カナダ大会は結構濃い出場選手が多く、真の実力がないと勝てない大会となってきた。
昨年のカナダ大会とは全く様相が違う。
これが、オリンピック出場に向けた各国の力の入れ具合なのだろう。
女子スプリントは一番時計は一週前のフランス大会と同じステファニーモートン。しかし勝ったのはリーワイジー。素晴らしく強かった。パーフェクトな勝ち方。
片や日本は予選20位小林優香、28位太田りゆ。1/16決勝には上がれたものの負け。
こんなことを書いたら全く、選手本人たちもコーチ陣達にもひどく怒られると思うが、箸にも棒にもかからなかったところからの成長は著しい。
後は、とにかく強くなるだけなのだから。
男子ケイリンは、ついにジェイソン・ケニーが帰ってきた。
物議を醸しだしたあのリオオリンピックチャンピオンだ。
しかし、強い。というか、上手い。特に決勝。普段、脇本やマティウス・ブフリがやるとこをあっさりやってのけて、男子ケイリン決勝で優勝。
脇本はいつもの積極性をケニーに封じられてしまった。この辺りのうまさが光る。またブフリの強さが際立つ。踏み遅れて後方に置かれながらも、3着3位に入ってくる強さは今後のワールドカップ、世界選では驚異になるだろう。
気になるのが河端朋之。チグハグな感じが否めない。好位からの捲りが全く出ていない。修正をしと欲しいところだ。
男子オムニアムは今村駿介が出場。最初のスクラッチでは13位、テンポでは21位。エリミネーションでの大きな落車が2回続き、わけがわからなくなってしまった。しかし、この2回目の大きな落車で今村は救われた。エリミネートされたはずが復活! どのようなルールが適用されたかわからない。
そしてポイント。終盤、ポイントを取りに動いたのだが、ポイントは全く取らしてもらえなかった。
今村の16位は、ある意味運が良かった。本来なら相当順位を落としていたはず。
女子マディソンは、梶原悠未、古山稀絵ペアが出場。-20ポイント17位最下位だった。世界の超一流と走って、体感したことを次に活かして次は更に上を目指して欲しい。優勝はイギリス。ケイティー・アーチボルト、エレノア・バーカーのペア。この二人に勝てるのは同じイギリスぐらいでしょう。第4戦のロンドン大会での盛り上がりが大いに気になるところだ。