台風が過ぎ去った武雄競輪場は快晴となりました。
そんな中で行われた準決勝3個レースは激しいレースになりましたね。
10レースの近畿ラインの絆の強さ!
11レースの新田祐大選手の異常なまでの強さ!
12レースの渡邉一成選手、平原康多選手の意地の戦い!
そして決勝戦の9名が勝ちそろいました。
ビッグ初優出は松谷秀幸選手だけ。ということは他8名は決勝戦を何度も体験していた猛者ばかり。これは気の抜けない、手に汗握るハードなレースになりそうです。
《ダッグアウトから》
■10レース
●1着の村上博幸
「自動番組も上手くかみ合っていたし、調子もいいですね。稲垣(裕之)さんの先行のおかげです。難しいですね…。あれ以上待っていたら、翔のコースがなくなるし、難しかったです」
●2着の稲川翔
「稲垣さんと博幸さんが競輪の見本のようなレースをしてくれました。最後は外を踏もうと思っていました。3人で決めたかったです…」
●3着の松谷秀幸
「初めてのビッグ決勝です。連日、前で頑張ってくれた桐山敬太郎や後ろで援護してくれた東龍之介たちのおかげです。最後はもう思い切って突っ込もうと思っていました。それくらいじゃないと、このクラスでは乗れないですからね」
●7着の鈴木裕
「最終ホームで行けていれば、わかんなかったですね」
■11レース
●1着の新田祐大
「目まぐるしい展開であったんですけど、ゆるんだところで勝負どころだと思って仕掛けました」
●2着の村上義弘
「山田久徳がしっかり攻めてくれたおかげです。3番手に(山田久徳)を迎え入れようと思ったんですけど、内から来るのが見えて、それに対処しました。最後はもう必死に追い込みました」
●3着の守澤太志
「一番いいタイミングで新田が行ってくれました。あとは内からしゃくらえないようにだけ気をつけていました。新田は差せないので(笑)、2着死守と思っていたけど、差されちゃいました」
●6着の山田英明
「落ち着いてみれば、外から行けばよかったかもしれないですね。つまったところで内に行ってしまいました。あとは自分の力が足りませんでした。気持ちを切り替えて、最終日が大事なのでしっかり頑張ります!」
■12レース
●1着の平原康多
「仕掛けたけど、一成に合わされました。そこが難しいですね。最後はもう意地で追い込みました」
●2着の渡邉一成
「(小松崎)大地さんが行ってくれたので、もっと番手の仕事を出来ればよかったんですけど…。真後ろから来られたので、大地さんの気持ちに応えるためにも行かせてもらいました」
●3着の諸橋愛
「恵まれました。平原の必勝パターンでしたね。久しぶりに平原と決まりました」
●4着の伊勢崎彰大
「夢見たー。平原が3番手だったから行っても合わされるなと思って、あれなら平原が早めに捲ってくれたら、自分もあるなと思ったんですけどね。でも、前が一成だったら、前で決まっちゃいますね。冷静に考えたら、北の3番手でよかったですね」