オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第93回 会えなかったけど気になる女たちのウラガワ(3)
◆もくじ◆
・会えなかったけど気になる女たちのウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
2/5(金)「韓流アフタヌーン~岩井志麻子のイイオトコ図鑑」スタート
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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もう一度会いたくても、相手はすでにこの世に居ない。
面識は無いのだけれど不思議な縁がある、
会うことなく人生を過ぎてしまった気になる女たちとのエピソードを今月はお届け。
あなたにも、「持ちネタ」と化している人はいませんか。
仲良しの編集者が語る女性作家Bさんの話が岩井さんは大好きで……。
岩井さんの「持ちネタ」である元マネージャーの「L」、そしてその「L」にも「持ちネタ」の女性が二人いて……。
バックナンバーはこちらから↓
http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga
2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ」
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ」
2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ」
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ」
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ」
4月「春の喜怒哀楽のウラガワ」
5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ」
6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ」
7月「異国の夏休みのウラガワ」
8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ」
9月「秋風に謎めく過去のウラガワ」
10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ」
11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ」
12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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ここの原稿は、私が書いたらすぐに自分でアップしているのではない。いったん担当編集者に送って、そちらで載せるための操作をしてもらう。
さらに連載と銘打って毎月決まった日に配信しているため、どうしてもタイムラグが生まれる。つまり新年を迎えましたね、と書いている私は、旧年の十二月にいるのだ。
人と人の間にも、時間差はある。後になって、どちらかがやっと気づくこととかね。結果としては考え方がまったく変わってしまい、別々の道を行くことになったけれど、あの日あのときだけはぴたりと何もかも一つになっていたね、なんてこともある。
もう一度会いたくても、相手はすでにこの世にいない。長く生きていれば、そういうのも増えてくる。その人と会えなくなってようやく、その人がよくわかるようになった、なんてのもありすぎる。
そんな今月は、旧年から新年に引きずってしまう人達をとりあげている。もう一つの共通項として、実はあまり深く関わってはいない、直接の面識もない、だけどどうにも引きずってしまうのよ、といった妙な関係性だ。
──持ちネタと化している人。あなたにも、そんな人はいないか。あなたが誰かのそれになっている可能性だってあるし、私は絶対いろんな人にネタ扱いされているよな。
仲良しの編集者Yが語る、女性作家B先生の話が大好きだ。Yはもともと話がおもしろいというのもあり、誰の噂話をしてもそこには大きな愛と適度な毒があったが。
特にそのB先生について語るとき、私は腹を抱えて笑いっぱなし。B先生とは一度もお会いしたことはないのに、とてもよく知っている友達みたいに思えて大好きになった。