世界各国の映画祭で大きな話題となり、第2作、そしてハリウッドでのリメイクも決定している格闘クライムアクション映画『ザ・レイド』が10月27日(土)に公開されます。 あまり馴染みのないインドネシアの格闘技「シラット」にスポットライトの当たった映画ということでピンときていない方もいるかと思いますが、「ハリウッドも認めた10年に1本のアクション映画」という宣伝文句が過小評価に感じるほど、壮絶なアクションシーンが全編を通して繰り出されるハードな作品です。 エクストリームなアクションの数々に目から脳髄まで打ちのめされた鑑賞後記は以下より。
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今作は、とある任務で麻薬王の管理する30階建てのマンションに送り込まれたSWAT隊員が、マンションに住む悪党と死闘を繰り広げていくという物語。 この映画の注目ポイントは、
■アクションが壮絶! 上映時間102分のうち、冒頭約15分の状況説明を除いた残りの時間はほぼノンストップで壮絶な格闘アクションが繰り広げられるという前評判の通り、口があんぐり開いたままになってしまうような肉体と肉体のぶつかり合い、エクストリームな暴力描写が終始炸裂します。 シラットは急所を的確に狙った打撃や関節技、絞め技だけにあらず。今作にはナイフによる斬撃やド派手な銃撃シーンも満載で、「殺人術」としての「シラット」が堪能できます。
■敵も強い! こういった作品では、主人公がやたらと強く、見ていて負ける気がしないという良くも悪くも安心な設定がありがちですが、今作では敵も強い! 特に、マッド・ドッグの強さは鬼神のごとく。主人公のラマ以上に印象に残る人も多いことでしょう。
■最後まで途切れない緊迫感 特筆すべき点は格闘シーンだけではありません。作品全編に流れる不穏な空気も特徴の一つです。 主人公たちSWAT隊員が敵を倒していくことでストーリーも進行していくため、『死亡遊戯』のようなステージをクリアしていく爽快感はあるものの、敵があまりにも多く、強いという事実、決して退くことができない状況、そして任務の裏に隠された闇の部分が徐々に明らかになっていく展開に、最後の最後までヒリヒリとした感覚が味わえます。
エクストリームすぎるアクションの緊迫感に脳がまばたきを忘れること間違いなし。考えるな、見て打ちのめされろ! 『ザ・レイド』は10月27日(土)よりシネマライズ、角川シネマ有楽町他全国ロードショー! 配給:角川映画
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[映画『ザ・レイド』公式サイト] (スタナー松井)