九段坂奮闘記・326～329戦目

本日は雀王戦Ａリーグ別日対局です。



上位陣は第９節まで消化していて、残すところ後１節４半荘。
僕は今日の対局を含めて残り２節、後８半荘です。

首位の阿賀は決定戦当確、２位の鍛冶田もほぼ決定戦当確。
残り１つの決定戦進出枠を、大体この４人で競うのことになるのですが――

本日の同卓者含め「木原！負けろ！！」と、多くの人に期待されていそうですね（笑）



Ｑ・天鳳とプロリーグ戦では、だいぶルールが違うと思うのですが――

かたや、トップボーナスがとても大きなルール
かたや、ラスペナルティがとても大きなルール

確かにここまで評価方法が違うと
同じ麻雀とはいえ、全く違った選択をすることも多々あるでしょう。

例えば上図の手牌、２mをチーしていますが、プロリーグ戦だとスルーします。
赤無し、素点も評価となる競技ルール、このチャンスは大きく活かしたいですよね。



天鳳ではドラの中切りです。しかしプロリーグ戦では７sを切るでしょう。



赤無し、１発裏有りのプロリーグ戦おいて「親リーチドラ１」は相当な勝負手です。
勝負手=熱プッシュ　のコンビネーション、問答無用で追っかけます。

しかしながらラスペナルティが大きい順位戦では、トップ目だと少し判断が難しくなります。もちろんリーチを打つこともあるのですが、今回は自重しました。

１pが現物だったというところが決断材料ですね。



親のメリットは連荘ではなく打点（牌図Ａ）

これはどんなルールでも共通事項かと思います。ここまで素材が揃っていたら
１５００や２９００で連荘を目指すのではなく、打点を以て決定打を狙います。



アガリ逃しを恐れるよりも、決定打逃しを恐れましょう！



（牌図Ａ）は元々「アガりやすい」というほどの牌姿ではなく、打４mとしてもそれほどアガリ率は下がらない。ならばいっそ――　ということです。

このように全く違うルールで打っていても「○○ルールなら××」「△△ルールなら□□」といったように、違うルールで打つ時の選択も想定しながら打つこと。

そのように考えること自体が麻雀の練習になるのではないかと思います。

天鳳、いや鳳凰卓でも十分競技麻雀の練習になる話は
【罪歌】の１箇条　の続編にて、改めて記事にしたいと思います。

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クッソ雑魚ww　なんて書いたことありませんが（笑）今後鳳凰卓で僕と同卓した際、Twitterでこのようにアピールして頂ければ、記事として取り上げてみたいと思います。



薄い待ちとはいえ高めマンガン、しかも高めが山にいてもおかしくありません。
まだ東場であるならば、ここは勝負してみても良かったように思います。



打赤５sでいいと思います。しかし僕の狙いは――　（牌図Ｂ）



まだこの巡目、門前リーチを狙って２鳴きにしたのですよね？よくわかります。

まだこの巡目というのが大事な判断ポイントです。
（牌図Ｂ）から１m２m３m引きで、ピンズ１メンツ外しなんていかがでしょうか？

同じくこの巡目に白や北が鳴けたなら、その場合もピンズメンツを外してみても――



マンズ全てが有効牌です。十分勝負になるのではないかと思います。

もちろん南場ですので、ラス目が親番の場合や、巡目が深い場合はおすすめできません。（牌図Ｂ）打赤５s時に「直近でこうなったら――」と事前準備しておきましょう。

このように気になった点を取り上げます。もちろん希望者のみです。

罪歌　でエゴサーチしますので
そのワードを入れ、アドバイス希望の旨をtweetしてくだされば

「ここはこうしたほうが良いのでは？」といったような提案を記事にします。
細かいミスの指摘よりも、大まかな判断の考え方を中心に取り上げていくつもりです。

鳳南同卓時、聞いてみたいことがあればtweetしてみてくださいね。

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またブロマガ掲示板のほうでも、牌譜や画像を貼っていただければ
このように打牌選択、考え方の質問には随時お答えしております。



ブロマガトップページ、上の方にある「掲示板」より入場して書き込んでください。



毎週日曜23:00～の定期配信でも麻雀の質問は受け付けております。
お便りはこちらのメールフォームより、遠慮なくどうそ！

09/04 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2015090406gm-00a9-0000-1184a971&tw=3
1位 D:【罪歌】(+47.0) A:CRAZYBEE(-18.0) B:もめんなちゃい(+5.0) C:godai(-34.0)

09/04 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2015090406gm-00a9-0000-4d21912a&tw=1
3位 B:【罪歌】(-19.0) C:godai(+19.0) D:Ｗａｌｌｙ(-50.0) A:いたヒロ(+50.0)

09/05 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2015090501gm-00a9-0000-358f7dce&tw=1
2位 B:【罪歌】(+15.0) C:四筒エース(-8.0) D:しめじん(+53.0) A:もずく。(-60.0)

09/05 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2015090505gm-00a9-0000-d3e6f5b9&tw=1
1位 B:【罪歌】(+56.0) C:よるがた(-36.0) D:世界の青木(-21.0) A:gomu(+1.0)

 

 

 

[Wally（ID：23188542）]

私のツイートを拾っていただき記事にまでしてもらってありがとうございます。

特に白ポンの場面は決定打より局消化を優先してしまいました。まだ慌てる時間ではなかったですね。
ちょうど迷った局面だったので参考になりました。
こうやって直接アドレスを頂けるとラスった甲斐もあります（ウソです）

[木原 浩一（著者）]

いつもありがとうございます。

南場に入ってからの局消化は大事ですよね。当然ポンテンにとったほうが良い局面も数多くあると思いますが、巡目やラス目の親番の有無、牌姿によっては狙ってみたほうが良い局面もあると思います。

うまく使い分けてみてくださいね。