●怪談の闇を見るの巻［マスメディアと心霊の関係・その3］石原と橋下は本質的には水と油で、ついこの間まで石原は橋下の大阪都構想に疑義を呈していた。本当は橋下のことなど相手にしたくはないはずだが、バックにいる宗教団体の種類が同じで、それは週刊誌で言われるようなひとつの団体ではない。戦後の心霊利権をリードしてきた反共系宗教勢力である。たかが心霊番組の裏側にこれだけのことが……

●ナマ怪談の巻［怪奇真夜通信を配信中］10.17に「怪奇真夜通信」を4本配信した(1本は予告編)。●怪談の闇を見るの巻　[マスメディアと心霊の関係・その2］石原慎太郎は霊友会の信徒で真光文明教団や西欧スピリチュアリズムにも共鳴していた。これは昔から文化人や政治家の特徴で、テレビの心霊番組にもそのコンセプトが生かされてきた。いわば心霊番組は国策のような形でお茶の間に流されてきたのだが……

●ナマ怪談の巻［怪奇部屋から番組を配信］先日家賃2,000円の部屋を借りたので、深夜に現場から映像を配信することにした。●怪談の闇を見るの巻［マスメディアと心霊の関係・その1］テレビで心霊番組をやらなくなった理由について、去年ニコニコチャンネルの久田さんの番組でも話したが、結局この問題は、そもそもテレビがなぜ心霊番組をやっていたのかという逆の理由も考えたらいい。夏だから？　お盆だから？　いやいやそれだけではない……

　そういつも起こることではないので、この機会に話してみよう。 　vol.0の記事で予告したが、私の荷物から転がり出てきたミサエの手帳は、以下に写真をアップした。この手帳が現れたのは、いまから2年前のことである。面倒なので放置していたが、先日事務所の引越しをしたときにまた出てきた。 　正確に言うと、手帳に付属するアドレス帳である。写真では記録された人名や住所は黒塗りにしたが、いまはなき高田馬場の喫茶店「白ゆり」の電話番号はさしつかえないと思うので、あえて隠さなかった。見てのとおり、まだ市内局番が3ケタだった頃である。 　このアドレス帳は、私のものではないし、過去に見た覚えもない。でも内容からして、間違いなくミサエのものである。それが私の荷物から出てきたことについてはいまさら驚かないが、あるべきものがなくて、ないはずのものが出てくる意味は何だろうな……という疑問はある。出てくるべきは、手帳ではなくて、ミサエの写真なのである。