SF史に残る名画像集


サイエンスフィクションはアイディアの宝庫です。映画が世の中に登場したその日から、サイエンスフィクションは未来的で不思議な新しいビジョンや「忘れられない瞬間」を私たちに提供し続けてくれました。

今回はそんなSFの歴史的瞬間21選を紹介したいと思います。それでは続きからギャラリーをどうぞ。
 

 

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左上から画像の説明です。

1)『A Trip to the Moon』(1902年製作)

ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』と、ハーバート・ジョージ・ウェルズの『The First Men in the Moon』を元にしたジョルジュ・メリエス作のフランス映画。


2)『フランケンシュタイン』(1910年製作)

実際には参加していないらしいものの、プロデューサー陣にトーマス・エジソンが名を連ねている本作。初のサイエンスフィクション小説の初の映画化作品。


3)『メトロポリス』(1927年製作)

サイエンスフィクション演劇「Rossum's Universal Robots」から7年して公開された、フリッツ・ラング監督のSF映画。主人公のマリアが世界を魅了しました。


4)『レンズマン』(1937年製作)

SF作家E・E・スミスの作品。ここからサイエンスフィクションの「黄金時代」が始まりました。


5)『スーパーマン』(1938年製作)

初のスーパーヒーローの登場。これにより私たちの想像力が大きく膨らみました。


6)『ファウンデーション』(1942年製作)

作者のアイザック・アシモフは、同作の中で「心理歴史学」という架空の学問を考案。そしてテクノクラートのジャンルとしてサイエンスフィクションを確固たる物としました。


7)『地球が静止する日』(1951年製作)

初のパラノイアムービー。作中に登場する異星人の「クラートゥ」とロボットの「ゴート」は友好的な宇宙人の代表名とされていました。


8)『ゴジラ』(1954年製作)

これ以降、怪獣の時代が始まります。同時に原子力の恐ろしさも人々に知らしめることとなりました。


9)『禁断の惑星』(1956年製作)

本作に登場するロビー・ザ・ロボットは1950年代で最も有名なロボットとなりました。


10)『2001年 宇宙の旅』(1968年製作)

キューブリックのフィルムには素晴らしいシーンが山のように存在しますが、中でも無重力とエアロックの外でのパニックのシーンは最も影響力がありました。


11)『リングワールド』(1970年著)

作家ラリー・ニーヴンによる、「宇宙にある巨大な何か」の時代の幕開けとなった作品。


12)ニュー・ウェーブ運動

アーシュラ・クローバー・ル=グウィンマイケル・ムアコックサミュエル・レイ・ディレイニー等の作家達がサイエンスフィクションを再考案し、メビウスのペンネームで知られるジャン・アンリ・ガストン・ジローが新しい見方を作り上げました。


13)『スターウォーズ』(1977年製作)

最も影響力のあるイメージをこの映画から選ぶことは困難を極めます。しかし、人並みはずれたスピードを表現する光線と、ジョージ・ルーカス監督の広大なギャラクシーの定義は、繰り返しコピーされました。


14)『エイリアン』(1979年製作)

H.R.ギーガーの美しいデザインは『スタートレック』の「ボーグ」を始めとする、様々なサイエンスフィクションホラー映画に影響を与えました。


15)『ブレードランナー』(1982年製作)

サイバーパンクの量産に繋がったのは『Mirrorshades』のカバーか『ブレードランナー』かと迷いますが、最終的に『ブレードランナー』がジャンルの美学を定義したという結果に今回は至ったようです。


16)『トロン』(1982年製作)

『ブレードランナー』と時を同じくして、『トロン』は観客に初のコンピューターVFXと初の仮想空間という世界を見せつけました。


17)『AKIRA』(1988年製作)

アニメクラシックの象徴的存在。観客にアポカリプスとミュータントパニックの新しいビジョンをもたらしました。


18)『ジュラシックパーク』(1993年製作)

初のリアルなCGクリーチャーを実現。そして、過去20年間のストーリーテリングに多大なる影響を及ぼしました。


19)『マトリックス』(1999年製作)

銃弾がゆっくりと進む様子を描いた「bullet time」や、現実がコンピューターによって作り上げられているという新しい見方の斬新さが評価されました。


20)ニュー・スペースオペラ

SF作家のイアン・バンクスからポール・J・マコーリイまで、『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』から『GALACTICA/ギャラクティカ』まで、『Halo』から『Mass Effect』に至るまで、叙事詩的スペースアドベンチャーを再び盛り上がらせました。


21)『ザ・ロード』 (2006年著)

作家コーマック・マッカーシーが発表した小説。過去数年間に渡り、本作はポスト・アポカリプスとジストピアの世界を描く作品として名を轟かせ、『ハンガー・ゲーム』から『ウォーキング・デッド』に渡り、影響を与えました。


トップ画像:『スタートレック』より

[via io9

(中川真知子)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2012/11/never_forgetting_sf_pictures.html