ラクガキ 男性器 アソコ


アナタは描いたコトありますか? 

今から少し時をさかのぼって2012年6月、iPhone用ゲームアプリ『Curiosity』が正式にリリースされました。これは、巨大なキューブの表面に敷き詰められたブロックをタップで壊していき、中に隠されているという秘密を暴くのが目的というソーシャルゲーム。

世界中で何万人もの人たちが、そのキューブの中にある何かスゴい賞品を求めて、一生懸命に突っついているそうなのですが...ヒマ潰しにラクガキでお絵かきや、自分のメッセージ的なものを表面に刻んでいくユーザーも多くいるそうです。

これまで世界観が大きく、自由度が高いゲームはたくさんありましたが...この『Curiosity』も例に洩れず、便所のラクガキ的なアレが描かれたりするんです。

...そう、それは男性のアソコ! 

ソレはイイ大人になっても、ガキンチョのままのゲーマーたちが残した偉大なる足跡と言っても過言ではありません(遠い目)。

というコトで、以下延々とゲーム内で造られた/描かれたチ○コのネタが続きます。マジメ半分/冗談半分な感じですが、お好きなヒトだけ是非どうぞ!
 


【大きな画像や動画はこちら】

 
さて件の『Curiosity』ですが、フィールド上に描かれたチ○コは、ゲームディベロッパーであるランディー・オコーナーさんによってツィートされた画像で確認ができます。それがコレ。

And of course no game is complete without dicks. (22cans' Curiosity, out now for ios!) twitter.com/randyzero/stat...

— Randy O'Connorさん (@randyzero) 2012年11月6日
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まるで暗視ゴーグルで覗いたナスカの地上絵ですね。スケール感は別次元ではあるものの、何か荘厳なモノを感じます。そしてカレのつぶやきでは...

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そしてモチロンの事ながら、どんなゲームもチ○コなしには完成し得ないのである。
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という、至極納得の珍言(!?)まで生まれちゃってます。こうしたゲーム内でも、現実世界でも空きスペースを見つけるとチ○コを描きたくなる突発的な衝動というのは、(男性であれば)誰しもが抗えなかったハズです。

とは言え、ワタシもそんなコトした経験はありませんし、きっと読者のみなさんも無い...んじゃないかと思われます。

でもですよ? やっぱりオープンワールド系のゲームなんか特にですけど、広大なキャンバスで何をしても良いですよってなっていたら、ゲームの限界を試すでもなく、もう動物的本能か、憑依状態の自動書記かってなくらい、ナチュラルにチ○コを描いているのがオトコのサガってやつなんですよねぇ。

いやいやそんなコトないよ! なんて良い子ぶってもダメです。世の中には、見渡す限りチ○コで溢れています。その証拠がまず......例えば、新しい『シムシティ』なんていかがでしょうか? 


130430_Dick3学園都市チ○コヶ丘、絶賛分譲・販売中!


『コールオブデューティー:ブラックオプス』でも、エンブレム・エディターがあからさまにチ○コ型を作れと言っているようです。ていうか、こんな形状の素材が並んでいると言うのに、チ○コ作らないで他にナニを作れっていうでしょうか?  



『リトルビッグプラネット』でも、ジェット・エンジンで空を飛ぶピンク色のチ○コが造られています。いろいろヒドいw



モトトライアルを題材にした『Trials Evolution』では、鉄球をエディットした感じのナニが、急斜面を駆け下り、ジャンプ台を白い蒸気を吐き出しながら飛んでいきます。



『ModNation Racers』はちょっと解りにくいかもしれませんが、フニャっと元気がない感じで下向きに描かれているのが、レーシング・コースとなっております。


130430_Dick4夜のグランプリを目指そう


『Halo Reach』で造られた、不恰好な「ジャイアント・ペニス・マン」には、巨大すぎるメタル・チ○コが生えています。しかも根本は申し訳程度の毛がチクチクと植毛されている親切さ。タマ無しなのにもかかわらず、左手はロックなメロイック・サインでキメています。動画後半になると、先端から違うタマを発射しているのもご確認いただけます。



