フィクションの常識、ぼくらの非常識。 SF感溢れる技術、3Dプリンターについてのびっくりなニュースです。PayPalの創業者Peter Thie(ピーター・シール)さんが運営する慈善財団は、3Dプリンター技術を用いて合成肉を作り出すための計画に25万ドルの投資をすると発表しました。 この計画をすすめている団体Modern Meadowは、食用肉の製造に向けての短期目標として1インチの肉の棒を作ることを目指しているとのこと。というか、3Dプリンターで食べ物なんて作れるの? 実は似たような試みは既に行われているんです。詳細は以下より。
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3Dプリンターで臓器を印刷する、というのがそれです。臓器の不足が年々深刻化している再生医療界ですが、この試みが上手くいけばとてもセンセーショナルなことでしょう。そして、臓器が印刷できるなら食用肉もイケる! という理屈もわからないでもないのが所感です。臓器のほうが複雑そうですものね。 3Dプリンター技術を評価する事例としてもう1つ。アメリカ軍の小口径自動小銃M16のオリジナルモデルを、3Dプリンターを使って作成したというニュースです。プラスチック樹脂を使って各パーツを印刷し組み合わせ、実際に200発の弾丸を発射できたとのこと。銃の輸入もデータで行われる時代がくるかもしれません。 現在、3Dプリンターの主な用途はアクリル系樹脂、石膏粉末、ABS樹脂などを用いたモックアップの作成や加工といった無機物のプロダクト作成。無機物だけでなく有機物や細胞を用いた印刷が本格的に可能になったら、人類史に残る革新だと個人的には思います。グーテンベルクが活版印刷を発明したように。 もし合成肉の印刷が実現したなら、様々な変化が起きることでしょう。3Dプリンターのある家庭では、ボタン一つでステーキが印刷されるなんてことも夢ではないかも。フィクションの文化を射程内に収めつつあるね、現代は。
3Dプリンターによって合成肉を作るプロジェクトが発足!!PayPal(ペイパル)の創業者ピーター・シールが出資!! [コモンポスト] (ヤマダユウス型)
コメント
コメントを書くTEDの動画見たけど機能面でも問題ないのか、すごいな。普及の鍵となるのがコスト面だと思うけど、家でプリントできたとしても、店で買ったほうが安いだろうなw臓器や希少価値の高いものが、利用価値あるかな。
それとこの技術使えば、距離というものがなくなって、あの有名店の食べ物が自宅ですぐに食べられるとかありそうだねw