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第239回 ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ(2)
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第239回 ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ(2)

2020-02-29 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第239回 ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    ・ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     4/26(日)「オメ★コボシ49」開催
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    物心ついた頃から怖い話が好き、そして昭和のころから東南アジアが好きな岩井さん。
    年末から年始にかけて東南アジアを回り、怖い話を仕入れてきた。
    バンコクに住んでいるエイチさんには、アイちゃんという日本人の彼女がいたはずだった。
    だが、ある食事会のとき、エイチさんのそばに寄り添っていたのは……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     物心ついた頃から怖い話が好きで、ついにホラー大賞をいただいてホラー作家になってしまった私。そして昭和の頃から東南アジアが好きで、平成ではタイとベトナムにハマり、令和はシンガポールに夢中になっている。

     年末から年始にかけて東南アジアを回り、怖い目には遭わないのに怖い話はいろいろ見聞きしてきた。先月に引き続き、それらの収穫をここに披露している。

                        ※

     十年近く、バンコク中心地をちょっと外れた地域のマンションに住んでいるエイチさんは、私にはまったく縁も知識もない株取引だの仮想通貨だので儲けているという。

     見た感じもごく普通で、礼儀正しく陽気な好青年だ。しかし周辺の人に聞けば、わりと危ない人達や組織とのつながりもあり、ダークな部分もあるそうだ。

     とはいえ、私みたいな何の利害関係もなく、たまにバンコクで大勢の飲み会の中で会うくらいの間柄なら、トラブルも起きようがない。

     エイチさんには、アイちゃんという日本人の彼女がいた。私も二度ばかり会っているが、長い髪を明るい茶色に染めた子だ。やや出っ歯なのが、小柄さと相まってビーバーやハムスターといった可愛い小動物を連想させた。
     アイちゃんは正式な奥さんではないので、長期滞在ビザなどは持ってない。観光ビザでやってきては、エイチさん宅に泊まっていた。

     さて、タイには何人か日本人の友達がいる私、みなさんと晩ご飯を食べた後、初めてエイチさんと二人だけで飲み直そうとなった。

     その晩ご飯の会にはアイちゃんがおらず、今は日本かなと思っていた。誰もアイちゃんを話題に出さず、私もなんとなくエイチさんに聞けなかった。
     というのも、エスと呼ぶタイ人女性がぴったり、エイチさんに寄り添っていたからだ。

     
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