『スカイリム』ですと、Papidameloさんがエディットしたキャラが何かの罰ゲームみたいな格好をしています。そして、この通り練馬大根みたいなイチモツがブラブラしているのですが......これはMODで作られたキャラなんです、長チンMODは2012年2月の公開からすでに6000ダウンロードされたとのこと。開発者は「この方が魅力的に見える」という声を反映して、このMODを作ったそうです。


130430_Dick5馬並みでゴメンナサイ


「Garry's Mod」では、カラフルなオープンカーに早変わり。先っちょがズル剥けたり戻ったりして、観ていると自分のナニがヒリヒリしてきそうな気がします。3人で競い合うはずだったレース・ゲームでしたが...ラストはシッチャカメッチャカになっています。



『スクリブルノーツ』は「ピンク・ウエット・プッシー」ですとか、「ジャイアント・ブラック・コック」とテキストを打ち込んでいますので......これはガンバったで賞ですかね。何か自由にエディットができると、大体だれかがエロい形や文章を作っているモンです。



これは『グランド・セフト・オート』でしょうか? Modで改造され、ウイリーができるバイクとなっていますが、やり過ぎで振り落とされ、他人に奪われた挙句......轢かれています



『バトルフィールド3』では、ゲーマーのOli Gill さんがvirtual C4で砂漠に巨大な地上絵を描いています。並べて埋め込んだC4爆弾を、上空から起爆させているんですね。この一瞬のために、せっせと苦労して爆弾を仕込んでいたのかと思うと、とても微笑ましい気持ちになれます。



と、このように具体例がいくつも在るワケですが......いったいナゼ? どうしてこんな衝動に駆られてしまうのでしょうか? 

この記事を書いたトティーロ記者は、これまで6ヶ月もの間、その答えを探し求めて悩み続けていたそうです。ゲーム・デザイナーやゲーマー、科学者などにも訊ね続けてきた、と。断続的な調査でありながらも、ヒトは何故チ○コを描くのか...その真実に迫るべく、たくさんの人たちに訊ねまくったのです。

イロイロと違った角度から、この可能性が説明できるかと思います。フロイト派、マルクス主義者、男女同権主義者、文学・哲学の脱構築主義者、進化論を展開する心理学者、実存主義者などなどに質問をぶつけてきたのだそうです。

ゲーム・デザイナーにして、ニューヨーク大学ゲーム・スタディー科の代表者である、フランク・レンツさんは、去年の秋頃にこんな話をしてくださったそうです。

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「どうして人々はチ○コを描くのか?」その質問は「ワタシたちは、どうしてここに存在するのだろうか?」というものに代えて問うことができます。それに「良い人生とはなんだろうか?」や「何も無い代わりに何かが在るのはどうしてなんだろうか?」などなど、そういった大きく哲学的な質問などに、です。
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おそらく誰に訊いても、誰が答えを考えても、ドレもイイ線行った答えになるでしょうね。たとえば「人々をビックリさせるため」だったり、「社会的にタブー視されている絵柄だから」、もしくは「描くのがそんなに難しくないから」かもしれません。

トティーロ記者はニューヨークに住んでいるのですが、もしもっと目を見開いて、街中を観察してみるとアチコチにチ○コのグラフィティーが描かれているコトに気付くと言っています。たとえば、オフィスからちょっと行って角を曲がるとソコ描かれているのは......コレ。


130430_Dick6ご丁寧にチ○毛まで生やされたDONG


C-trainに乗ったらこんなステッカーも。


130430_Dick7 力んだ感じがややリアリスティック


もうね、これはワタシたちの文化なんですよね。「どうしてチ○コの絵を描くのか?」という質問は、「では、どうしてチ○コの絵を描かないのか?」という逆説的な質問と衝突します。

