「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」～２月20・21日を振り返って～

「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」

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菊池：JRDB鈴木永人さんによる競馬日記です。今週もよろしくお願いします。

鈴木：はい、よろしく。

菊池：先週末は馬場悪化もあって、競馬がひどく難しく感じました。
　　　土曜日はダイヤモンドSだけ買ってはずれたので、
　　　他と日曜日は鉄の意志で全レースケンしました。

鈴木：そういう判断を自分でして実行できるってのは、たいしたもんだと思うよ。
　　　馬券を買うことが好きな人はこれができない。
　　　オレも先々週の日曜日が午前中の前日コラム全敗で
　　　「ああ、これはオレの日じゃないんだな」と思って手終いしたもの。

菊池：前日までに用意していたものが総崩れならなおさらですよね。 

鈴木：その先々週の敗因は京都のダートが想像以上の高速馬場になっていて、
　　　期待してた馬たちが時計が速過ぎて対応できなかったこと。
　　　それに気づいた時点で撤退決定。高速馬場に対して準備をしてなかったんだから、
　　　その場で慌てて修正しようったって、簡単にはいかないでしょ。
　　　だったら傷を広げないように潔く負けを認めて、次の週で取り返す。

菊池：勇気ある撤退も必要ですね。

鈴木：コラム見て分かるように先週の負け分は、土日で利息つけて返してもらった。
　　　先週だって東京は重・不良だったんだけど、
　　　それを前提にして前日予想してたので対応できたということ。

菊池：なるほど、予め準備があったと。

鈴木：重馬場でどんな競馬が行われてて、どういうタイプの馬が好走してるのか？
　　　現場行ってた時は「馬見りゃなんとかなる」でアドリブ対処できてこともあったけど、
　　　今はそれができないから、前日までの調査と準備が全てということだよネ。

菊池：そうですね。先週みたいに３場とも天候が崩れて、
　　　馬場の変化も現在進行形でそれぞれ起こっている時は
　　　何かワンポイント掴めていなければ静観がいいですね（苦笑）。

鈴木：何のために馬券を買っているのかをよく考えないとね。
　　　当たると思うから買っているのか、賭けたいから買っているのか。
　　　必要に応じて撤退も必要。

菊池：さて、今週からは東西の舞台が中山と阪神に替わります。
　　　中山は前開催のダメージが大きなものではなかったので、
　　　中４週でも良好な状態から始まりそうですね。

鈴木：例年通りなら、時計は速いのが開幕週。
　　　それでも、今の馬場は差しが利くので、昨年のこの時期の競馬を見返したりして、
　　　ちゃんとレースのイメージを作っておきたいよね。

菊池：柴田善臣騎手がやっと連敗を脱出しました。12月６日以来の勝利でした。
　　　勝ったけど、動きは相変わらず…と見えた３Rでしたが、その後に６Rも勝ちました。
　　　気温が上がれば徐々に復調してきますかね。
　　　一方、田中勝春騎手は11月23日以来勝っていなくて、ついに100連敗を超えました。

鈴木：アハハ、もう２人とも引退でいいヨ(笑)。

菊池：バッサリ(笑)。

鈴木：岡部も引退前は体が硬くなってたけど、もう2人ともそういう年なんだと思う。
　　　馬の実力を引き出せていないよね。今後は２人が降りた馬を狙っていきたいな。

菊池：そういう使い道ですね！

■：『ストックホース』のページ

～パドックから見た、今後条件付きで狙える馬～
菊池：週ごとに、鈴木さんがパドックで見た馬の中で、
　　　今後条件が合えば活躍できそうな馬。
　　　まずは、ここから聞いていきましょう。 

鈴木：かなり馬場が悪くなったので、今回は２頭だけ。