ちょっと遅くなりましたがレポートアップします。

23回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)決勝戦。

超細切れ戦となった決勝をどのように戦うのか、中々見られないレースの結果は、読み勝ちともいえる深谷選手の優勝で幕を閉じました。

78f92f03efbf68e8de8fc8eb762e8049ac2cc6e1
レースを読んであの競走が出来るのなら、本当に強いと思います。

内々をいくなんて、凄い度胸だと思います。
締められたら、どうにもならない状況を上手く利用した感じがありました。
その結果、すっぽり中川誠一郎選手の番手に入れば万全ですよね。

他の選手に比べて、数段上手にいっていたと思います。
あとは、やはり場慣れなのでしょうか。
落ち着いて仕掛けられるのはGIGIIの決勝で活躍をしているからでしょう。

また、2位の浅井康太選手も強いというか凄いですね。深谷選手を追走していくパワー、技術は見事だと思います。

それにしても、九州勢は惜しかったと思います。最終1コーナーで、中川選手の後ろを井上昌己選手がキープ出来ていたら、結果は大きく変わったかもしれません。

細切れ戦の目くらましに引っかかったのかもしれませんね。

また、ラインの厚みという言葉がかなり響く一戦だったと思います。

我々としては、全選手が良い競走をしてもらい、さらに車券が的中すれば言うことなし!と思います。

車券結果はギャンブルですから、当たるも外れるも致し方ないことですが、良い競走は観る者をワクワクさせますからね。
5f4bfb2fc4c083995104647005055ed4084e07f0

f8ddcdedb41a3e1772f11426907cfef1765dfc23

4e1da1e99b8c1729ea9adc2b1aa5be4eeaeda925

a692ea6d3f0505a158694c08dbce9dc726eb3737

a9eb4a6a389e4b51548e190ed890a5e5192b8983
8月はサマーナイトフェスティバス(GII)が松戸競輪場で開催されます。
自粛していた選手たちも参加するのでかなりの注目を集めると思います。

どんな結果が待っているのでしょうか。

フランソワ・ペルビスは723日、岸和田で400mバンクでの上がりタイムで日本新記録を叩き出しました103

松戸333バンクで、是非、日本新記録を出して欲しいと思います。


ダッグアウトから

11レース

●優勝の深谷知広
b8e245541c2ad6eb9f4a37cc86224c3fc3a34dc5
「決勝は単騎が多いので難しくなるなと思っていました。
レースは、単騎の選手が全部前にいたんで、引いていたらきついなと思って、内に行ったら、全部内が空いてよかったです。冷静に見えていましたね。
後ろは浅井さんがついてくれているし、構えるよりは自分の力を出し切ろうと思ってました。
2人で連携して、迷惑をかけることもあったし、決勝戦でワンツー決まってよかったです。
初めて
GIを獲った時が平成23年だったので、チャンスもあったけど、なかなか獲れなかったので、優勝出来て本当に嬉しいです。
8月から帰ってくる面々に)ここ優勝して次に臨めるので、迎え撃ち立つ形で、負けないように頑張りたいと思います!」


2着の浅井康太
0adfd7131d3b92da6830762cafa423e9b9ae8f2e
「深谷はめっちゃ仕上がってますね! 中川さんの番手に入って、2コーナーからあいつが踏み出していったので、そこだけ集中って感じでしたね。今まで人の後ろにこんなにすごいと思ったことないですね。準決勝よりもすごかったです。いい後輩ですね。中部にとっては嬉しいことです。特別の決勝で連携は初めてだったんですけど、いい連携だったと思うし、ワンツー決まってよかった。深谷の判断がよかったと思います!」


3着の井上昌己
52e87f6de3c8231f4277be828d8d227ba3f7e821
「稲川だけ見ていたので、深谷の動きは想定外でした。ちょっと不甲斐なかったです」


4着の稲川翔

「あれを凌いで、ついていけたら、また違ったかもしれないですし、正直に言って力の差を感じたので、もっと強くないと戦えないですから。自分が勝負にいった結果なんで、反省して次につなげていきたいと思います。もっと信頼してもらえるためには自力で動ける脚もしっかり作らないといけないですし、次の目標ができました」


5着の大塚健一郎

「昌己に任せていたので、内からの動きに翻弄されてしまいましたね。連携を外したので誠一郎に申し訳なかったです。調子は日に日によくなってきて、決勝が一番よかったけど、ちょっと甘かったですね。また勉強してきます!」


6着の中川誠一郎
e0d45e9b03631e75fcde3115b076f7eb0aa27b41「基本は先行と思っていました。深谷のハコが絡めば捲れるかもしれないですけど、人をあてにすることになるので、基本は行って勝負と思っていました。まさか、あんな展開になるとは思ってなかったです。合わせられればよかったけど、一番強いのが後ろから出られたんじゃ苦しかったですね」


7着の野田源一

「もう一回切りにいこうかと思ったけど、稲川君がもうアクションをおこそうとしていたので、そこについていこうと思いました。そうしたら、深谷君がすごいスピードで内から来ました。深谷君は一気ぬに巻き返すレースだと思っていたので、想定外の展開でしたね」


8着の菊地圭尚

「このメンバーだとたぶん自分の思っている展開にはならないだろうなと思ったので、出たとこ勝負で位置を取ろうと思ったら、内から深谷に来られました。皆、深谷のカマシ待ちだったと思うし、でも、大事なところで深谷を見てなかったから…、それを人任せにしてしまった自分も悪かったです。もっとゴール前まで勝負したかったけど、また、そのチャンスができるまで頑張りたいと思います」


9着の池田勇人

「単騎に慣れていなかったし、難しかったですね。いい位置を回りたかったけど、ひらめかなかったです。難しかったとしかいいようがないですね」


●師匠の金子貴志

「すごいですね。深谷は本当に仕上がってましたね! 半端じゃないですね(笑)」