でも、そんな苦しみから開放されるどころか、むしろ遊びながら学べるカードゲームがあったのです。 しかもこれを作ったのは小学六年生の男の子! もひとつおまけに、この少年、考えついたカードゲームを元に会社設立して社長っていう立場(法律上、16歳まで代表権は持てないので代表取締役はパパになります)。【動画はコチラ】
当時、友達が作っていた神経衰弱のようなカードゲームに感動し、「"戦う"とかじゃなくて、友達と遊べるカードゲームを自分も作ってみたい」と発起、パソコンで自作してしまったそう。 ルールは簡単で、要するに"カードの取り合い"。 勝敗については、より多くのカードを手に入れたほうが勝ちで、カードを得るには、原子カード同士を組み合わせ、つまり"化学結合"させる事でカードをゲットできます。当然、より複雑な分子を作ったほうが、勝つ可能性も上がりますし、多くのカードをまとめてゲットできるので、どれだけ相手より原子カードの多い分子を作り上げられるかがキモ。
また、相手の化学結合を阻害する「希ガスの鎧」といったテクニカルなカードなども用意されていて、戦略も本格的。 そして、この時点で「もうついていけないです...」という方々に嬉しいお知らせです。『CHEMISTRY QUEST』は初級版、中級版、上級版が用意されていて、まずは四つの原子(H、O、C、N)を組み合わせて24種類の分子を作る"初級版"がオススメです。
米山クンが語っているように、元素記号は万国共通、きっと海外でも楽しんでもらえるカードゲームになりそうですね。 これを機会に皆さんの脳内で長年停止していた「水兵リーベ」の、その先も覚えてみませんか。
[ケミストリー・クエスト株式会社](ほりうっさん)