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さっそく自分の遺言でダンサーお願いしとかなきゃ! 台湾のエンエンちゃんはポールダンサーですが、ストリップ・クラブで踊るダンサーではなく、宗教的なお葬式で踊っています。ちなみにこの時にチップで稼いだお金はおよそ100米ドル。 ---------------------------------------
大変な仕事だけど、生活していかなきゃいけないから...。
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と、18歳のカノジョがAP通信に答えています。 しかし死者への弔いが、セクシー美女のポールダンスだなんて...。以下で葬儀とは思えないド派手なステージで踊るカノジョ、詳細を以下でどうぞ。
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1人だけセクシーで浮いていますが...。こういうモンなんですよね? AP通信によると、エンエンちゃんのようなショウガールたちは各お祭りだけでなく、結婚式やお葬式にも雇われます。台湾では男性も女性も、そして子供たちも宗教的な伝統儀式に参列するので、子供たちにもお馴染みの風景なんだそうです。動画はコチラからご確認ください。 そして興味深いコトに、ショウガールのカノジョたちは山車に乗って台湾中を移動します。そしてその山車は、某夢の国のエレクトリカル・パレードさながらに、電飾バリバリのステージへとトランスフォームするのだとか(動画に登場する舞台ですね)。 桃園県にある五福宮という寺院のチェン・チャン・シィエンさんいわく、このスタイルはすでに彼らの宗教、そして伝統文化になっているとのこと。 ポール・ダンシングに歌謡ショウにピカピカの電飾といったパフォーマンスですが、この習慣は1970年代に始まりました。しかし、伝統を汚す下品なモノだという批判もあるのだとか。と言うのも、台湾の法律でも外でハダカ同然の格好をするのは犯罪になってしまうため、捕まってしまうストリッパーもいたりするからだそうです。 一方30年このビジネスをしている父と姉妹と一緒に、仕事で国中を旅している26歳のチャン・ペイ・インさんは、 ---------------------------------------
小さい頃からずっとコレを見ていますが、自分にとっては特別なコトだとは思いません。死者に対してパフォーマンスをするのは、生きている人たちのために踊るのと同じですよ。 亡くなった方々は生前、歌うのが好きだったんです。家族からしたら、その人の人生の最期で、誰かがその人のために歌ってくれたら喜んでくれるだろうという心遣いなんですよね。 個人的には、結構良いチップが稼げますし、良いカルマを積み重ねていると良いなと思っています。
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おぉ、そう聞くとポールダンサーは立派なおくりびとで、葬儀もただ派手なお祭り騒ぎだけってコトではなく、人々の思い遣りが詰まった最期の大事なイベントなんですねぇ。 ちなみに、日本在住の台湾美女の友人にこの話を尋ねてみたところ...カノジョも当たり前のようにこの葬儀を知っていました。ヘンな新興宗教ではなく、古くからある仏教が、派手に死者を送り出す行事であると共に、今ではもう田舎の方しか残っていない風習になっているんですって。 なんだか一気にひとつの文化の栄華と衰退を見た感じですねぇ。ワタシたちが寿命を迎えるまでに、このスタイルは残っているでしょうか?
Taiwan showgirls strip for the dead[AP via via Kotaku] (岡本玄介)
RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2012/10/pole_dancing_stripper_for_funeral_in_taiwan.html