8月に入り自粛組がレースに復帰。向日町G3は地元村上兄弟に稲垣。そして福島勢の成田に渡邉が戻ってきた。
レースっぷり自体はどの選手もキレがなくブランクを感じさせた。
いくら練習をしっかりしていてもレースと練習とではタイミングに精神状態も違い過ぎる。当然と言えば当然の内容だった。
しかし、この開催は弥彦での親王牌を優勝したばかりの深谷も参戦し、復帰組との対戦に注目が集まった。
その深谷は2つめのタイトルを奪取した事でさらに磨きがかかった連日の走りっぷり。そして決勝まで勝ち上がり、地元勢との対決となった。
決勝はその深谷が地元勢の作戦を受け入れたかの様な位置取り。地元に花を持たしたかの様にも思えた。記念らしいと言えば記念らしい形であった。
その形から稲垣の番手捲りを交わし優勝した村上義弘で終えた。
ファンの方は待ち望んでいた対戦だっただろう。
売上自体はここ数場所のG3よりは良かったが、5月以降のG3では悪くない程度に留まった。確かに新旧の交代は新人が旧人を倒して初めて成立する。
その意味ではこれから年末までのG1で深谷の走りには注目したい。
ただ、来年以降はギヤ規制が行われ、一気に上位のメンバーは変わる。ギヤは運動量よりパワ