続きまして、2007年の映画『Superbad』に出てくるこの場面では、アフロのカレの子供時代は一日ずっと座って、ノートにチ○コの絵ばかりを描いていたという告白シーンが登場します。チ○コの悪魔に取り憑かれたと勘違いされたカレは、精神科医のもとで一日中チ○コクエスチョンを尋ねられるハメに...。



ラクガキ 男性器 アソコではここで、大昔に描かれたチ○コ絵をご紹介しましょう。これは、イギリスの草原に描かれている「サーンアバスの巨人」。全裸でイチモツが元気ハツラツですが、17世紀頃に描かれたという巨人は全長55メートルという大きさ(画像:Google Earth)。

それか、地球上で見つかった最古の刻印による線画と言われるのは、io9で紹介されていたヒョロなが人間はどうでしょうか。

130430_Dick10.jpg恐竜のような顔で巨大な3本指、胴体であろう細長い線を下って行くと、巨大なチ○コがギンギンになっています。

岩に彫られたというこれは、1万年ほど古い時代に描かれたであろう、と科学者達は分析しているそうです。

さて、これだけ多くの場所で見られるものではあるものの、どこかのゲーム内にて、誰かが描いたチ○コの絵を目にすると、あんまり気分の良いモノではありませんよね。それが仮にこんなゲームだったとしても、です。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を、いきり立つチ○コに魔改造してしまった、YouTubeユーザーのDaku Nekoさん。世界イチ高速に移動するチ○コとなってしまいました。



自らがアタマがおかしいと公言するDaku Nekoさんは、イロんなゲームをMOD改造し、キャラクターをチ○コやその他のものに代えてしまいます。たとえば『ソニック』をトゥーンリンクに代えてしまったMODもありますし、ルカリオとリオルを登場させた動画もあったりしますが、これら3本とも非常に人気のあるビデオとなっているんですって。

『ソウルキャリバー5』のキャラクター・エディットでもドイヒーなキャラが。これはゲーマーのillegalmonkeyさんがYouTubeに掲載したビデオです。



ハート型を逆さまにすればキ○タマになるなんて、愛が溢れてきそうですね。アニマル・スキン柄を適用させれば、玉袋のシワシワまで完全再現。匠の技と創意工夫が感じられますね。

カレがどうしてこんなキャラを作って、動画でアップしたのか返答があります。

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どうしてかだって? それはもちろん、『ソウルキャリバー5』のキャラクター・エディット機能を見せるためだよ! それにホラ、よく考えてみなよ。もしもナムコがオレたちにこんなモノを作って欲しくないんだったら、こんな機能を付けちゃくれないはずじゃない?
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ということで、このデカチンが戦う様子もYouTubeにあがっています。床オナ的這いずりからの下段攻撃、ブリッジからのチ○コ突き上げ攻撃にご注目ください。

『マインクラフト』で造られた、全長45ブロック、全高27ブロック、全幅13ブロックというデカチン・キャノンも凄いコトになっています。ゲーム内のレバー操作で、白いブロックがドカーンと放出される動画は必見です。



この作者はYouTubeユーザーのMinecraftManifestTVさん。かつては900万もの苗床が一気に育てられる、超絶に巨大すぎる麦育成施設や、『マインクラフト』史上最も巨大なタイアモンドをで造られた方です。『マインクラフト』でチ○コを造るのはカレだけではありませんが、本人のコメントによりますと...。

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チ○コを造るからと言って、自分がゲイだってコトではありませんよ。今となっては3年の付き合いになる女の子だっていますし。

『マインクラフト』は趣味ではあるものの、『マインクラフト』でビデオを作って生計を立てたいと思っているんですよ。なので時間と労力を注ぎ込んで行かないといけないんです。すでにフルタイムでの仕事と、カレッジにも通っているのですが、それが人生ってモンでしょうね。

