• このエントリーをはてなブックマークに追加
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.89
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.89

2017-05-03 09:00
  • 1

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ
2008年の美濃ステージは朝まで雨が振っていましたが、スタートまでに天候が回復し快晴に。

序盤、グリーンジャーズを着用しているウェズリ・サルツバーガー選手(サウスオーストラリアドットコム・AIS)、総合4位の西谷泰治選手(愛三工業レーシングチーム)、総合5位の新城幸也選手(梅丹本舗・GDR)、新城選手と同チームの福島晋一選手を含む23名が飛び出し、先頭集団を形成し、後続集団に大きな差をつけました。

最終周回までこの差は縮まらず、残り8kmで福島選手が飛び出しますが、これは吸収。その後、新城選手が飛び出しましたが、すぐに吸収されたため、福島選手が再びアタック。ゴール手前1kmの時点で福島選手は集団に10秒差をつけ、そのままゴール。

福島選手は2002年の宇都宮ステージ(2004年には個人総合時間賞)以来の6年ぶりのステージ優勝を決めています。
■栗村コメント
国内チームでは梅丹本舗・GDR勢が更に力をつけた2008年。エースの新城選手は奈良ステージで山岳ジャージを獲得し続く美濃ステージでは赤い山岳ジャージを着用していますが、本来は全日本チャンピオンジャージを着てレースを走っている年です。ステージ優勝を飾った福島選手はこういったロングスパートでの勝利を得意としています。新城選手のアシストとして走りながらも結果を残すあたりが流石ですね。

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ
福島晋一選手は「今日、僕の役目は新城と清水都貴のアシストだったので、作戦通り新城を送り出せた時点で、自分の役目は完了したと思った。」「最期に逃げた時は新城を再び送り込もうと思っていた。だから、すぐ後ろに他の選手たちがいると思っていた。でも、無線で何度も新城が『そのまま行け』と言っていたので、必死になってペダルを回したら、逃げ切ることができた。」「久しぶりに優勝する喜びを感じられた。なかなか結果を出せていなかったのでとてもうれしい。」というコメントを残しています。

2008年 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
コメント コメントを書く

優勝者にハッピを着せるのは割と昔からあったのですな。

No.1 66ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。