マンガや小説の書き方に困っているあなたへ。コンセプトやアイデアを物語へと広げていく方法


良いアイディアはあるのに、そのアイディアを物語に展開させることが出来ない......。また、どうにか書き上げたとしても、読み返してみるとグダグダでメリハリがない。だから、折角アイディアがあっても、頭の中に止めているだけという人はいませんか? そういう人は、もしかしたら、物語の広め方の方法を知らないから上手くまとめられていないのかもしれません。

「そんなの知ってるよ、キャラクターを考えて、起承転結に沿って盛り上げていけば良いだけでしょ?」と言う方。どうやら、Kotaku姉妹ブログのio9によると、大切なのは起承転結だけでなく、主役選びや、ストーリーの展開に抗うメインキャラクターのアジェンダ作り、メソッド・アクティング等にも気をつけた方が良いみたいです。

そこで今回は、そんな「コンセプトやアイディアを物語にする方法」をご紹介します。では、以下から詳細をどうぞ。 
 


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大前提として、あなたはすばらしい構想を持っているとします。既にある程度の話の流れ、各種イベントの伏線やクライマックス、その解決策も考えました。しかし、それだけでは読者を魅了する物語とは言えません。イベントを並べ立てただけです。

まず、構想を物語に広げる第一歩として、登場人物の中から主役を選びましょう。主役はハンサムで身体能力にも優れていて、正義感が強く慈愛にあふれている必要はありません。では、どんなタイプのキャラクターを主役にするべきなのでしょうか? io9のアドバイスは以下の通りです。

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時として、主役となる人物は、活力にあふれるヒーロータイプに限りません。(中略)複数いるメインキャラクターの中から最良の主役を見つける為に、何人かのキャラクターを主役にしたストーリーを数本書いてみて、その結果、誰を起用すれば1番グッと来る展開に持っていけるのかを見極める必要もあるかもしれません。

自分のアイデンティティを追求しているキャラクターの方が、既に完成されているキャラクターよりも魅力的な場合があります。また、世界平和だけを考えているキャラクターよりも、個人的に何かを抱えているキャラクターの方が面白みがあります。


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また、主人公とは「ストーリーを進ませる上で、決断をしていく人物であり、それらの決断を別の人物がしているのであれば、間違った人物を主人公に選んでいる可能性がある」とも書いています。

次に、あなたのメインキャラクターの計画が、物語にどんな影響を与えるのかを考えましょう。

メインキャラクターには人格や目的、計画があるはずです。そんなキャラクターが、あなたの考えたゴールに向かって都合良くすんなりと行動してくれたら、物語は退屈になってしまうのではないでしょうか? そこで、メインキャラクターの計画や目的を考える必要があります。

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メインキャラクターの求めるものは何でしょうか? それは、必ずしも物語の流れに相反するものでなくとも構いません。しかし、少し外れる、もしくは平行するようなものが良いでしょう。

毎回のように、プロットが主人公達を特定の方向に押しやると、主人公達が向かいたいゴールから遠ざけることになるかもしれません。しかし、川の流れに逆らって必死に泳ぐスイマーよろしく、キャラクター達が自分たちの求めるゴールにたどり着こうと必死になれば、そこからエネルギーが発生するかもしれないのです。


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あなたの物語は、ある程度の形になってきています。では、読者の感情を揺さぶることを考えてみましょう。

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良いライターが良いアクターとは限りません。本当に優秀なライターは、しばしばストーリーの中にアクティングを入れることが出来ます。その為にも、あなたはメソッド・アクティングをする必要があるでしょう。

(中略)

良いライターは、個人の感情を表現することに長けています。その感情は、ライターが実際に経験したものでなくてもかまいません。しかし、書き手であるあなたの琴線に触れるようなものである必要があります。


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では、どうすれば自分の琴線に触れる内容を考えつくのでしょうか?

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何があなたを恐怖させるのか、喜ばせるのか、また困惑させるのか、涙を流させるのかを考えてみましょう。PCや原稿用紙の見えない所にいって、自分の心に突き刺さった事柄を思い出したり、あなたの頭の中でキャラクター同士に奇妙な会話をさせてみるのもいいでしょう。もしくは、夜中にふと思いついた一文からシーンが広がることもあるかもしれません。


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また、物語を書く上で必須では無いにしろ、テーマを考えるのも良いようです。

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物語のテーマは何ですか? これはメインアイディアほど重要では無いかもしれません。しかし、サバイバルや忠誠、友情、もしくは命の大切さなどのテーマを伝えられる可能性があります。必ずしも、「これがテーマだ!」と決める必要はありませんが、テーマがあれば、キャラクターや主要イベントに影響させることが出来るかもしれません。


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いかがだったでしょうか。これを参考に、あなたの頭の中に眠る素晴らしいアイディアを物語にしてみませんか?


[via io9

(中川真知子)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2013/05/concept_idea.html