ワタシがこれを造ったのは、「初めての機能的『マインクラフト』ペニス」というタイトルを付けたかったからなんです。こんなモノ普通なら要らないモノですし、これを造った目的も別にないんです。楽しくオモシロいチャレンジだったかなと。他にも観たければ、定期購読してださいね。


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というお話でした。『マインクラフト』は、現在ある中で一番チ○コを描くのに最適なゲームかもしれませんね。ですが、かつてはEAがリリースしたシミュレーション・ゲーム『SPORE』がありました。細胞を好きなように進化させ、可愛い、または恐ろしい生命体などを仮想世界で創るコトができたのです。

ゲームよりも前にリリースされたという、クリーチャー・クリエイターでは、すでにチ○コが創られていたと言います。その最たる例がこれですね。


130430_Dick11なめこではありません


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ワタシたちが本作ゲームに先駆けて、『クリーチャー・エディター』をリリースした時、フォーラム(The Best of the Spore Creature Creator)にはイカしたクリーチャーがイロイロと投稿されていたのは知っていますよ。

それらはドレも驚くほどクリエイティヴで、まぁいくつかはチ○コが付いてたのもいましたが...しかしほとんどのパートにおいて、クリーチャーたちはアメイジングでフクザツで、よく考えが練られていましたね。


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とこのように、『SPORE』のゲームデザイナーであるクリス・ヘッカーさんも(一応)認めている部分があります。





上の動画は、どうやってエディット機能でクリーチャーを創造するのか、ハウ・トゥーを教えてくれます。そして下の動画はYouTubeで44.8万人に再生されている、子供を生産する幸せの黄色いチ○コ



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ワタシは、ゲームが人に働きかけるにあたり、リミットを押し上げようとする本能も大事なんじゃないかと思うんです。
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と、ヘッカーさん。とは言えカレは、ゲーマーによるチ○コのラクガキは......たとえば子供がする教科書のラクガキや、公衆便所の壁のラクガキより多いんじゃないと疑っているそうな。

また、ジェフ・フリーマンさんというゲーム・デザイナーは、このラクガキについて「タイム・トゥ・コック(チ○コのお時間)」という造語を生み出しました。これはプレイヤーが作り出すツールでチ○コを描くのにかかる時間の量を指します。コンマ何秒の世界だそうですが......。

フリーマンさんのフレーズは、表面上こうしたアクションを許されないような環境の中で、競うように素早くアソコの絵を完成させないとイケないという点を要約したのが、愉快でカンペキなトコロかと思われます。

チ○コのラクガキは驚くべきお下品な行動なだけでなく、独創性の一里塚とも解釈できるでしょう。

造語やスラングを紹介しているurban dictionaryでは、「タイム・トゥ・コック」についても掲載しています。これは90年代後半によく遊ばれたMMOの『ウルティマオンライン』にて確認されたと書かれています。それはゲーム内で捕獲した魚を、チ○コの形に並べて他人から注意を引こうとするプレイヤーがいたんだそうです。

これについて米Kotakuは、オフィスに立ち寄った『ウルティマ』のリード・クリエイターであるリチャード・ギャリオットさんに訊いてみたそうです。

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ワタシたちはいつも、人々に物事を自由にアレンジできる能力を与えているんですよ。他人が気付きやすいマーキングを作りたい人のためにね。

そういった印は、「オレ様がここに居たんだぜ」といったメッセージを残すだけではなく、目的を持って他人にショックを与えようとしていたり、侮辱しようとしています。もしもアナタが、目的を持って誰かを驚かせようとしたり、侮辱しようと思ったなら、サオタマの絵が一番カンタンで反応を受けやすいでしょう。


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ゲーム産業にいるヘッカーさんやその他の方々と同じように、ギャリオットさんもこの行為はゲーマー特有のも流れだとは考えていないようです。さらには、チ○コが常に人を驚かす目的で描かれてるワケではないとも考えています。特に発展途上の文化では、そうではありません。

