第37回 あなたの携帯も「クソ上司その３」と繋がっているか？
昨今の携帯電話会社のテレビコマーシャルは、機能や性能に差異がないのだろうね、各社一様で私には見分けがつかない。「大切な人と、いつでも、どこででも繋がっている」的なイメージとメッセージだ。確かに、いつでもどこでも繋がっていられるのは便利なものである。
過日。早朝。眼鏡を自宅に忘れてきたウッカリお茶目さんな私はいつでもどこでも繋がれる携帯電話のメリットを活用し職場に連絡を入れた。便利だ。文明だ。
眼鏡をゲットし気分上々な私が乗り込んだJRの満員電車は横浜駅に到着、停車。ところがいつになっても発車しない。やがて人身事故を告げる車掌のアナウンス。復旧の見込みが立たないらしい。
だが私は動揺しない。私は縄文人ではない。我が手中には便利な最新テクノロジーがある。こいつをピポパして状況を伝えれば済むこと。端的に、事故で横浜駅で足止めされている、と伝えさえすれば。そうすればいくら堅物の上司とて納得するはず。
