、それにまつわる話は書いてきた。

     今回のベトナム旅行記は、やや異色。日本人の男友達が同行しているのだ。ここだけの仮名だが、千鳥先生はとある分野では第一人者の先生だ。テレビにもときおり出ているので、顔を見てアッと気づく人もいる。

     そして完全にカミングアウトしているのではないが、物腰やしゃべり方で多くの方はすでに気づいている。そう、千鳥先生はゲイだ。いわゆるオネエだ。
     とはいえ女装しているのではないし、パッと見は紳士。おまけにざっくり同世代だから、知らない人からは夫婦に見えてしまう。そんな二人がホーチミンに旅をした……のだ。

                        ※                

     互いの仕事の都合で、今回の旅は現地集合の現地解散。私の飛行機は羽田発着、千鳥先生は成田だ。先に私が到着したが、現地は朝の六時。

     さすがに愛人に迎えに来いとはいえなくて、空港からホテル近くの繁華街まで行くバスに乗った。愛人はホーチミン市の中心地で生まれ育ち、かつてのアパートも市民劇場とコンチネンタルホテルとレックスホテルに囲まれたところにあった。

     かつてのアパートは取り壊され、今はユニオンスクエアという最先端のおしゃれ高級ショッピングセンターとなっている。Vの母は、立ち退き料で郊外に一軒家を買った。

     Vを見ていてわかったのだが、こういう変則的?金運のある人もいるのだ。V自身はまったく高給取りになれないが、周りに金を持った人が来る。

     Vと出会ったときから、彼の親友としていつもくっついてくるバウちゃんてのも、実家に不動産があって金持ち。そして日本の小金持ちの私も離れないし。本人に金がなくても、親しい金持ちが払ってくれる運を持つのね。
     
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