人々の性癖が新世界で表現されたりしますと、一般的に男根をシンボルとしてカレらのテリトリーを表すのに使うそうです。それはゲームを超越しちゃってますよね。カレは、原始的なアートで描かれる槍の先端、巨乳の女性、男根といった美しき左右対称のもの3つを引き合いに出しました。

そしてカレと奥さんは、最近ブータンに旅行で訪れたのだそうです。長い年月、西洋の文化から隔離されていた国です。カレは現地の豊かな礼拝式を思い出し、「国中にこんなデコレーションが描かれているのが興味深いんですよ。」とこんな写真を見せてくださいました。


130430_Dick12まるで風神様のよう


130430_Dick13人々の家の玄関先はこんな感じ


130430_Dick14建物の横にはこんなペイントも...


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ダウンタウンの地域では、このように射精している男根があちこちに描かれています。誰もこれについて恥ずかしがったりしません。ワイセツな形状と考えられていないのです。これは明らかにゲームの世界を超越していますよね。
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トティーロ記者は、科学的な説明を見つけようとしていたワケですが、精神科医と心理学者に訊いた時の反応は......「良い質問ですね、これまでソレについての研究は見たことがありませんよ」だったそうです。

小説家のトム・ヒックマンさんによる著書『God's Doodle: The Life and Times of the Penis』(神のいたずら書き:ペニスの人生と時間)では、「ディック」や「コック」というスラングの成り立ちなど、多岐に渡る詳しい事柄が書いてあるものの、今回の執着に対しては説明が不足しています。

生体心理学者のナイジェル・バーバーさんは、「その答えを知っているか確かではありませんが、いくつか提案できる事はありますよ」というお返事を下さいました。

質問の答えへの助けになりそうな文章はこうです。

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衣服を着ない文化であったとしても、大体どこの社会でも男性器は覆い隠されています。裏を返しますと、生殖器を表示することは潜在的に無礼または侮辱的であります。
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では動物の王国ではどうでしょうか? リスザルやその他の生き物たちの中では、勃起したアレは攻撃性の意思表示なのだそうです。ドイツの動物習性学者、ウォルフガング・ウィックラー氏によりますと、マンドリルに至っては、がもう男性器そのものの形をしている、とおっしゃいます。それは人間の世界にも通じるのでしょうか? 

『Why is the Penis Shaped like That?』(なぜペニスはあんな形をしているのか?)の著者ジェシー・ベリングさんは、こうおっしゃいます。

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第一に、男性器グラフィティーのほとんどは、男性によって描かれていると考えられます。少女や成人女性がそのようなワイセツなラクガキをしているなんて想像もできません。

もしもフロイト派の意見を知りたい人がいるならば、それはきっと公共の場で許されないようなシンボルを解き放ち、抑圧した感情を取り除く浄化作用なのかもしれません。それは自己顕示癖ではあるものの、正確にその限りでもありません。


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心理学者のナンドー・ペルーシさんは、「ワタシの最初の直感からして、チ○コのジョークはいつまで経っても古臭くなりませんね。特に青年期の男性にとっては。」

ではどうして、そう古臭くならないのでしょうか? 

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霊長類の男性の思春期では、腕力か脳のステータスが育った後だけ、生殖器を見せようとします。

実際、生殖器は自分のテリトリーを守ろうとする他の男性霊長類から、侵略者に対して直接的に攻撃する場所です。なぜならペニスが男性の競争する部分だからなのです。人間もその他の霊長類も、高い地位にいることが交尾する相手へのアクセスとなるので、非常に競争の激しいコトなのです。

現代社会で、グラフィティーなどでチ○コのを描くことは、なかなか簡単に見過ごされる行為ではありません。ほとんどの男性は、進化学的な見地からして公共の場でそんなコトはしません。なぜなら捕まったり罰せられたりするからです。

