きましたハロウィーン! でも少しひねりを加えて、ホラーじゃない映画でも恐怖を感じてみましょ~。 ハリウッドはSFやアクション映画だけでなく、時々お子さま向けに楽しい映画も制作しますよね。しかしナニをどう間違ったのか、意図せず結果的に恐ろしいシーンが挟まれているコトもたまにあったりするんですよね。 ソレが子供だけでなく、大人にも恐ろしいと思わせる場面があったりするからさー大変。子供の頃に観ていたら、ゼッタイにトラウマを抱えてしまったであろう、やたらと怖いシーン17選、以下でチェックしてみてください!
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■『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986) 世界的ロック・スターのデイヴィッド・ボウイさん演じるゴブリンの王・魔王ジャレスと、ジェニファー・コネリーさんによる名作ファンタジー映画。このシーンでは、落とし穴の壁で無数にうごめく手、そしてそれらが顔らしき表情を作り喋る様子がご覧いただけます。
『ゴッド・オブ・ウォー』にもこんなシーンがありましたが、あっちよりこの映画の方がコワいかもしれません(苦笑)
■『ニムの秘密』(1982) ディズニーを辞めたスタッフたちによる、アメリカのアニメ映画。ネズミたちが注射器を刺されて知性を持ち始めますが、その過程ではまるで宇宙空間に放り込まれたかのような描写。そして、せっかく脱走したのにまた暗い穴の中に吸い込まれていくシーンへと続きます。
■『不思議の国のアリス』(1985) テレビ版の映画だったこの作品。帰り着いた家は鏡の世界で、雷鳴と共にドラゴンが襲ってきたり、助けた赤ちゃんが腕の中でブタに変わってしまったりと、結構なトラウマ・シーンが連続します。しかし何より恐ろしいのは、キャロル・チャニングさん演じるホワイト・クイーンが徐々にヤギへと変身するトコロ。しかしなぜヤギ!?
「ベェェェェェェ~~~~タァァァァ~~~~!!」(恐)
■『ダンボ』(1941) 愛らしいキャラクターとして古くから親しまれているダンボですが、ピンクのゾウやサイケなゾウたちが歌い踊る幻覚は、徐々にシュールさがエスカレートし、子供らの心にトラウマを残すことでしょう。
■『いさましいちびのトースター』(1987) コチラもディズニー・アニメで、意志を持った家電製品たちの物語です。処分場で歌われる『死の歌』もモノたちの恐怖が描かれていますが...ピエロの消防士がトースターを追いかけるシーンのまぁ恐ろしいコト! アメリカ人にとってピエロはNo.1トラウマ・キャラですからねぇ。
■『ユニコ 魔法の島へ』(1983) これは実際ワタシが子供の頃に観て、マジでしばらくトラウマになった作品デス。基本的には愛らしいペガサスの子供ユニコが冒険する物語ですが...人間が生き人形に変えられ、操られて夜中の街を歩いてゆくシーンは、かなり魂をもっていかれそうです。
しかしホントに怖いのは、人間に恨みと憎しみの感情を持つ、魔女ククルックの最期の表情でしょうか。もしユニコとチェリーの愛らしさがなかったら、絶望的に怖い映画です(苦笑)
■『ジムヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ』(1990) 『アダムズ・ファミリー』で、あのお母さん役も演じていたアンジェリカ・ヒューストンさんは、その美貌と演技力がすでにコワいのですが、このシーンは顔の皮をはいで恐ろしい魔女の本性が現れる、特殊メイクがかなりエグい場面です。
集会にきたカノジョたちの目的は、子供たちをネズミに変え、それらを踏み潰して皆殺しこと。もっと他にやり方はないのでしょうか!?
■『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』(1978) リアルに描かれたウサギたちが、鋭いツメで引っ掻き合ったり耳を引きちぎり合ったり、血に飢えた狂犬までもが襲ってくるという、ウサギ界のスプラッター映画(?)ホントに子供向けなのか、疑いたくなりますw
■『カートゥーン・オールスターズ・トゥ・ザ・レスキュー』(1990) 10代の青少年が飲酒やドラッグに手を染めないようにと制作されたアニメなのですが、『ミュータント・タートルズ』、『アルフ』、『スマーフ』、『ガーフィールド』、『くまのプーさん』などなど、出演キャラたちの競演がとにかく豪華! しかし薬物中毒になった少年マイケルが訪れた地獄の遊園地が、なかなか恐ろしいコトになっております。
とらえようによっては、未来の自分がゾンビみたいになってるってのは、ちょっとクールかもしれませんよ?(笑)
■『オズ』(1985) ディズニーによる実写映画。恐ろしいマスクの車輪人間、ウィーラーたちが迫り来るシーンだけでなく、全編を通して子供が悪夢を見そうな場面が山盛りなのだとか。ちなみにこの少女ドロシーは、オカルト映画『ザ・クラフト』で魔法少女たちのリーダー役を務めていた女優のフェアルーザ・バルクさん。キュート!
■『ピノキオ』(1940) 人間がロバに変身してしまうシーン。そしてカレらはプレジャー・アイランドに運ばれていくようです。これは子供たちにはちょっと教訓になるシーン...かも?
■『ミッキーのジャックと豆の木』(1947) あまりの空腹に正気を失ってしまったドナルドダック。ほとんど『シャイニング』のジャック・トランス状態(苦笑)
■『恐竜大行進』(1993) ラストシーンで、スクリューアイズ教授がカラスたちによって死をもたらされるシーン。静かな最期で、象徴的な印象が子供向きかなと思われます。
■『くまのプーさん 完全保存版』(1977) 前述の『ダンボ』同様に、幻覚的でシュールなシーン。そこはかとないダークさが子供たちの深層心理にトラウマを残しそうです。ていうか、プーさんは幽体離脱ができるんですね!!
■『疫病犬と呼ばれて』(1982) 基本的には子供向けではないアニメだそうですが、知らずにビデオを買った親が、子供と一緒に観てしまった例も少なからずありそうです。ソレがあんまりよろしくない理由は...この動画を観てみると、判るかと思います。
うーん、悲惨すぎるアクシデント...。この映画は、『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』と同じ監督、マーティン・ローゼン氏による作品。動物実験場から逃げ出した2匹の犬が主人公です。
■『ラガディ・アン&アンディ:ア・ミュージカル・アドヴェンチャー』(1977) これまた幻覚系で、見方によっては若干グロいシーンです。タフィー・キャンディーの海に落ちたアン&アンディーですが、ここの主であるザ・グリーディー(欲望)がドロドロしちゃってもう、もしかして制作スタッフはみんなキメキメでやってたんでしょうか?
■『アーネスト:スケアード・スチューピッド』(1991) アメリカのテレビでキッズにお馴染みのオジさん、アーネスト・P・ウォーレル。カレの映画で、ゴツい顔したモンスターが子供たちを小さな人形に変えていくシーンがコチラです。人形の出来栄えはあたかも...カーボン・フリーズさせられたハン・ソロ船長のよう。コレが子供用のコメディー映画だってんだから、容赦無いですね(苦笑)
さぁ、ハロウィーンに向けたコレらのホラー映画じゃないのに怖いシーン特集、いかがでしたでしょうか? ダイレクトな殺戮やゴア表現などが出てくるワケではありませんが、芸術性の高さゆえ、ジワジワ来るモノばっかりでしたね。 ソレではみなさん、良いハロウィーンをお過ごしください!
The 20 Most Unintentionally Terrifying Movies of All Time [io9] (岡本玄介)