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第25回 木村政彦…小田実…フロイト…横綱・白鳳…藤田紘一郎…松尾スズキ…河相我聞…そして神様までをも繋ぐ一本の○○○の話!

半年前、オレはウンコを1日5回もしたことがある!
もう、肛門が切れ痔になる一歩手前でヒリヒリ感が震度8弱、最後の回のウンコでは、ゆっくりさっぱり風ケツ拭きをやらないと痛くてたまらないので、肛門を拭くだけで10分近くもかかってしまった。

たぶん、原因はストレスと酒の飲みすぎによる下痢と思われるが、だからといって、酒を控えるなんちゅう「モヤシっ子」ではないので、いつかこの記録を抜いてやろうと決意も新たな今日この頃なのであります。

あの柔道王の木村政彦は、大変なイタズラ好きで、仲間に「ウンコ汁」を飲ませたことがあるという。

一緒の寮に住んでいる仲間の味噌汁にウンコを入れ、みんなが「不味い」と言いながら飲むのをニヤニヤしながら見ていた。

さすが、木村政彦! 

イタズラもスケールがデカい。
だが、「ウンコ汁」はイタズラというより、犯罪といえる。

小田実が有名になるきっかけとなった体験記『何でも見てやろう』。

この本のなかに、たしかニューヨークの激安ホテルか大学の寮かで、小田が「ウンコと小便を同時にできる」と言うと、「そんなことができるはずがない」と、みんなと賭けることになる。

そこで、小田はみんなの見ている前で、「同時排泄」を成功させると、「オオー」っと外人たちが歓声をあげたという。
貧乏旅だった小田は掛け金を手にして、大いに助かったという。

博識な友人にこのことを話したら、「同時排泄行為は、日本人とユダヤ人しかできない」説を言い出してきた。

面白い説だが、ウサンくさい説にも思え、ネットや図書館で調べてみた。
すると、この説がいわゆる「都市伝説」でしかないことが発覚。
最終的には、同時排泄行為ができるかどうかは、個人差でしかなかったのである。

ネットの「ヤフー知恵袋」で、同時排泄できない人ができる人を羨ましがっているのが、まるで、CMの大相撲の横綱・白鳳がテッポウをしてびくともしない柱の頑丈さに驚くようでおもろかったなあ。

妄想インチキ心理学者・フロイトが、ウンコを我慢して出すという幼児期の体験が、「性欲のきっかけ」になる説を唱えているが、現在の多くの心理学者はこの説に疑問符を投げかけている。

とはいっても、排泄行為とセックスとの間には大いに関係があるようだ。

寄生虫博士の藤田紘一郎は著書『「出るモノ」健康学』(講談社α文庫)で、こう書いている。

[『古事記』には、ある女性が排泄中に、いきなり「矢」に化けた神様が陰部に突っこんできて結婚することになった、という物語が記載されています。]
[ネイティブ・アメリカンのアパッチ族は、「大」(※ウンコ)入りの砂糖菓子を媚薬としていましたし、4世紀のヨーロッパでも、ヤギの糞を媚薬の材料にしていたそうです。]
[またパプアのいくつかの地方では、男性が排泄中の女性をうっかり見かけたら、そのあと「セックスしないか」と誘う慣例があります。]

だいたいがやねえ、女性器って、小便するところであり、セックスするところであり、おまけに、出産するところでもあるというのが、コレって、神様のイタズラ好きとしか、オレには考えられない。

おまけに、ウンコするアヌスがすぐワキにあるっちゅうのもムチャクチャである。
「ウンコ汁」を友人に飲ませた木村政彦と同じく、神様も犯罪者である。