普通であれば、男性器は覆い隠されています。そうでなければ人の目を気にしてしまいます。おそらく恥を知るコトは、人類の歴史上、厳罰やグループの結束が生死を分けるという、社会的な力学を受け入れるため進化せざるを得なかった結果ではないかと思われます。特に男性が自分の地位を確立するために。

なので通常、グラフィティーは匿名秘密裏になされます。チャレンジでもあり、身分への布告でもあるため、ほどんとの人は勃起したペニスに無関心ではいられません。

グラフィティーのほとんどは男性によるものです。思春期を迎えた男性は、新しく見つけた妄想に、取り憑かれたように気になってしょうがなくなるのです。地位に関わることであれば、文字通り自分のマークを残すのです。

男性は女性のために争ので、勃起したペニスは自信に満ち溢れた時だけ立つ旗でもあります。


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なるほど。それも正解のような気もしますね。

さて、ゲーマーたちがゲームの中にチ○コを描く中、ディベロッパー側はそんなコトしませんよね。おっぱいだったら、各種ゲームの中に登場したことは多々ありますが......意図されてディベロッパーがチ○コの表現をするなんて、ショッキングで珍しい現象だったりします。かつて『グランド・セフト・オート IV』であったそうですが。

それでも、誰もがゲーム内に描かれるチ○コの絵でオモシロ話を知ることができます。今回の話題を取材しはじめてから、トティーロ記者の同僚たちから、そういった最新ゲーム内の最新チ○コ絵のスクリーンショットが頻繁に送られてくるようになりました。しかもそれらは、未成年者たちの目に触れさせないよう責任を持った、ディベロッパーたちにもウケが良かったりしたのです。

ニンテンドーDS用お絵かきアクションである、子供向けゲームの『Drawn to Life』。この開発をしていたのが、5TH Cellでクリエイティヴ・ディレクターを務める、イェレミアー・スラツカさんです。カレから教えて貰ったストーリーは...。

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ワタシたちは『Drawn to Life』のプロモーションをしました。ニンテンドーDSで、ヒーローとなるキャラクターをお絵かきで作り、それを使ったFlashコンテストを行ったのです。

ワタシたちは、最後のゲーム用にプレイヤーが選んでも良いようにと、テンプレイトとしてコチラが用意したキャラを作っていたんです。でもこれはコンテストでしたので、応募者は何かを描いて、エントリー用紙に書き込んでワタシたちに送ってこなければいけません。

ですが1/3ほどの応募は、アートの域にまで高められたチ○コばかりが集まったのです。キャラクターを送ってくるには、募集要項を書き込む必要があります。きっとウソの情報を書いたのでしょうが、コンテストに勝てる見込みがないのを解っているにも関わらず、それでも送ってきたのです。大笑いしてからウィンドウを閉じましたね。


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チ○コの絵を描くことが、そんなに魅力的なのでしょうか? スラツカさんが導き出した定説によりますと...? 

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シンプルな形状なのですが、限界を押し広げようとトライしているんでしょうね。「やっちゃイケないのは知っているけれど、何からもヤメろと言われないからやっちゃうよ」という気持ちなのでしょう。

学校に通っていた子供の頃は、紙の上に描いていたものですが、オトナになるともうそんなコトしませんよね。だってソレをヤメろというルールが無いんですもの。ですがゲームの中であれば、ルールがあるんです。だからこそ、ゲーマーたちはそのルールを壊そうとするんですよね。


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なるほど。学術的な説明よりも、子供心に芽生えた反抗心からチ○コの絵を公共の場に描きたい! という衝動に駆られてしまうという仮説がシックリくる気がします。

さて、Kotaku JAPAN読者のみなさんは、ゲームの中でも外でも、チ○コの絵を描いたことがありますでしょうか? それとも日本の場合は『Dr.スランプ』に登場した、トグロ撒いたウ○コのほうがラクガキとして馴染み深いかもしれませんね。


Why Do People Love To Draw Dicks in Games? An Investigative Report. [Kotaku]

(岡本玄介)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2013/05/why_people_draw_dicks.html