• このエントリーをはてなブックマークに追加
第263回 いい大人なのに未経験のウラガワ(2)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

第263回 いい大人なのに未経験のウラガワ(2)

2020-10-31 22:45

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第263回 いい大人なのに未経験のウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    ・いい大人なのに未経験のウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     配信イベント【志麻子の部屋】シンガポール特別編 11/14(土)開催
     【配信版】月刊オメ★コボシ 11/8(日)開催
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    前号の、高級ブランド服を着こなす刈間夫人のエピソードのつづき。
    彼女に服をおねだりしてきた女性その2も、これまた強烈な個性の人物だった。
    東南アジアの某国に旅行に行った夫人に、現地在住の女性から電話がかかってきて……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     十月は、秋の真っただ中。子どもの頃から、秋は大人の季節だと感じていた。自分は今、ちょうどそんな季節にいる気がする。とはいえ、大人になってもまだ経験してないことはたくさんある。大きな決意や代償が要るものではなく、日常の何でもないようなことで。

     というのが今月のテーマだが、前回登場した刈間夫人(彼女を含め、登場人物はすべて仮名で脚色あり) に再度の登場をしてもらう。

                        ※

     大変なお金持ちの奥様で、面倒見もいいし気さくな刈間夫人は、華麗な人脈がありながら私のようなイロモノも面白がってくれる。
     だから前回登場の自称女優、桃子みたいな女に困らされたり、嫌な思いもさせられたりするのだ。桃子は世話になったというより手間をかけさせた刈間夫人に、着用している高級ブランド服をちょうだい、と平然とおねだりした。

     その理由も、二十年くらい女優の仕事はしてないくせに、いつか主演女優として舞台挨拶するときに着たいから、というものだった。ちなみに、もう四十路。いい大人である。

     その全方位に向けた図々しさと非常識さに私もあきれたが、刈間夫人に服をくれといった女その二、もまた、話を聞くだけでちょっとしたホラーだと戦慄した。

     刈間夫人は先日、ふらっと一人で東南アジア某国を旅した。旦那さんとは仲良しだが、それぞれの自由時間も大切にする。それも夫婦円満の秘訣だろう。

     予約していた現地の中心地にある、随一の高級ホテルにチェックインすると、見知らぬ女からスマホに連絡があった。あまり交友関係にいない、ガラガラ声で一方的にぐいぐいまくし立ててくる口調に、かなり警戒心を持ってしまった。

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。