秘書(や)先週のWIN5は1-2-5-3-13番人気で決着して、377万9450円の払戻金。小渕さんは新潟11Rのスノードラゴンが外れてWIN4でした。振り返っていただけますか?
小渕:先週は新潟の馬場の変化にやられてしまいましたね。1週前の準オープンではルチャドルアスールが1分8秒2で逃げ切りでしたから、少々雨が降っても堅い新潟の馬場なら1分7秒台の決着にはなると思ってました。それが結果的には1分8秒8で決着してスノードラゴンが大外一気。持ち時計が1分9秒台のスノードラゴンが勝つと思えなかったのは、皆さん同じような理由からではないでしょうか?まぁ当日の他のレースを見れば、時計が掛かり始めていたのは幾らか想像できましたが、やはりギリギリまで馬場の状況を見極めて予想を練り直す必要がありますね。今の競馬は馬場やコースとの相性が大きなウエイトを占めますから、当日のジャッジも大事です。
秘書(や):他の4つのレースは案外順当な決着でした。このあたりはどう見ますか?
小渕:先週の阪神のレースは少し波乱含みのメンバー構成でしたが、やはり阪神コースは実力がハッキリ結果に繋がりやすいコースで、順当に収まっています。最近の傾向を見ていると、どうもメンバー云々よりコースによって波乱になりやすいかどうかがある気がします。今週からは新潟と阪神が終わってしまったので、また傾向が変わりますが、コースの傾向を掴むことがWIN5のポイントだと思いますよ。
秘書(や):今週からは開催が替わって東京と京都で競馬が行われます。それに今週は日曜と月曜でWIN5が発売されます。どんなところに注意が必要でしょうか? オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。
小渕:東京も京都も開幕週なので馬場は絶好。特に京都は1月以来のAコース使用で高速馬場の可能性が高いですが、気になるのは台風の影響。ここら辺は当日の判断ということになるでしょう。コース替わりで注意して欲しいのは、新潟ダートから東京ダートに替わった馬。前残りばかりだった新潟ダートで差を詰めきれなかった馬が、東京のダートで台頭してくるシーンがありそうなので注目してみてください。オススメは月曜東京11Rのモグモグパクパク。新潟ダートでこの夏最も切れる脚を使った馬が東京で更にその末脚に威力が増すことでしょう。日曜の毎日王冠は斤量軽い3歳馬のロサギガンティア。例年このレースは前半3ハロンより後半3ハロンが2秒以上速い上がり比べで、キレ味あるこの馬が斤量まで軽いとなれば好走する確率は相当高いです。
週末のWIN5予想は『競馬道OnLine 小渕高慶の「本日の3番勝負+WIN5」』で!
小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール
業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。